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日本のタバコ規制が進まないのは財務省、JT、悪法・たばこ事業法の三悪が元凶です。

神奈川県受動喫煙防止条例が成立

2009-03-24 22:01:36 | タバコのニュース(禁煙環境)
こんばんわ。
神奈川県の条例、条例の正式の発表から約1年、名前も含め色々と後退はしたもののやっと成立されました。
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 県の公共的施設受動喫煙防止条例案が修正の上、二十四日の県議会本会議で可決、成立した。当初目指した全面禁煙からは大幅に後退したが、屋内での喫煙を規制する条例の制定は全国初。学校などでの違反に対する罰則は二〇一〇年四月の施行時から適用。飲食店などへの罰則適用は修正により一一年からに延期された。松沢成文知事は「先進的条例が神奈川から成立したことは大きな意義がある。全国に広げていきたい」と表明した。

 採決では、修正案を提出した自民党、公明党、県政会、民主党の四会派に加え、共産党や神奈川ネットなども賛成。反対に回った市民の党の長谷川久美子氏は「(修正などにより)健康増進法では不十分としてきた知事側の論理が覆った。意味のない条例に賛成できない」と述べた。

2009年3月24日 カナロコより
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神奈川で受動喫煙防止条例が成立 内容は後退、効果に疑問も

 神奈川県の松沢成文知事が提案し、県議会の委員会で一部施設への罰則適用を猶予する修正を加えた受動喫煙防止条例案が24日、県議会本会議で可決、成立した。民間施設も対象に喫煙を制限する条例は全国で初めて。施行は来年4月から。

 条例は飲食店も含めた公共的な施設に禁煙や分煙を義務付け、努力目標を定めた健康増進法よりも一歩踏み込んだ内容。だが、施設の種類や規模に応じて分煙を認めたり、規制対象外の施設を増やしたりしており、効果を疑問視する声もある。

 松沢知事は昨年4月、飲食店やパチンコ店、旅館なども含めて全面禁煙にする方針を発表。しかしその後の関係業界や県議会の反発を受けて内容が大幅に後退。2月県議会の厚生常任委員会で、規制の対象外をさらに拡大して一部施設の罰則適用を1年間猶予する修正案が可決された。

2009年3月24日 47News(共同通信)より
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 後退に後退を重ね、当初の禁煙条例に比べてかなり緩い内容になってしまいました。。。それでも全く進んでないとは言えず、FCTC第8条ガイドライン期限(2010年2月末)を超えてしまいますが罰則が適用される事になるなど現行の健康増進法よりも進んだ内容にはなっているとは思います。それに何よりテレビ局も含めたマスコミ各社が大きく報じたことで国民の受動喫煙に対する認識が深まったのではないかと思います。やはり喫煙者、非喫煙者ともに国民の意識が高まったことは非常に大きいものではないでしょうか。

 あとはこれを受け他の自治体でも同様の、いやそれ以上の条例を作成してほしいです。でも本当にこういった法律を作るのは国なのです。国民の多くがタバコの煙を嫌がるようになってきました。国民の声に応えるのが真の政治家ではないでしょうか?


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でわでわm(_ _)m。


 

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2 コメント

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これから一気に禁煙環境が広がればいいのですが。 (tankobu_x)
2009-03-24 23:23:54
しんきちさん、コメントどうもです。

この条例は数年前から私も非常に期待していたので正直ものすごくがっかりしているのですが、可決されて一応はホッとしています(ちょっと気落ちしていますが、否決されなかっただけタバコ税増税ほど気落ちしていません)。一歩とはいってもFCTCが求めている屋内・敷地内全面禁煙というゴールまではまだまだ長い長い道のりがあります。

ただ、厚生労働省の通達もあるのでこれからは禁煙環境がさらに進むのではないかと思います。

神奈川県議会のKY県議もそうですが、特に国会にも巣食っている自民党タバコ賊議員、通称国賊は民の手で討たないと(投票をしない)いけませんね。最大の敵はこいつらだと分かっているのですから、徹底的に叩いていきたいです。

以前のアンケートでは長谷川久美子県議はその他とあったのでどっちなのか分からなかったのですが、どうやら修正案になる前は賛成だったようですね。禁煙条例としては賛成だった河野幸司県議と同じ考えだったわけですね。国民は知名度や二世議員というくだらない理由ではなく、ちゃんとマニフェストを見て投票をしてほしいですね。
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いかにも日本的な迷走の末の可決・成立ですが、それでもひとつの転換点として評価すべきなんでしょうね (しんきち)
2009-03-24 22:47:49
私ももちろん、この可決された条例の内容には多々不満もありますが、松沢知事が自画自賛?するように「先進的」とまでは言えないまでも、ともあれ我が国で始めて地方自治体レベルで罰則つきの、包括的な喫煙規制条例が成立したことは、一歩(実際には半歩くらいなのかもしれませんが)前進と評価します。これが嚆矢となって、他地域に波及してほしいですし、神奈川県自体もこの条例を一層実効性あるものにするよう迅速に見直しを行なってほしいです。

そのためにも、対策推進の邪魔になる、県議会に巣食う一部時代錯誤、利権擁護の賊議員にははやいところ引退してもらいたいものです。要はこういう連中に投票しなければいいだけのことなんですが、突き詰めて言えば有権者の質・意識の問題になるんですよね。
市民の党の長谷川久美子議員の反対理由にも納得できます。彼女の主張も道理にかなっていますね。彼女や、小島健一・関口正俊氏たちのような議員が増えてほしいですよね。県議会にも構造改革が必要です。これは神奈川だけの問題ではないですが。
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