時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

発熱つながりの朝ドラ

2022年10月04日 | 時のつれづれ・神無月

多摩爺の「時のつれづれ(神無月の29)」
発熱つながりの朝ドラ

週明け月曜日の7時30分、いつものようにBS-NHKにチャンネルを切り替えたら、
新しい朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」が始まっていた。

そっか・・・ 「ちむどんどん」は終わったんだ。
先週で終わったことは、知っていたものの、
毎朝見ていた番組が終わると・・・ 少しばかり寂しくもある。

それにつけても、ネットに掲載されてる「ちむどんどん」に関する記事の多くは、
評判が悪いどころじゃなく、辛辣なものが多すぎて閉口したが、
私は、私なりに・・・ けっこう楽しませてもらっていた。

確かにドタバタ感は否めなかったし、時代の進行と噛み合ってないところや、
偶然が多かったり、肝心なところは、訳もなくすっ飛ばされてたりして、
一般的な常識とかけ離れてる展開が、あまりにも多すぎたと思うが、
それはそれで水戸黄門の印籠と思えば、そこには展開が読めるといった安心感もあった。

捉え方だと思うが・・・ 平日朝の貴重な15分を割いていることに、期待が大きすぎて、
ひと呼吸おいて、次の行動や仕事へとつなぐ、
悪気のないバラエティとしてみることが、できなかったのではなかろうか?

ストレスを溜めるほどでもなく、高い満足を求めるような番組でもないのに、
沖縄の本土復帰50周年という大看板に加え、
NHKの朝ドラを、神格化して見るような思惑があったりして、
バラエティなのに、バラエティとして、素直に見れなかったこともあったと思う。

まっ、それでも最終回が、昭和(たぶん1985年の設定だったと思う)から、
平成の30年をすっ飛ばして、令和(202X年)に切り替わり、
出演者が、いきなり爺さん、婆さんになっていたのには、
そんな私でさえも・・・ 驚きを隠せなかった。

「そっか。」・・・ 「そんな結末があったのか。」なんて思いもしたが、
ヒロインの暢子は、私と同い年という設定だから68歳であり、
妹の歌子は、たぶん女房と同い年ぐらいで、64
~5歳のはずだが、
ふと横でみていた女房を見たら、確かに婆さんだったが・・・ そこまで老けてはなかった。

コメディではないが、方言丸出しのやり取りは、
なにかと忙しい朝のひとときなのに、つい「ふふっ。」と笑えるし、
仕事に、子育てに一生懸命だった、20代だったころの自分たちと重ね合わせながら、
「あのころ、私たちは・・・ 」なんて、振り返ることも感慨深く、私なりの楽しみでもあった。

ただ一つだけ・・・ 残念なことがあったとすれば、
私と「ちむどんどん」で主役を務めた、暢子と同い年にあたる、
沖縄出身で永遠のマドンナ・南沙織さんが、サプライズで登場しなかったことだろう。

こればっかりは、ちょっと残念というか、ストーリーがあれだけ突飛だったのに、
こういうことだけは、いかにもNHKらしくて堅物過ぎるし、想像力にも欠けていて、
皮肉のジャブを・・・ 2~3発ぐらい打たせてもらいたい。

さて、今週から始まった「舞いあがれ!」
これから、どのような展開が待ち受けているのだろうか?
ほんの少しで良いので・・・ 毎朝、ニコッと出来るような、
「ほっこり」の場面があれば良いと願っているが、期待しても良いんだろうか?

ちょっと気になるのは、ヒロインの少女を襲った原因不明の発熱から始まったことだろう。
「ちむどんどん」の最終回では、歌子の発熱が有耶無耶のまま終わったにも拘わらず、
まさか「舞いあがれ!」の初回が、ヒロインの発熱から始まるんだから、
「オイオイ、どうなってんだ。」である。

ここにきて、新規感染者数が大きく減ってきてはいるものの、コロナ禍が収束してないなかで、
視聴率が高い、朝の連ドラの引き継ぎ(前作の最終回と新作の初回)を、
まさか、まさか発熱でつなぐなんて・・・ 悪ふざけじゃなく、偶然なのは承知してても、
天下の公共放送が、それをやるかと思ってしまう。

そんなこと思いながら見てた奴は、ひょっとしたら自分だけかもしれないが、
公共放送のチャレンジャー精神は・・・ アッパレだったのか?
それとも、やっちまったのか?
その答えがでるまで・・・ もう少し、見守るしかないだろう。


閑話休題
先週末、元プロレスラーで、かつては参議院議員を務められていた、
アントニオ猪木さんが亡くなった。

10年以上も前のことになるが、所用で赤坂見附交差点から、ホテルニューオータニに向かう途中、
弁慶橋を渡った辺りで、赤いマフラーをされていたアントニオ猪木さんとすれ違った。
寸前で猪木さんだと気づき・・・ 「あっ。」というような顔をしたら、
ニコッと優しく微笑んでくださった。

さすがに、闘魂注入をおねだりするような場面ではなかったが、
たったそれだけのことでも・・・ 私にとっては、忘れ得ぬ思い出の一つになっている。

ブログで、しょうもないことをぼやきまくってる、いいかげんな爺さんだが、
慎んでご冥福を祈念させていただきたい。
お疲れさまでした。

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2 コメント

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Unknown (naotomo3451)
2022-10-05 20:41:08
はじめまして。拝読して全く同じ感想を持たれている方がおられ、嬉しく思いました。突っ込み所満載で文句を言いながらも視聴を止めなかったのは、何か惹き付けるものが有ったのかとも思います。またの更新楽しみにしております。
Unknown (多摩爺)
2022-10-05 21:56:06
naotomo3451さん、こんばんは

コメントを頂戴しありがとうございました。
私も同様の感想を持たれている方がいらっしゃって、嬉しく思います。
拙い文で恥ずかしい限りですが、今後とも宜しくお願い致します。

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