第1段階の話に戻りたいと思います。
午前8時半、初日の疲れを引きずりながら、セミナー会場に到着します。
初日でみんなかなり仲良くなったせいか、セミナーが始まるまでの間は
昨日とは打って変わって賑やかなものでした。
二日目の実習で印象に残っているのは
二人で向かい合って1、2、3、4のいずれかを出す実習と、
赤黒ゲームの実習です。
【二人で向かい合って1、2、3、4のいずれかを出す実習】
これは受講者全員で二列に並び、列同士で向かい合い、同じタイミングで
1~4のいずれかを指を立て表すというものです。
1~4にはそれぞれ意味があります。
1…そっぽを向く
2…そのまま何もしない
3…握手
4…抱き合う
あまり好きでない相手には1や2を出し、好きな相手、お気に入りの相手には
3、4を出すのが普通だと思います。
実際みんなそんな感じで、1~4の数字を出し合っていきました。
10人ぐらいとサインを出し合った後、講師が足を止めて下さいと言いました。
「右斜め前の人を見て下さい。
その人にサインを出すことはありますか?
もし人生で一度しか出会わない人だとしても、あなたは1や2を出すのですか?」
うまく書けませんが、部屋は暗くなり、音楽が流れ出し、我々参加者はとりつかれた
ように4を出し合うようになります。
何度も抱き合い、中には号泣しだす人も…。
とこうして、私たちは出会う相手全てに4を出すべきだという価値観を植えつけられる
のでした。
【赤黒ゲーム】
ふと前のホワイトボードを見ると
1 2 3 4 5 合計
-----------------------------------------------
Aチーム
-----------------------------------------------
Bチーム
-----------------------------------------------
といった表が張り出されています。
そこで講師から以下のような説明があります。
「Aチームと、Bチームに分かれて下さい。
赤か黒かを出し合い、組合せによって得点を決めます。
組合せで得られる得点は
赤対赤 → 両チーム-3
赤対黒 → 赤を出したチーム+5 黒を出したチーム-5
黒対黒 → 両チーム+3
です。
Aチーム、Bチーム別室に分かれ、同じタイミングで赤を出すか黒を出すか決め
アシスタントはそれぞれのチームが出した結果を一方のチームに伝えます。
勝つための条件は、合計に最大の得点を蓄積すること。
では、ゲームをスタートして下さい。」
よくルールが分からずに質問しようとした参加者がいましたが、
講師に一度しかしか説明しませんと言われ、受け付けてもらえません。
とにかく、2チームに分かれ、それぞれ別室に移動します。
それぞれのチームでリーダーを決め、1回目、赤を出すか、黒を出すか話し合います。
話は意外とあっさりまとまりました。
「黒を出しても相手が黒なら互いに+3で意味がないし、赤を出されたらこっちだけ
-5になるしな…。
赤を出せば、最悪赤対赤の引き分けで、黒を出してくれれば+5になる。
じゃあ、とりあえず、赤を出そう」ということになりました。
結果は3ゲーム連続で赤対赤。
この時になって
「やっぱ向こうも同じことを考えている。このままいっても引き分けで終わるだけ
では…。でも、黒を出しても勝てないし…。
うーん、どうしたらいいんだ!」
とみんなで言い合うことになります。
結局5ゲーム目まで全て赤対赤。
結局両チームとも合計は-15点のまま、ゲーム終了。
全員セミナールームに戻されます。
ここで講師から一喝。
「あなた達は何を聞いていたのですか?僕は合計に最大の得点を蓄積することが
勝つための条件だと説明しましたよ!黒を出し合えば、両チームで+30点が
蓄積されるじゃないですか!!!」
みんなハッとします。
「そうか、ゲームに勝つということは、相手に勝つということではないんだ…」
音楽が流れ出し、すかさず講師は
「あなたは今までそうやって、どれだけの人達と競い合ってきたのですか?
それで最大限の成果を得られましたか?
なぜ相手を信じ黒を出し続けないのですか?」と我々を諭します。
最後はみんな
「人生で成果を出すためには黒を出し続けなければいけないんだ!
