タバコってなんですか?

日本のタバコ規制が進まないのは財務省、JT、悪法・たばこ事業法の三悪が元凶です。

タバコに含まれる有害物質 - ニコチン(2)有害性

2008-11-03 17:34:25 | タバコに含まれる有害物質
こんにちわ。

 ニコチンには強い依存性があり使用を止めさせなくする働きがありますが、別に摂取しても死ぬことは無いだろうと考えている人も少なからずいるはずです。しかし残念なことにそのニコチン自体が非常に強い猛毒物質です。「毒物及び劇物取締法」の毒物に指定されています(なのにそれを原材料として作られ、口に入れるタバコは「毒物及び劇物取締法」にも「薬事法」にも引っかかっていないのはおかしいのですが)。なぜ植物由来のニコチンが猛毒かと言うと害虫から身を守る為だと考えられています。それゆえ、昔はタバコから殺虫剤が作られていました。

 ブラジルのタバコのパッケージ(ネズミの死骸版)には「タバコには殺虫剤と同じ成分が含まれている」と書かれていますが、その成分とはまさにニコチンなのです(他の成分もありますが)。

 ニコチンを多量に摂取すると嘔吐、けいれん、最悪の場合死亡することもあります。揮発性物質の為、ニコチンが周辺に発散され、周囲にいる人(タバコ農家など)の健康を害します。特に成長しきったタバコ葉の収穫時期は酷く、吐き気・めまいなどの症状を引き起こします(タバコ酔い)。致死量は子供が10~20mg、大人で30~60mgです。タバコ1本分に含まれるニコチンの量は15~30mgなので大人だと2~4本、子供だと1本飲み込んだだけでも危険な状態になります。

 タバコの誤飲事件は多く、その中で亡くなった乳幼児も何人かいます。しかし、タバコ自体の誤飲よりも恐ろしいのが灰皿やジュースなどの空き缶に溜まった水にタバコが入っている「ニコチン溶液」です。タバコ自体の誤飲では胃液が強酸性の為に吸収量が遅いのですが、ニコチン溶液を飲み込むと既にニコチンが溶出している為タバコ自体の誤飲よりも致死性が強いです。

 また、ニコチン自体には発ガン性が現在のところ発見されていません。しかし先日のニュースでも紹介しましたが、乳ガンの成長の進行を促進させる作用があることが発見されました。

 それ自体が非常に猛毒であり、しかも使用者に対し依存効果を引き起こすニコチン。それを含有したタバコが今も平然と子供が目に付く場所で販売されていると思うと本当に無知とは恐ろしいものだと思います。

 ちなみに、ニコチン酸はニコチンを酸化させると出来る物質ですが、ニコチンとは作用が異なります。

でわでわm(_ _)m。

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タバコに含まれる有害物質 - ニコチン(1)依存性

2008-11-03 16:40:13 | タバコに含まれる有害物質
こんにちわ。

 タバコに含まれる物質といえば、殆ど多くの人がニコチン(もしくはタール)と答えるでしょう。始めはそのニコチンについて、依存性と有害性に分けて書こうかと思います。

 ニコチンは植物、特にタバコ種の葉に含まれる天然由来の物質です。皆さんがご存知の通りニコチンには依存性があり、その依存効果により多くの人が禁煙に失敗し、タバコを断つことができません。その原因は今まで「喫煙者の意思によるもの」と言われてきましたが、実際にはそうではないのです。

 ニコチンは吸収されると血液脳関門(血液と脳との間に存在するウィルスや有害物質などの異物を通さなくするもの)を難なく通り脳に進入、脳内で情報を伝える神経伝達物質アセチルコリンの分子構造とよく似ています。そのためアセチルコリンの代わりにニコチンが中枢神経や末梢神経に存在する(ニコチン性)アセチルコリン受容体(物質が鍵だとすると受容体は神経伝達物質を受け取る鍵穴のようなもの)と結合します。アセチルコリンは分解酵素によってしだいに分解されますが、ニコチンは分解されず長時間にわたり受容体に居座り続けます。その結果、ニコチンはアセチルコリンよりはるかに多い刺激を受容体に与えてしまい、これが長く続くと刺激が多いニコチンを欲するニコチン脳に変化します。紙巻タバコなど有煙性のタバコでニコチンを摂取すると吸い始めてから約7秒で脳に到達するのもタバコをやめられない理由の一つになります。

