足跡の記憶

あちらこちらで残した足跡の日記 
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鬼がゴールの大江山

2012年02月13日 | テレマーク

鬼の故郷大江山にテレマーク仲間と行って来た。 遠くは岡山笠岡からの2人を加えて13人のツアー。 雪の降る中、超ローカルな大江山スキー場を10時前に出発。  ゴールは瓦でできた、鬼のモニュメント 鬼の博物館。 09:50 スキー場出発。 15:57 鬼の博物館着。約6時間の旅。

 

スキー場には一人乗りのリフトが3つ。 1回300円弱なり。 雪の中をゴトゴトとリフトトップへ。 その後、航空レーダーへと向かう林道をワシワシ進む。

残念なことに UFO並みのでっかいレーダーの写真を撮り損ねたが、レーダー横の風裏でしばし休息。 ここから、鍋塚山頂へ向かう。 歩くと熱い、とまると寒い。  脱いだり、着たりとかなり忙しい。

今年は雪が多い。 結構高めのところに表示がしてある自然道の標識が半分雪の中。 「ここに地図があったんですけどねぇ!」とジモッチが。 わかりづらくなって、道標の役にはたたんず。

 

真っ白けの視界の悪い中を掻き分け、鍋塚山頂に到着。 ジモッチによると、塚と言う言葉は墓の意味があるので、人の名前には敬遠されるらしい。 確かに、そうかもしれない。 塚本さんは、お墓の本家? 大塚さんは大きいお墓? 原塚さんは、草原のお墓? なんぞと考えるとこれもまたすごい。 鍋塚は お鍋のお墓??

木には雪がへばりついている。 丁寧に細工したようでとても美しい。

美しい何ぞといって、山の中をガシガシすべり、中腹の植林域に入っていくと、沢がたくさん出てきた。 本来の道、林道に滑り込むためには、沢を超える必要があった。 雪のブリッジを恐る恐る渡る。  心のなかでは誰もが、楽しいハプニングを期待していたかどうかは別として。 細板を器用にまわしこみ、細いブリッジを渡る仲間。

 

さて、問題はその次のブリッジ。 ブリッジの前には狭いスペースしかない。 落ち込みの斜面をあせりすぎて転がって落ちてくる仲間の前で、恐る恐る板をまわしこむ。 彼女はその後 無事通過。 狭いスペースで板をまわすために、板を雪に差込み果敢にジャンプ。 「ふむふむ、あれがコツね。」と順番を待つ。 彼も無事通過。 おめでとう!  かく言う私は、板を回しきらずに突入し、しっかりブリッジの真ん中でべたゴケ。 「大丈夫か?」の言葉に思わず「駄目!」 助け出されて、ホフク前進で、雪のブリッジから脱出。 死ぬかと思った。

雪のブリッジから生還した後は、ゆるい林道を楽しく快走。 林道歩きも楽しい。 林道を下りきったところでは、愛嬌のある赤鬼と青鬼が宴会をしていた。 作者はきっと酒好きだ。  友人によると、鬼は 「難破して漂着したロシア人が山の中に隠れてた言う説もある」との事。 たしかに、 こんな大統領が 昔ロシアにはいたなぁ。

 

車をデポした鬼の博物館には、日本全国の瓦職人がパーツパーツを担当してできた大きな鬼のモニュメントがある。 瓦職人の名前の産地が彫ってある。  一緒に作成したわけではないのに、パーツを組み合わせてできた鬼は、素材と焼き方の違いがあっても、妙な一体感がある。 職人技が光る。   最後は、博物館のとなりの公共の施設で 腹ごしらえをして、出発時点に戻り解散。    

今回は、視界の悪い中、ジモッチの土地勘と、スマフォのGPSと、地形図と、3つのデータソースで無事下山。 同じ山でも雪の多いときと少ないときでは景色が違い、また訪れたい気持ちの良い山歩きでした。

 

 

 


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