国際刑事裁判所(ICC)から、人道に対する罪と戦争犯罪の容疑で、
逮捕状が出ていたイスラエル首相は、なにに酔いしれているのか分からないが、
ガザへの攻撃から、ブレーキが掛かることなく、
あろうことか国境や他国を跨いで・・・ イランにまで暴走してしまった。
先の大戦で、ナチスが率いるドイツ軍から、大量虐殺されたユダヤ人は、
連合軍に従軍していたことから、イギリスの支援を受け、大戦から2年を経て、
パレスチナ(アラブ)とイスラエル(ユダヤ)で共同国家が勧告されたにも拘わらず、
翌年、一方的にイスラエルが独立宣言し、周辺国と交戦しながら現在に至っている。
幾度とあった中東での揉め事に世界は、キリスト教の聖地エルサレムがあることや、
ホロコーストで起こったユダヤ人の虐殺に感情移入したのか・・・ すっかり腰が引け、
見て見ぬふりをしていたら、世界各地で富を得たユダヤ人の財政支援もあって、
あっという間に軍事強国になると、なにをやっても許される国家へと変貌を遂げていた。
贔屓目なしに事態を直視すれば、イランに対するイスラエルの先制攻撃は、
だれがなんと言おうと・・・ 国際法の違反である。
そのイスラエルのバックにいるアメリカは、
大統領が就任後24時間でロシアのウクライナ侵略を終らせると豪語したものの、
未だにその成果が出せず・・・ なんにでも口は出す言うだけ番長になっていて、
下手すりゃイスラエルに援軍を出す気配もあり、和平への信頼度は著しく低い。
笑っちゃうのは・・・ 紛争解決の仲介に、ロシアが手を挙げたというから、
「バカ言うんじゃないよ!」であり、ふざけるなである。
ICCから逮捕状が出ているお尋ね者が、
別のお尋ね者がしでかした不始末の仲介ができるなら、裁判所はいらないだろう。
ロシアが、国連の安全保障理事国として権威を示したいのであれば、
他国の世話を焼くより・・・ まずはウクライナとの和平交渉の席に着き、
決着後は直ちに、ICCに出頭すべきではなかろうか?
客観的に見れば、資金と軍事力なら圧倒的にイスラエルだが、
イランには禁じ手ではあるが、ホルムズ海峡を封鎖するという奥の手があり、
それをやられてしまったら、封鎖を解除できるのはアメリカ軍か多国籍軍しかなく、
戦火の拡大に繋がるのは・・・ 素人でも分かる。
また、ホルムズ海峡が封鎖されると、この国を含む西側諸国やアジアの国々は、
原油を人質に取られることになり、経済が窮してしまうが、
妙案が見当たらないことから、そうならないことを願うしか手がないのが現実で、
その後の世の中を想像するだけで・・・ 憂鬱になってくる。
この紛争が始まってから、すでに原油価格が高騰し始めたとの報道があった。
50数年前のオイルショックの引鉄を引いたりも、
イスラエルとアラブの戦いから始まっており、キリスト教国でないこの国からみると、
こんなこと言っちゃなんだが、イスラエルはとっても厄介な国になったようだ。
よもやトイレットペーパーがなくなることはないと思うが、
ガソリン代が上がれば、暫定税率の廃止だけでは済まなくなるし、
昨今の原油価格の低下によって、経済的に追い込まれつつあったロシアが、
息を吹き返すことから、原油価格の高騰だけは、なんとしてでも避けねばならない。
とりあえず、この国は・・・ イスラエルの先制攻撃を非難したが、
時同じくしてG7サミットで、カナダに集まったキリスト教国でもあるG6諸国は、
いかなるメッセージを発するのだろうか?
この国を除く、その他の先進国が、なにに遠慮してるのか分からんでもないが、
昨日今日のメッセージを見る限り、
残念だが・・・ 総じて意気地なしであり、弱虫のように見えてしまった。
狂ってしまったイスラエルの所業を、世界はロシアと同様に扱うのだろうか?
口にすることが憚れるぐらい、とっても怖いことだが、
ロシアのウクライナ侵略から繋がる、イスラエルのイラン攻撃は、
第三次大戦の引鉄を引いてしまったような気がしている。
遡ること80年前、真珠湾への奇襲が成功したことに慢心し、
多くの国民を巻き添えにして、悲惨な結末を迎えた国があった。
他山の石にならなかったことが・・・ 残念で堪らない。
だらだらと、思いつくままに書き殴ってしまったが、
この国の左派勢力は、この期に及んでも「話せば分かる。」的な思考なんだろうか?
民族対立や宗教対立は、この国が思ってる以上に難解で、
話しても分からない国があって、
口より先に手が出る国があることも、
学んだ方が良いと思うが・・・ 如何なものだろうか?
可能であれば、こういった紛争には関わり合いになることなく、
他国の出来事として、決着を静観したいと思うものの、
それにつけても、台湾海峡の動向が気になるのは・・・ 私だけではないだろう。
追伸
gooブログの終了に当たって、すでに新たなブログを立ち上げリスタートしているが、
終了までは、gooブログと新ブログの双方にダブルで投稿しようと思っており、
勝手で申し訳ないが・・・ 応援していただければありがたい。
リスタートした新ブログ → 「時のつれづれ(北多摩のじいさん)」
ネタニヤフは平和になると汚職問題などで自分の地位が危うくなるので、戦争をし続けるのでしょう。トランプといい、自分ファーストの人間をトップに選ぶと民主主義でも瞬く間に独裁に変わるんですね。プーチンもソ連の民主化を掠め取った男でしたね。
第二次大戦から80年も経つと戦争へのハードルが低くなってきてるような気がします。
確実に誰かが言ってた大戦前夜に入ってますね。
仰るとおり大戦前夜というか、ひょっとしたらもう始まっているかもと思っています。
いつの時代にも悪い奴はいますが、戦後から80年も経つと戦争へのハードルが下がり、
悪い奴に権力を与えることに違和感がなくなるようです。
困ったものですが、人類はいつか来た道の再び歩くのが好きなのかもしれません。