 まだ脳が発達していない未成年の段階で喫煙を開始すると脳の細胞分裂が活発な為に脳内にこの受容体が成年時と比べかなり速いスピードで増加します。それによりニコチン脳に変化し、成年時に開始したときに比べて強いニコチン依存に罹ってしまいます。

 ニコチンの人体への依存性は酸性環境下かアルカリ性環境下かで大きく異なります。ニコチンは酸性よりもアルカリ性環境の方が体内へ吸収されやすくなります。その為、タバコ会社はアンモニア等のアルカリ物質を有害性であるにも関わらず添加してきました(ニコチン・テクノロジー、アンモニア・テクノロジー)。この悪行は当然秘密裏に行われてきましたが内部告発により発覚しました。現在は故意に入れていないと言っていますが、タバコの煙にアンモニア等のアルカリ物質が含まれているので本当かどうかかなり疑わしいです。アンモニアについては後々載せる予定です。

 かつてタバコ会社は「ニコチンに依存性はない」とアメリカの議会で証言するほど自信満々でしたが、内部告発によりそれがウソであると暴露されました。それまではタバコが止められないのは習慣性だけのものとされてきましたが、本当はニコチンによる依存性によるもので、しかもタバコ会社はそれを知りながら販売していたというわけです。喫煙を止められないのは「喫煙者の意思が弱い」からではなく、「ニコチンの依存性」なのです。

 つい最近日本でも発売された禁煙補助薬「チャンピックス」はニコチンが受容体に結合するのを阻害することでタバコを止めやすくさせます。禁煙補助薬としては「チャンピックス」が最適だと思うのですが、因果関係は不明ですが日本より前に販売されているアメリカでは抑うつ症状(憂うつな状態)やそれに伴う自殺などが報告されています。禁煙を望む方は他にも禁煙補助薬品がありますので自分の健康状態・精神状態を見てから判断してください。


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タバコに含まれる有害物質

2008-10-13 21:18:12 | タバコに含まれる有害物質
こんばんわ。

 タバコは有害です。それはみんな知っています。しかし、タバコに含まれている成分については多くの人が知らないはずです。せいぜいタールとニコチンくらいでしょうか?他にも人体に有害な物質が含まれていることは知っていても何か含まれているか分かっていてもどんな物質かは知らないはずです。

 知らないのも無理はありません。今までそういった情報はシャットアウトされてきましたし、タバコの害に興味を持たせようとする環境でもありませんでした。私もタバコについて真剣に勉強するまではタールとニコチンと一酸化炭素くらいしか知りませんでした。ニコチン自体が身体に毒だということも知りませんでした。ということでしばらくは私の知っている限りですが、タバコに含まれる有害物質について不定期ですが載せていこうかと思います。

 タバコは「毒の缶詰」「有害物質の総合デパート」といわれています。その別名の由来はタバコ煙には4000種類以上の化学物質が存在し、そのうちの200種類以上(うち約70種が発ガン物質)が人体(動物)に有害であるからです。

 原料の葉タバコ自体には有害な成分(ニコチンなど)が含まれており、紙タバコを生産する過程においてタバコの味を調整する為、そしてニコチンの吸収を良くする為に何種類もの天然・化学物質を添加しています。それらが(不完全)燃焼されるとどうなるか。熱分解や熱合成などにより燃焼する前とは異なった種々の化学物質がタバコの煙・灰に含まれることになるのです。

 タバコに含まれる物質がどんなものか知ればタバコの煙を平気で受け続けてきた非喫煙者も恐ろしくてタバコの煙を避けたがるはずです(想像力があれば、の話です)。不定期になりますが、ニコチン・タールも含め載せていこうかと思います。


でわでわm(_ _)m。

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