これからどんな人が相手でも、信じて黒を出し続けよう!!」
と洗脳されて、二日目が終わっていくのでした…。
二日目にあったこの二つの実習は本当にインパクト強いですよね~。
この日植えつけられた価値観は、第3段階で大いに活かされることになっちゃいます。
午前8時半、初日の疲れを引きずりながら、セミナー会場に到着します。
初日でみんなかなり仲良くなったせいか、セミナーが始まるまでの間は
昨日とは打って変わって賑やかなものでした。
二日目の実習で印象に残っているのは
二人で向かい合って1、2、3、4のいずれかを出す実習と、
赤黒ゲームの実習です。
【二人で向かい合って1、2、3、4のいずれかを出す実習】
これは受講者全員で二列に並び、列同士で向かい合い、同じタイミングで
1~4のいずれかを指を立て表すというものです。
1~4にはそれぞれ意味があります。
1…そっぽを向く
2…そのまま何もしない
3…握手
4…抱き合う
あまり好きでない相手には1や2を出し、好きな相手、お気に入りの相手には
3、4を出すのが普通だと思います。
実際みんなそんな感じで、1~4の数字を出し合っていきました。
10人ぐらいとサインを出し合った後、講師が足を止めて下さいと言いました。
「右斜め前の人を見て下さい。
その人にサインを出すことはありますか?
もし人生で一度しか出会わない人だとしても、あなたは1や2を出すのですか?」
うまく書けませんが、部屋は暗くなり、音楽が流れ出し、我々参加者はとりつかれた
ように4を出し合うようになります。
何度も抱き合い、中には号泣しだす人も…。
とこうして、私たちは出会う相手全てに4を出すべきだという価値観を植えつけられる
のでした。
【赤黒ゲーム】
ふと前のホワイトボードを見ると
1 2 3 4 5 合計
-----------------------------------------------
Aチーム
-----------------------------------------------
Bチーム
-----------------------------------------------
といった表が張り出されています。
そこで講師から以下のような説明があります。
「Aチームと、Bチームに分かれて下さい。
赤か黒かを出し合い、組合せによって得点を決めます。
組合せで得られる得点は
赤対赤 → 両チーム-3
赤対黒 → 赤を出したチーム+5 黒を出したチーム-5
黒対黒 → 両チーム+3
です。
Aチーム、Bチーム別室に分かれ、同じタイミングで赤を出すか黒を出すか決め
アシスタントはそれぞれのチームが出した結果を一方のチームに伝えます。
勝つための条件は、合計に最大の得点を蓄積すること。
では、ゲームをスタートして下さい。」
よくルールが分からずに質問しようとした参加者がいましたが、
講師に一度しかしか説明しませんと言われ、受け付けてもらえません。
とにかく、2チームに分かれ、それぞれ別室に移動します。
それぞれのチームでリーダーを決め、1回目、赤を出すか、黒を出すか話し合います。
話は意外とあっさりまとまりました。
「黒を出しても相手が黒なら互いに+3で意味がないし、赤を出されたらこっちだけ
-5になるしな…。
赤を出せば、最悪赤対赤の引き分けで、黒を出してくれれば+5になる。
じゃあ、とりあえず、赤を出そう」ということになりました。
結果は3ゲーム連続で赤対赤。
この時になって
「やっぱ向こうも同じことを考えている。このままいっても引き分けで終わるだけ
では…。でも、黒を出しても勝てないし…。
うーん、どうしたらいいんだ!」
とみんなで言い合うことになります。
結局5ゲーム目まで全て赤対赤。
結局両チームとも合計は-15点のまま、ゲーム終了。
全員セミナールームに戻されます。
ここで講師から一喝。
「あなた達は何を聞いていたのですか?僕は合計に最大の得点を蓄積することが
勝つための条件だと説明しましたよ!黒を出し合えば、両チームで+30点が
蓄積されるじゃないですか!!!」
みんなハッとします。
「そうか、ゲームに勝つということは、相手に勝つということではないんだ…」
音楽が流れ出し、すかさず講師は
「あなたは今までそうやって、どれだけの人達と競い合ってきたのですか?
それで最大限の成果を得られましたか?
なぜ相手を信じ黒を出し続けないのですか?」と我々を諭します。
最後はみんな
「人生で成果を出すためには黒を出し続けなければいけないんだ!
これからどんな人が相手でも、信じて黒を出し続けよう!!」
と洗脳されて、二日目が終わっていくのでした…。
二日目にあったこの二つの実習は本当にインパクト強いですよね~。
この日植えつけられた価値観は、第3段階で大いに活かされることになっちゃいます。