私大に落ちてガッカリなぽんぽん。
「うん、まあ、いいんだ。あの絵はグダグダだったと思う。なんかこう、迷ってきちゃって」
「そうかあ。先生も言ってたけど、なんか波ってあるんだね」
「迷うってことが枚数不足ってことなんだけど。
でもさ、今日、国立向けに描いた絵を予備校ですごーく褒められてさ」
「あら、よかったじゃないのさ」
「なんなの?なんでもう、一からやり直そうって思ってる時に、変な期待を持たせるわけ?
だいたい、私以外はみんな私大、どこかしら受かってるらしくて、って、あれ?」
ぽんぽん、ふと宙を見据えて、
「もしかして、忖度……?」
「いや、それはない……(と思いたい)」
「うん、まあ、いいんだ。あの絵はグダグダだったと思う。なんかこう、迷ってきちゃって」
「そうかあ。先生も言ってたけど、なんか波ってあるんだね」
「迷うってことが枚数不足ってことなんだけど。
でもさ、今日、国立向けに描いた絵を予備校ですごーく褒められてさ」
「あら、よかったじゃないのさ」
「なんなの?なんでもう、一からやり直そうって思ってる時に、変な期待を持たせるわけ?
だいたい、私以外はみんな私大、どこかしら受かってるらしくて、って、あれ?」
ぽんぽん、ふと宙を見据えて、
「もしかして、忖度……?」
「いや、それはない……(と思いたい)」