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たぬきちのブログ

自身が体験した自己啓発セミナーについて振り返ります

第1段階受講までの道のり 其の3 ~受講まで~

2010年08月17日 | 第1段階までの道のり
受講は2ヶ月後になりました。

それまでの期間は仕事にも張りがでました。

「やっと自分を変えられる」という希望が出てきて、
何事にもやる気に燃えました。

普段話さない人にも話しかけ、行こうと思わなかったところにも足を運んだりと
いろんなことに積極的だったような気がします。

受講1週間前ぐらいにAから飲みに誘われ、セミナーの話で盛り上がりました。

いよいよセミナー一日前になりました。

明日からどんな研修があるんだろ…、不安と期待が入り混じり何とも言えない
気持ちになります。


当日を向かえ朝早く新幹線に乗り込み、仙台から東京に向かいます。

以上で「第1段階受講までの道のり」は終わりです。

ここまででも、いろいろ突っ込みたいところはあるのですが、
それはまた後ほどにしたいと思います。

第1段階受講までの道のり 其の2 ~受講の決心~

2010年08月17日 | 第1段階までの道のり
紹介者Aから勧誘を受けて3ヶ月が経ちました。

その間私はきついプロジェクトで仕事をしていて、精神的にかなりまいっていました。

内容は書きませんが、ある日仕事でとても嫌な出来事がありました。

それまでの自分の実力不足に嫌気が差していたせいもあり、
ふと「あの時誘われた自己啓発セミナーに参加して、自分を変えてやろう!」
と思い立ちました。

すぐにAを飲みに誘い、自分から
「あの時紹介してもらったセミナーに行きたいんだけど…」
と打ち明けました。

その時のAの大きな驚きを含んだ喜ぶ顔を今でも覚えています。

その場でAから申込書を渡されました。

申込書を受け取った時に初めて
第1段階 100,000円、第2段階300,000円であることを
知りました。

でも私は望む自分を手に入れることができるなら、それくらいは当然だろうなと考え、
さほど大きな問題として捉えませんでした。

後から知ることになるのですが、セミナーに参加する人間の中で私のように
1.勧誘はたったの一回
2.自分からセミナー参加を申し出る
3.金額を全く気にしない
というのはかなり稀です。

特に2.は聞いたことないですね。

たいていは紹介者が何度も何度も勧誘し、あの手この手の策を張り巡らし、
しつこさに負けやむなく参加を決めるというのがほとんどだと思います。


申込書を受け取ってから、Aから
なりたい自分になれる、腹を割った本当の親友ができる、仕事で大きく飛躍できる
といったセミナーの良さを聞きました。

私は自分の理想像や、今持っている危機感を、正直に打ち明けました。

Aの説明を聞く私の心は期待に胸が膨らみます。

「長年嫌だった自分の性格がようやく変えれる」、
「ああー、Aと出会えて本当によかった~」と心の底から思いましたね。

このAと語り合った数時間はとても楽しいものでした。


飲んだ後近所のコンビニに立ち寄り、FAXで第1段階と第2段階の申し込みをしました。
夜遅かったのですが、受け付けてくれました。

別れ際私とAは、「本当に良かった」と言い合い、がっちりと握手をしました。

分かれた後、Aもあんなに喜んでくれたし良かったな~、
きっと僕が変わることが嬉しいんだろうな~と思いをはり巡らせました。

第3段階に行ってから分かるのですが、この時のAの喜びはそうではなかった
ことに気がつきます。

いや、僕が変わって嬉しいという気持ちはあったと思います。
でもそれはほんの数パーセントだけであって、喜びの理由は他のところに
あったと気づきます。

それはまた第3段階受講の時に話したいと思います。

第1段階受講までの道のり 其の1 ~ファーストコンタクト~

2010年08月17日 | 第1段階までの道のり
それでは、第1段階を受講するまでの道のりを
振り返ってみたいと思います。


仙台で仕事していたころ、知人(紹介者A)からサシで飲みに誘われました。

紹介者Aは男性で、当時40歳独身でした。

紹介者Aとは4、5人で飲みに行ったことはありましたが、サシで飲むというの
初めてでした。

当時私はほとんど親しい仲ではないという認識で、サシでの飲みに誘われた時は
とてもびっくりしました

まさか!愛の告白では…

私はそっちの気はないから何て言って断ろうか…
何てほんのちょっと真剣に考えていたのを覚えています(笑)


仕事帰りに、私は初めて行く居酒屋に二人で入りました。

飲みだしてすぐに紹介者Aから質問攻めにあいました。

あんまり良く覚えてないのですが、
「君の目標は?」
「その目標はいつ実現するの?」
「今のままでその目標に本当にたどり着けると思ってるの?」
「その年齢でそのレベルだと君はヤバイよ」
といった感じだったと思います。
とにかく、一方的な質問攻めと、批判に私はかなりまいってしまいました

「何でこんな尋問を受けなきゃいけないんだ…」と、心の中でつぶやいたものです

私は嫌な顔をしていたのかもしれません。
時折Aが「いや、君を攻めてるわけじゃないんだよ」とフォローの言葉を
入れてきます。

攻めてるし、そんなフォローするなら、始めからすんなよ!と。

尋問は40分ぐらい続きましたかね…。

私がぐったりしかけていると、突然紹介者Aが
「今自分はセミナーに行っている、すごくためになった。君もどうか?」
と言い始めました。

私は「キタ、キタ、キタ、キターーーーー!サシで誘ったのはこのためだったのか!!!」
と一瞬にして我に返りました。

セミナーの日程を教えてもらいましたが、私は用事があると嘘をつきました。
(注:私は暇人なので休日は予定がありません

この時、セミナーの金額や、内容を全く聞かずに、断りました。
とにかく、「やばい」と本能が教えてくれたんでしょうね。

私が話を反らそうとすると、Aは強引にセミナーの話に戻そうとします。
何度も「その日は用事がある」と言って、Aを諦めさすことができました。

確か別れ際にも「セミナー良かったから考えておいてー」って言ってたな…


とこんな感じで、人生で初めて自己啓発セミナーの勧誘を受けたのであります。

よく考えてみると、自己啓発セミナーだけでなく、宗教も、マルチも勧誘を
受けたことないので、勧誘自体人生初か。

勧誘を受けて込み上げてきたのは、
「もうAとは二度と飲むか!」といった怒りの感情でした。

それからしばらくAも私に接してこず、私はいつもと変わらない日々を送るのでした

以上、自己啓発セミナーファーストコンタクトでした。