魂輝のほっかほっかナンパ

元「今から始める!」の魂輝が、黒髪・茶髪モテ系ギャルと相思相愛になって、心を癒し合い続ける路上ナンパ&出会い日記

過去のエピソード③ 女性幻想

2010-04-19 06:48:40 | 過去のエピソード
前回までに、僕がナンパ塾を受講するきっかけや理由について書きました。
最後のエピソードは、僕がナンパを休止した理由と、
どうして今再開して、新しいブログを書こうと決めたのかについて書きます。

僕は女性に対して夢を抱いていました。
いつか素敵な出会いをして、お互い惹かれあい、
心の交流を重ねて告白、キス、そして結ばれる。
自然に女の子との付き合い方は、そうなんだと思っていました。

今思えば現実の世界を知らないオタク特有の思考ですが、
ストを始めた頃の自分は、
現実の女性について過大な理想を抱いていました。
私生活で病んでいたことで、
女性との恋愛に過大な幻想を抱いていたのかもしれません。

ナンパを始めてしばらくして、
少しずつアポが出来るようになりました。
最初の頃は、アポを重ねて女の子と仲良くなるものだと考えていて、
初回からギラつくなどあり得ないと考えていました。
少しずつ仲良くなって、お互いを知っていけば親密になれる、
そんな風に考えていました。

しかし一度会った女の子は、
ほとんど2回目に会ってくれることはありませんでした。
たった一度のデートで品定めされてしまうのが現実でした。
女の子は少しずつではなくて、
最初からもう一度会いたいと思わないと、
容赦なく切り捨ててしまうことに気が付きました。

これはストをしてから感じた、本当に辛い現実でした。
河木さんに相談をして、
上手く行くには女の子をゲットすることが大切で、
デートをするときは一度目からギラつくように意識しました。

そうすると、不思議と食いつきが上がるようになりました。
自分の中では、獣だと思っていた行為を女性が望んでいる。
これがものすごいギャップがありました。
自分がそれに対する拒否反応のようなものが常につきまとって、
以前もっていた女性に対する距離感と合わさって、
ストをしながら女性不信のようなものが徐々に積み重なってきました。

いまだにセックスのときに立たないのも、精神的な原因が大きいと思います。
これを克服していくのが自分の影の目標でもあります。

ゲットしたことで相手が自分に惹かれることで、
彼女になることも何度かありました。
しかし、セックスが先に始まる関係は、あまりに脆いものでした。

ナンパは突然の出会いなので、
相手にとって急に好感度を上げることが可能で、
最短でセックスに辿り着くことも出来るのですが、
時間がたつと冷静にこちらの人間性を判断するようになり、
ストと現実のギャップを感じるようになります。

僕はずっと、セックスしてくれたから、
相手は僕のことを好きなんだと思っていました。
ところが、女性はもっと複雑でした。
結局は、こちらの人間性や対人コミュニケーション能力が十分でないと、
女の子から切り捨てられてしまうことに気が付きました。

僕はすぐに相手の子と深い関係を結びたくなってしまうので、
こちらから愛情を押しつけてしまい、
相手に重く感じさせてしまうことが多く、
相手からふられることがほとんどでした。
恋愛経験の無さを実感しました。

スト師のなかには、たくさんキープがいて、
長く関係を築いている人もいます。
そういう人は大抵男から見ても魅力的な人です。
人間性の重要さを次第に感じるようになりました。

ただ、この人間性に関してはストで身に付けることが難しい面があります。
ストでの価値の一つで大きいものが、女の子の数を競うという点にあります。
一日や一か月のゲット数でストのレベルを図る世界ですので、
一人の女の子と深い関係を築くという価値観と相反する部分がありました。
当時僕も数の誘惑に捉われていたひとりでした。

数をこなそうとすると、性に対してルーズな女性を選んだり、
病んでいる傾向の女性と接する機会が増えてきます。
こういう女性ばかり見ていると、自分の女性に対する価値観が壊れてきて、
自分も病んでくるのが分かります。

本当にやりたいことがこういうものだったのかという悩みを感じていました。
自分の芯が固まっていないのに、経験ばかり増えていったことで、
精神的に苦しくなってしまったのです。
ナンパで童貞を捨てて、女の子に対して抱いていたコンプレックスは解消されました。
ただ、女の子が自分に惹かれるような魅力ある人間性を高めることは不十分でした。

