賽は投げられた

ぽんぽんは、今日、明日と、一番大事な試験が続く。
「今日はデッサン、明日は油」
「ほうほう」
もう何も言えないので、ただ聞くのみ。そして祈るのみ。
昨日から、本人より、私の方が微秒に緊張していて、夜もこまめに起きたりしてた。
いや、私が受験するわけじゃないからね？

「センターの時に、先生（＠世界史）が、『チャイムの音が、賽は投げられたって聞こえたら勝ち。ルビコン川を渡れ』って言ってた」
「わはは。で、聞こえた？」
「うん、わりと」
「今日も無事に川を渡れるといいねえ」
「そうだねえ」

信じられないくらい大きな荷物を抱えて、６時半に家を出た。

武運を祈る。

祝・おばあちゃん米寿

母の誕生日、ついに米寿。
うん、これは軽くクリアだと思った。ありがたいことだ。

「令和２年.2.2で、２並びだね」
と、デイケアの皆さんに言われたそうだが、その時、歳がバレたらしい。
「みんなが、『私より年下だと思ってた！』って言うのよー」
と、ドヤ顔。

ぽんぽんが、白い薔薇の花を買ってきた。
「花屋で、一番綺麗だった」
「まあ〜」
おばあちゃんは嬉しそう。

でも最近、少し動きも反応も鈍くなってきてるかな、と、ちょっと心配になる。
年相応なんだろうから、あんまりやいやい言っても仕方ないんだけど、できるだけ長く、かっこいいおばあちゃんでいて欲しい。

とか言いながら、最近、スマホを使いこなし始めたおばあちゃん。
時々二階にいる私にラインをくれるw
晩酌も欠かさない。

お祝いしたいとこだけど、ぽんぽんの大学受験が佳境なので、一段落するまでちょっとお預け。

これからも元気でね。