QEDシリーズ第9作(Audible版としては5/8巻)
お盆休みをとって岡山を訪れた棚旗姉妹と小松崎。
そこで遭遇した田舎町名家内で起こった連続殺人事件と
吉備津彦(桃太郎のモデル)、温羅(鬼)が築いたとされる鬼ノ城の謎に迫りつつ、遅れて登場した探偵役の桑原が現状確認はそこそこに、あっという間に謎を解いてしまうという展開。
クワバラタタルがなかなか登場しなくてじれったく感じてしまったりもするが
いつもなら桑原が語るはずの種々の蘊蓄をナナの妹サオリやその他サブキャラがいつもよりも饒舌に語る。
今回特古代の謎は7世紀~13世紀くらいに発生した数々の征服戦争の結果が御伽草子として後世に伝わった・・的なものである。
この本を聞き終わってから日本史を古代から聞き直してるんだけど、近しい状況も結構あるんだなと思ったりしてしまう。
実に面白い。
最終盤に遅れて出てきたタタルが、またも頼まれてもないのに聴衆に呆れられつつ饒舌にうんちくを語って聞かせ続け、気づいたら犯人判明。
Q,E,D 証明終了
このいつものノリ、やっぱ好きです。