日常生活の恋愛で学ぶようなことを、
今からでも学習することが大切だと気が付きました。
ストをするに当たって、その人間力を高めなければ、
楽しんでストをすることが出来ないと感じたからです。

そのため、仕事を始めたことをきっかけに一時ストを休止して、
私生活で恋愛力と自分の人間性を磨くことに集中しました。
ところが、仕事が忙しいこともあり、以前のだらけていた自分に戻ってしまいました。
ストから離れても彼女が出来ず、
結局は自分の行動しだいだと実感しました。

2年以上経って、もう一度河木さんに連絡して、
今度は自分の納得できる形の恋愛が出来るようになりたいと伝え、
新たにナンパ塾を受けることにしました。
今度の目標は、ゲットだけではなくその先にある心の交流です。
路上だけではなく私生活も含めた人間性の成長を目指していきたいと思います。

そのため「ほっかほっかナンパ」というタイトルをつけてみました。
最終的には本当に女の子と深い関係を結んで幸せになりたいのです。

過去のエピソード② 自分の中の闇(病み)

2010-04-14 22:37:50 | 過去のエピソード
前回はナンパ塾受講までの大まかな流れについて書きました。

今回はさらにそれより踏み込んだ、
自分の中の闇(トラウマ)の部分について書きます。
かなり赤裸々に書いてはいます。


自分には姉がいます。
性格は社交的で明るく、
人が集まってくるような存在。
控え目で落ち着いた自分とは正反対の性格です。
中学生まではそんな姉が妬ましくてしょうがなかった。

僕は中学生の頃は、理由は今でははっきり覚えていないのですが、
クラスの中でも空気のような存在で、
女の子には気持ち悪がられ、シカトやいじめに近い行動をされていました。
こんな世界から今すぐ消え去ってしまいたい。
いや、こんな世界など滅んでしまえばいい。

当時の自分は常にこんなことを考えて、
ゲームや漫画など2次元の世界に逃げ込んでいました。

自分が周囲から認めてもらえないというコンプレックスから、
僕は一生懸命勉強するようになり、
高校くらいからは頭がいい方に入ってきました。
高校にもなると多少はイジメを直接的に行うようなことは減ってくるので、
少ないながらもオタク的な友人達とそれなりに仲良くしていました。
ただ女の子に対しては昔気持ち悪がられていた経験から、
「怖い」という思いが強くて、
なかなかこちらから話しかけて、仲良くなることは出来ませんでした。

それが全て変わったのが高校2年の頃。

姉が神経症になってしまった。

特に大きなきっかけがあったわけではないのだが、
その社交的な性格から常に皆の輪の中心にいることに、
プレッシャーを感じてしまっていたことが原因のようだ。

不登校になり、家から一歩も出なくなってしまい、
家族に向かって怒鳴りちらすようになってしまった。
姉の世界は家族の中だけになってしまった。

姉の生活は、昼夜は逆転し、
感情のコントロールがどんどん崩れてしまい、
病的な強迫症状から理解不能の行動を取るようになってしまった。
僕に対しても暴力的な言動や行動に出ることが多く、
何度も暴言を吐かれビンタや拳で叩かれていた。
ただそれでも姉は僕や家族にすがってくる。
周囲にまで響き渡る大声で泣きさけんでいた。
昔の姉の明るい面影はどこにもなくて、
ただあまりにも惨めで哀れだった。

自分が守らなくてはいけないと感じるようになった。

それからは学校以外の時間は、
ほとんど姉のために費やすようになり、
姉が喜ぶように一緒にゲームをして遊んだり、
自分を卑下した馬鹿な話をしたり、
姉が感情的になったら、自分が悪くなくてもひたすらなだめて謝って、
落ち着くまで手を握って何時間もベットのそばに座っていたこともありました。

自分の人生を楽しむという願いは遠い夢のようでした。


こんな毎日は1年、また1年と続き、
僕は大学生になっていました。
その頃はもはや家族は崩壊寸前でした。
父親は姉の病気を認めようとせず、
頑張ればなんとかなるという言動しか行わず、
姉との接触が無くなってしまいました。

