夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

災害復旧作業が始まっています。

2011-03-19 21:51:12 | 日記・エッセイ・コラム

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富士宮市役所の駐車場花壇にて笑顔の孫。

今日は、孫の生活発表会でした。子供たちの屈託の無い笑顔に癒やされます。

両親は、今日も、富士山の湧水のミネラルウォーターの工場で、朝早くから、夜遅くまで、働いています。

お嫁さんは、前回は、出産の為に生活発表会を、見ることが出来ませんでしたので、今年はとても楽しみにしていましたけれども、水の増産の為に、欠席しました。

おかげで、私たち夫婦が今年もまた、見学です。

災害もなんのその、子供たちは、元気いっぱいでした。座布団が、防災頭巾というのが、静岡県の特徴でしょうか?

孫が通う保育園は、富士宮市役所に隣接しています。

災害時には、緊急避難所に指定されているようです。

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道路、お墓、神社の灯籠など至る所に被害が出ています。

村山浅間神社の灯籠も倒れています。

屋根瓦の破損は軒並みという感じです。写真は全部私の住んでいる町内のお宅です。

富士山の前に映っている大きな牧場の自宅の屋根瓦も崩壊しています。

青いビニールシートの被っている家は、みんな被害を受けています。

まだビニールシートを被せてない家もあります。

道路脇の崩壊は、ほとんど手付かずです。

道路に亀裂の入っている所もありましたけれども、写真どころではありませんでした。

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町内でも何十軒の家に被害が出ていました。

早い家は、もう復旧作業が進んでいました。

我が家にも、市役所から、ビニールシートが届きました。

隣家の瓦屋根が落下して、倉庫に落ちていましたので、とても助かります。

自動車、レンタルのシニアカー、販売用のミネラルウォーターなどに被害が無いようにとさっそく取り付けました。


計画停電中に考えたこと

2011-03-18 22:54:35 | 日記・エッセイ・コラム

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未曽有の災害のために、東電管内の住民は、計画停電と言う、今まで聞いたことも、経験したことも無い経験をしている。

幼子二人を保育園に預けて働いている、私の長男の中国人のお嫁さんは、甘える実家も近くに無くて、本当に大変な様です。

午後5時半まで会社で働いて、二人の子供を別々の保育所に迎えに行き、夕方、6時半頃には、停電。

いつ子供たちの夕食の支度をしたり、お風呂に入れたりするのだろうか?

パンと温泉卵、即席麺、乳製品や、レタス、キャベツ、りんご、チョコレートなどを持たせると、感謝しながら、あわただしく、帰って行く。

私は、身体が不自由になり、助けてあげることも出来ない。自分一人では、危険で、入浴も出来ない。人の世話にならないようにするのが、一番。

息子たちは、地震後、ミネラルウォーターの注文が増えて、不眠不休で働いているらしい。

真っ暗闇の中で、三歳と一歳の孫たちはどんなふうに過ごしているのだろうか?

寒さ対策に、布団に入って、湯たんぽを抱きしめながら、静かな時と、真っ暗闇の空間を受け入れる。通り過ぎる車の音もせずに、消防団の注意を促す放送だけが、遠くに聞こえる。

静けさと、暗さ。

この当たり前の豊かな空間を私たちは、犠牲にして、間違った便利な生活を追求して来たのではないでしょうか?

コンビニエンスストアが、初めて出来た時、朝7時~夜11時そんなに遅くまで、営業するのかとビックリしたのを覚えています。

それが、便利な店と言う、コンビニエンスストアの使命なのでしょう。

今では、ほとんどのコンビニエンスストアが、24時間営業していますね。

本当にそんなに長い時間営業する必要があるのでしょうか?

ただ人間の便利さのために。

夫は、自動販売機の電気が、無駄ではないかと言っていました。

いつ誰が買うかわからないのに、いつでも暖めたり、冷たくしたりして飲み物を用意して置く。

考えてみれば、便利さの追求の上の最大の電気の無駄遣いです!

富士山の二合目にも、自動販売機がありますよ。

昔と言っても、わずか50年前の、私が子供だった頃ですけれども、私の実家では、夜は、午後9時には、消灯していました。

電気代の節約のためです。

『宵っ張りの朝寝坊』と言って、夜更かしは、悪のように言われていました。

『早起きは三文の得』で、朝は早かったです!

