G1の裏でも

日曜出走
阪神3R　3歳未勝利　ロードブライト　松田騎手　期待度：△
昨年の春先までは非常に順調に調教されていて早期の始動も可能という雰囲気でしたが、
その後は、この血統特有の体質の弱さがチラホラ。大きな怪我等、明確な頓挫はなかった
ものの、移動のタイミング等で都度、停滞期間があり、ここまで時間が掛かることに…。
直近の追い切りでは時計はそこそこ出ていて水準級の能力はあるのかな？という印象ですが
500キロオーバーは確実な大型馬の初戦になりますし、経験馬相手では楽ではない条件です。
気性面の難しさにも言及されていて課題は山積みですが、時期を考えると時間を掛けて良化を
促す…と言っている余裕もないので、何とか頑張って貰いたい。


阪神11R　アンタレスS　バーデンヴァイラー　幸騎手　期待度：○
3連勝でOP勝ちを決めて、いよいよ重賞挑戦。皐月賞の裏になりますが、メンバーはメインを
張っても良いのでは？と思わせる豪華なもの。バーデンヴァイラーも連勝中ですが、同世代で
ダート5戦5勝のグロリアムンディ。実績陣の筆頭は59キロを背負うと言ってもG1、5勝でこの
路線、文句なしのトップクラスであるオメガパヒューム。他にもオーヴェルニュやウェスター
リンド等、本来、ダートG3なら主力になりそうな馬も複数。初の重賞挑戦から厳しいところを
選んだなと思いますが、勢いでどこまで戦えるかですね。年末の2戦については好内容だったと
思いますが、前走はOPとしては、かなり恵まれた構成の上に、スローで逃げることが出来たのが
大きく、時計面での不安が残ります。レースはノーステッキではありましたが、最後は詰められた
上に、1コーナーでは止まっていて、余力があったのかは微妙ですし。条件戦時代から時計面は
OPクラスでも通用すると思っていましたが、今回はそこからもうワンランク上が求められることに
なるでしょうから、対応が出来るかどうか…。未知の魅力込みで人気になりそうですが、時計面を
考えると大きく崩れる可能性もあり得るだけに、不安もあり。勿論、ここを突破出来れば、大きい
ところを狙える立場になるので、期待も大きいです。G1裏で騎手の選択肢が少ない中で騎乗経験
ありの、幸騎手はベスト解ではないかな。阪神ダートなら頼りになるし、乗り替わり中心の構成で、
それは強みかと。


　ここ最近の出走ラッシュの反動か、今週は2頭の出走。とはいえ、バーデンヴァイラーは不安な
要素もあるとはいえ、重賞でも人気になりそうなので、期待感は十分です。先週は桜花賞で人気を
裏切る悔しい結果になってしまったので、今週は…となりたい。