温厚なはずの母親も姉に感染したのか、
どんどん怒りっぽくなってわめき散らしています。

僕が上手く行動しなければ家族が崩壊する。
そんな責任感を感じるようになっていました。

この頃から、感情をコントロールすることがひどく上手になり、
どんなに怒りを感じても笑顔で謝ることが出来るようになりました。
常に自分を犠牲にして客観的に行動することに長けていきました。
そしていつの日か、自分の感情を素直に表現出来なくなってしまいました。

絶望なんて身近にあることを理解し、
現実逃避のために美少女ゲームなどの2次元の世界にとどまり続けていた。
現実の面倒な彼女などいらない、空想的な関係でいいと思っていました。
この辺りの僕は、彼女はおろか、人と深い接触を取りたくありませんでした。

もうこれ以上感情を揺さぶられたり、

振り回されたくはなかった。

疲れたくなかった・・・


そんな苦しみが何年も続き、
自分は大学を卒業し、専門学校に入りなおした頃。
20代も半ばを過ぎていました。
当然恋愛経験もない状態です。

姉に対する思いは憐れみと憎しみ。
自分の人生を左右されている思いが、
いつしか殺意に近い感情にまで高ぶってきていました。
そんな病んでいる日々のなか、
姉も神経症が徐々に落ち着いてきたのか、
自分からとあるメンタルセラピーの施設にいきたいと言いました。
まさか姉が自分から行動するとは思わなかったので、僕はとても驚きました。

ところがもっと驚いたのは帰ってきてから。
姉の人格が大きく変わっていたことです。
感情的だった性格が影を潜めて、
素直に僕に対して今までのことを謝ってきたのです。
人が変わったような感じでした。
まだ普通の人と比べれば、おかしくなる時もありますが、
過去と比べればすごい改善していました。

自分は姉のために人生を捨てるだろうと薄々思っていたので、
それから急に解放されたので、とても驚きました。
ようやく明るい未来が開けたような気がしました。
20代半ばを過ぎてから、ようやく自分の人生を生きれることになったのです。

ただ残酷なことに、
これまでの日々は、あまりに特殊で異常な環境にいたため、
姉だけではなく僕も健全な成長をしてきてはいなかったのです。

通常に生きていれば学習できる対人コミュニケーション能力を、
僕はほとんど身につけないまま大人になってしまいました。
姉から解放されて自由に生きれるようになったのに、
逆に自分が何もできないことに気付いてしまいました。

結局、それからも彼女はおろか、女友達すら作ることが出来なかったのです。
そんなとき、専門学校を留年して時間だけはあったので、
自分とはあまりにも違う「ナンパ」という世界をみて、
毎日女の子をとっかえひっかえして、
女性にまるで不自由していない人達を羨ましいと心の底から思いました。

このまま生きても、今のコミュニケーション能力では、
一生女の子と付き合うことが出来ないだろう。
そんな思いから、河木さんのナンパ塾を無料体験して、
この人に教わっていこうと決めました。

どんなにつらくても、
姉との地獄のような長い年月で、
絶望には慣れていたから耐えられると思いました。

20代後半から、自分の幸せが欲しい。
そんな思いから『今から始める!』とタイトルをつけました。

過去のエピソード① ナンパ塾を受けるまで

2010-04-10 00:17:03 | 過去のエピソード
改めて新しいブログ『魂輝のほっかほっかナンパ』を始めまして、
以前から僕のことを知ってる人もいるかもしれませんが、
全く知らない人も多いと思いますので、
これまでの流れや、ナンパを始めた動機などを詳しく書きたいと思います。

だいぶ、赤裸々に自分のことを書いてしまいますが、
自分自身を見つめなおして、新たに前に進むという意味でも、
出来るだけ自分のことを正直に話したいと思います。
気がついたら長くなってしまったので全3回にわけて載せていきます。


僕は20代後半まで女性と付き合ったことがありません。
もちろん風俗などでの経験もない、真生の童貞です。

ただし、その年齢までに何も努力をしなかったわけではなくて、
自分なりに、クラスの女の子にアプローチしてみたり、
出会い系を使って女の子と会ってみたりもしてみました。
ですが、結局は何の結果も得られませんでした。

女の子と接する事だけで緊張して、
話しかけても意識しすぎて言葉はどもってしまうし、
可愛い子の前では緊張してほとんど何も話せません。
特に集団では話をすることが出来ませんでした。
そのため、男友達ですらほとんどいませんでした。