50ヘルツと60ヘルツの違いの解消。

富士市は、富士川を挟んで、東京電力と中部電力二つの電力会社。二つのヘルツの珍しい市です。

今回の地震の教訓をもとに、ぜひ一本に統一して、いつでも、融通出来るようにして欲しいと思います。

     介護保険を、市町村単位でなく、全国単位で利用出来るようにして欲しいと思います。

そうすれば、お年寄りも、遠く離れて暮らしている子供の家に行き易いのです。

寒い冬の間だけでも、暖かい地方に行って、雪かきをしないでのんびり過ごして欲しいと思います。

複数の子供の家を順番に回って、陽気が良くなったら、地元に帰ると言うのもありだと思います。

長男のお嫁さんだけが大変な思いをするのはおかしいと思います。

色々な問題点があると思います。けれども、今は、折角救助されたお年寄りを、避難所で、みすみす凍死させたり、衰弱させたりしている場合ではないと思うのです。


地震の被害が深刻です

2011-03-17 21:53:59 | 日記・エッセイ・コラム

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我が家の隣家の屋根瓦が落下していました。屋根全体が浮き上がっています。ヘルパーさんが驚いていました。

向かいの家も、屋根瓦が崩れています。落ちないのが、不思議なくらいです。みんな口を揃えて、『今までで一番酷い被害』と言います。

屋根瓦は『今度余震が来たら、崩れ落ちるのでは』と言っています。

町内にも、もっと酷い家もいっぱいあるそうですけれども、私は、危険なので、家からはほとんど出ません。私の行動範囲10メートルで、この状況です。

崖崩れや、墓石が倒れた所も多いそうです。

この辺りのお墓は、屋敷墓が多いです。夜だったので、人に被害が無くて良かったです。

今日、市役所の方が、町内の被害状況を見に来てくれました。我が家の壁の亀裂が安全かどうかは、プロに見て頂かないとわからないと言っていました。見た目と安全とは大違いのようです。

ケアマネさんも訪問してくださいました。一人でいると人が見守っていてくれるのがわかるだけで、本当に安心しますね

夫や、息子たちは朝早くから、夜遅くまで、対応に追われています。

計画停電が、計画的でないので、人のやりくりにとても困っています。

明日は、なんと夕方6時から、10時まで計画停電だそうです。

こんなに被害が出ているのに、余震が来た時に、停電だったら、落下した瓦を避けることも出来ないで、一瞬にして二次災害が起きるのではないのかと危惧されます。停電中は、街灯も点かないで本当に真っ暗闇なのです。

どの家の瓦屋根もみんな被害を受けているのです。

東電の計画停電担当者に、この被害状況を見て頂きたいと思います。

昼間はともかく、夜停電にするのは、本当に危険だと思います。

余震が起きても、何にも身を守る術がありません。

今日もまた沖縄から、名古屋まで、お見舞いのお電話を頂きました。

本当にありがとうございます。

この場をお借りして、お礼を申し上げます。


静岡県でも震度6強の地震がありました

2011-03-16 19:48:48 | 日記・エッセイ・コラム

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震度6強の地震の爪跡

この度の地震について、お見舞いや、メール、電話などを頂きまして、ありがとうございます。

自宅は、大した被害はないかと思っていましたけれども、一晩中、震度3ほどの余震が何度も起きて、まんじりともせずに、夜明けを迎えました。

朝、壁を見てビックリしました。壁紙に縦、横に亀裂が入っています。

我が家は、鉄骨の家です。

縦揺れ、横揺れに構造体が動いて、壁が、きしんだようです。

食器棚の中の食器をはじめ、本箱の中の本やアルバムなども、なんともありませんでした。

近所の家々には、瓦屋根に被害が出ていました。

幼なじみが、沼津市から来て、来る途中も家々の瓦屋根が落ちたりして、沼津市よりも富士市の方が、被害が酷いと言っていました。

病院に行くと、みなさん、家の中がメチャメチャになってしまったと口々に自宅や、見て来た被害について、話していました。

私は、昨夜の疲れと、薬の影響で、夕方三時位から眠りこけていました。

先ほど夫の買って来てくれた干瓢巻きで、夕食を済ませました。

水も出たので午後ヘルパーさんに洗髪して頂きました。

今日は計画停電しないので、灯りが点いて安心です。

11日地震直後から、ほとんど毎日停電しています。

富士宮市では、地震直後の停電中トイレに行こうとして、ローソクの火がカーテンに燃え移って、自宅が全焼したお宅があります。

皆様も火の取り扱いには、十分ご注意下さいませ。

人間の営みを見つめて、富士山は今日も美しい姿を見せていました。

杏の花も満開です。

この薄紅色の花が咲く頃私はいつも齢を重ねます。

夫をはじめ、主治医の先生、病院の送迎の運転手さん、事務員さん、ヘルパーさんいつも色々な方のお世話になって、生きています。

泣いてばかりいる一年でした。

出来ないのですけれども、今回の地震で亡くなった、東北の元気一杯の若者と変わってあげたかったと思います。


検査入院中に震度6

2011-03-16 00:16:10 | インポート

静岡県東部で震度6強の地震が発生しました。

たまたま夢見るタンポポおばさんは、富士宮市内の病院に検査入院中!!私も付添で一緒に泊っていました。

二人とも無事です。

院長先生が病室に駆けつけてくれて、安全を確認して、検査具を外してくれました。

外に出ると、サイレンの音がけたたましく鳴り響いていました。

帰宅途中の道路には、大勢の人が外に飛び出していました。また路肩から落下した石が通行の障害になっていました。(警察に連絡済)

自宅は、神棚の具足が落下した程度で被害は出ていません。

現在、電気、電話は通じていますが、断水中です。(昼間は計画停電でしたが、電気が点いているので安心です。)

取り急ぎ速報です。