菊花賞（2016）最終結論。

　
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【本命馬】01カフジプリンス

　昔の嵐山Sような条件戦はなく、3000mの菊花賞は出走全馬にとって未知の距離を経験させる。ただ、そうは言ってもTRの神戸新聞杯がそうであるように2400mもしくは札幌あたりの2600mの経験馬はいるので、実質残り400m～600m地点あたりから未知となり、おおむね4角前後の勝負どころと重なってゆく。勝負どころとは騎手の合図で馬がどれだけの反応を示すことができるかどうかの騎手の持っているイメージの現実化のタイミングに他ならない。昨今の長丁場では、隊列の動きの激しさが俄然増してきて前半の折り合いがどれだけスムーズにコントロールできるかどうかの問題が顕著になってきている。そこにはかつてのデルタブルースのような、結果スタミナだけの化け物だったというような現象はまれで、3200mの春の天皇賞で言えばヒルノダムールのような、またはマイネルキッツのような、昨年の菊花賞でいえばキタサンブラックがそうだったように終始不動の姿勢を貫くことでスタミナの消耗を軽減させ、ほぼ自動的に直線焙りだされるのを待つスタンスを保持していけるような静観の刺客を探すことが重要となってくる。その刺客にカフジプリンスを指名したのは1枠というまたとない幸運を得たのも大きく、さらに岩田騎手が7，8番手くらいで内埒沿い3分間ほど待っていれば直線は馬群がばらけて前走の神戸新聞杯のような中団内目で行き場を失うアクシデントも起こらないはずだ。皐月賞馬ディーマジェスティは血筋の良さからは外せないだろうし、ジュンヴァルカンの前走の勝ちっぷりの良さに期待をしつつ、母系に見どころがあるレッドエルディストの堅実性をここでも讃えよう。

◎01カフジプリンス
○06ディーマジェスティ
▲17ジュンヴァルカン
△03サトノダイヤモンド
△07レッドエルディスト

【買い目】
単勝01
複勝01
3連単軸1頭1着流し
01→03,06,07,17
3連単軸1頭2着流し
01→03,06,07,17

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