大学生になったころ、時間だけはあったので、
女の子と仲良くなりたいとの一心で、
恋愛関係のインターネットを探してばかりいました。
ですが実体験の少ない自分には、
一時的にはやる気になっても、
結局は勇気がしぼみ現状が変わることはありませんでした。

その中で、ふとしたきっかけでナンキングの存在に気が付きました。
当時はまだ20代前半で、
「世の中にはすごい世界があるんだな」と衝撃を受け、
自分もやりたいと憧れていました。
ですが、実際に町に立つと緊張して声かけどころではないし、
服装にこだわった事のないダサイ自分では、
最初から声をかけても無理と諦めていました。
ましてや、仲間募集するような勇気などありませんでした。

そしてそのまま、いつかは彼女が出来るだろうと思い、
ナンパサイトのことも忘れていきました。

そして20代後半を迎えたころ、
とある専門学校に入り、周りは年下がほとんどの状況です。
自分よりも年下の人たちが恋愛の話題をしていても、
自分には経験がないので、にごしてばかりで居心地が悪かったです。
外見もダサく、コミュニケーション下手ため、
おそらく周囲からも、恋愛経験がないと薄々は感ずかれていたと思います。

特に自分が一番コンプレックスを感じていました。
そしてコンプレックスを解消するように、
ひたすら勉強に明け暮れていました。
学年で5番以内の成績を取るようになりました。
恋愛で上手くいかない分、
成績を出して優秀な人間になろうと考えていたのです。

ところが専門学校の研修で僕は挫折しました。
学校外の施設で一定期間研修を受けて、
適正の合否を受けるものなのですが、
そこの責任者との人間関係が上手く築けず、
成績がいいから大丈夫だろうとたかをくくっていたのですが、
たった1か月の研修もこなせずに、
僕は留年することになりました。

1年間どんなに頑張っても、
対人コミュニケーションが出来ないと、
たった1か月で全てが終わってしまうという現実に僕は絶望しました。
今までの努力の全てが打ち砕かれて、
自分の存在価値を否定された気分でした。

それから3か月間、
僕は何もする気力が無くなり、
毎日をだらだらと過ごしていました。

留年した学年は、勉強は一度経験したことだし、
成績優秀だった僕には聞く必要性を感じませんでした。
ただただ絶望していました。

家でもインターネットを見たり、
ゲームをしたり、廃人のようでした。
このときは「自分を認めて欲しい」という思いが、とても強かったです。

そんなある日、
ふと、ナンパサイトのことを思い出しました。
そしてナンキングのサイトを見ているうちに、
大学生当時に感じていた興奮が思い出され、
今の最低の状況なら何をしても平気だ半ば捨て鉢になっていたので、
勢いでナンパ塾に応募することにしました。

一人でナンパをする勇気はなかったので、
誰かに教わりたいと思っていました。
実は、河木さんのナンパ塾を受ける前に、
当時有名だったサンジさんという方のナンパ塾を本命で受けるつもりでした。
HP内容も具体的だし、映像もあってとても実績があるように見えました。
サンジさんのナンパ塾に応募して、講義まで時間があったので、
たまたま無料体験をやっていた河木さんのナンパ塾に、
ナンパ塾の雰囲気を試す感じで応募したのがきっかけです。

ただ、河木さんの塾生で、
当時ナンキングに載っていたnaoさんという方の、
「硬派と幼稚をはきちがえていた」というブログを読んで、
全くの初心者から、凄腕に成長していく過程に感動していましたので、
河木さんの方もすごく興味はもっていました。

しかし、これが不思議なもので、
今の自分にとって最も適していたのが河木さんの方でした。
オタク的思考を持った自分を、
河木さんはとてもよく理解してくれて、
なかなか自分を変化させようとしない僕を、
時間をかけて優しく導いてくれました。

ナンパを受けに来たのに、
気がついたら自分の心の闇を救ってもらった気がします。

結局サンジさんの方はキャンセルして、
河木さんの塾を中心に受けていくことを決めました。

そして、以前の日記「今から始める!」に書いてある通りなんですが、童貞喪失。
自分がずっと抱えていた「誰かに認めてもらいたい」というコンプレックスは、
女の子と抱きあったことで溶けていきました。

留年して最悪の一年だと思っていたら、
自分の全てが変わった最高の一年になりました。
幾つになっても、人は変われるということを体感しました。


次回は僕の抱えていた闇に関してです。