夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

お盆に考えること

2018-08-14 21:33:08 | 日記・エッセイ・コラム

                   お盆

  お盆になると

毎年故郷や行楽地への帰省ラッシュの渋滞や公共交通機関の混雑が報道される。

盆と正月

お盆は、先祖供養、亡き人々の魂を慰めると言うのが目的で、主役は故人。

新しい年(神様)を家族揃って迎える正月とは違う。

が、普段中々会う機会が無い家族が揃って過ごす機会と言う点では同じなので、

『盆と正月が一緒に来た』状態で、

故郷へ帰省ラッシュが繰り返されるのでしょう。

 猛暑の中、移動している皆様ご苦労様。

乗っかって行く家族たちも、暑さの中大変です…

運転手さんもヘトヘト。

赤ちゃんも口には出せないけれどもお疲れ様。

お母さんも自分の実家じゃ無いと、かなり気疲れ。

 

     帰省はする方も受け入れる方も大変です!!

 喜んでいるのは、近年登場した

『おぼんだま』なるお小遣いを貰える子供たちや、

久しぶりに孫に逢える

『経済力と体力に余裕の有るじいじとばあば!

今住んでいる家に、帰省した家族たちが、

安心してゆっくり過ごせる部屋や環境が整っている場合だけ!!

 

  盆正月に、夫の兄弟姉妹の家族を始め、伯母や叔母叔父、更には従兄弟たち等、大人数を

受け入れる方のお嫁さんはとても大変です。

 私の実家も旧家でしたので、夏休みは農作業の他に、お客様の接待で忙しくて、母の手伝いをしていた私も、

子供心に、正直みんなが帰るとホッとしました!!

  (私の母が自分と同じような苦労をさせたく無いと、何も無い次男坊の夫に私を嫁がせたのも、

たまにはゆっくり休める娘の家が欲しかったからのようです。が盆休みにも一度もゆっくり休むこと無く現役の農婦のまま

67才で鬼籍に入りました。)

 

家の内外の準備も、布団等の後片付けもみんな大変。

食事の支度と片付けの手伝いが日課の大半を占めて、

盆休みどころではありません。

 今は、外食も気楽に出来るようになったので、少しは楽になっていると良いのですが…

 

 

 

 帰省は、相続への営業活動

とか

親を都会に呼んで親孝行すれば良いとか

お盆や墓参り、先祖の墓守りをどういう風に解釈しているのか

           帰る家の無い私たち夫婦

私たち夫婦も、お互いの実家に帰ると、姑や義兄、嫂たちに

奉公人以下の扱いを受けて来ました。

が、夫を産んで育ててくれた親です…

親が住んでいるから、帰る家が有ると思って帰っていました。

がお互いの両親が亡くなり代も変わったので、

お墓参りは欠かしませんが、所謂帰省は全くしていません。

 

 

    素朴な疑問

亡くなった人々は、もう跡形も無くなった家に帰って来れるのでしょうか?

見たことも無い知らない土地の我が家にも訪ねて来てくれるのでしょうか?

 私の亡き両親の霊は何処に行って安心して、のんびりと過ごしているのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