時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

元赤坂にサクラ咲く。

2022年02月18日 | 時のつれづれ・如月 

多摩爺の「時のつれづれ(如月の18)」
元赤坂にサクラ咲く。

皇位継承順位で第2位にあたる・・・ 元赤坂の御曹司が、
偏差値75といわれる都内有数の進学校に・・・ 提携校進学制度で合格されたそうだ。
実にめでたいことだし、心より祝福したいと思う。

1960年2月23日に誕生された今上天皇はまだお若く、来週62歳を迎えられることから、
私が生きてるうちに、元赤坂の御曹司が天皇陛下に即位されることは、まずもってないと思うものの、
この先なん年か経つと、この国の象徴になられるであろう方が、
高い学力を持たれていることは・・・ 実に嬉しいことであり喜ばしいことだと思う。

合格された難関校の偏差値は75もあるらしい。
別に穿った見方をしているわけではないが、提携校進学制度であろうと、一般入試であろうと、
他校を受験してないという情報がでているなかで、
皇位継承順位2位であらせられる御曹司を・・・ 不合格にできる高校などあるわけがない。

学力が相当に高いというのは、そのとおりなんだと思うが、
合否の基準となった学力が・・・ オープンになることは、けっしてないだろう。

2年前の秋、日本学術会議の会員推薦について、政府が数名の任命を拒否した際、
その理由を示せと・・・ 拒否された学者や、野党は追及したが、
推薦試験とか、人事なんていうものは、けっして採点や判定がオープンになることはないし、
気にはなるが・・・ 疑ってみても、そんなもんだと思うしかない。

ただ思うに、皇室の御用達ともいうべき、私学(大学と付属の高校など)があるというのに、
なぜ一般庶民の子供たちと、学力を争う選択をされたのだろうか?
その一点については・・・ 個人的に思うところがないわけでもない。

別に元赤坂の御曹司が、最高の教育を受けることに、イチャモンつけたいわけではないが、
超難関の進学校は、自由な校風だとはいうものの、
大学入試を目指している厳しい競争下に・・・ その身を置くことよりも、
高い学力を活かしつつ、情操教育に主眼をおいてほしいと願う国民も、少なからずはいるだろう。

皇位継承順位1位にあたる、父上の教育方針があって、
これまでの皇室の慣例を破って、難関校へ進学され、さまざまな環境のなかで見識を深め、
先々に自分のしたいことを追求されることに・・・ 異論があるわけではない。

とはいえ・・・ どんなに成績が良くても、
偏差値75の超進学校から、超難関の国立大学へと進み、相応の学位を得たとしても、
将来的には天皇という、だれも就くことができない唯一無二の存在である限り、
学ぶべきことは、日本国の象徴であって、日本国民統合の象徴に求められる帝王学であって、
自ら学んだ知識を活かせる仕事に・・・ 就くことができないのである。

一般庶民の子供たちと学力を争って難関大学に入り、希望する学位を得たとしても、
大変申し訳なく思うが・・・ いかに元赤坂の御曹司とはいえ、
自分のしたいことを仕事にできる可能性は・・・ まず持ってあり得ない。

知識を深めることに拘りを持つことは、とっても素晴らしいことであり、
高い学力を持たれている方が、先々天皇陛下になられることは、本当に素晴らしいことだと思うが、
その思いが強すぎて、本来学ばねばならないことが疎かになっては、
それこそ・・・ 本末転倒になってしまうだろう。

気になるのは・・・ 生まれたときから、特別な存在であり、特別な環境下で育ったとはいえ、
日本国民統合の象徴としての帝王学を、本格的に学ぶのは、
おそらく、これからではなかろうか?

学びたいことと、学ばねばならないことの双方を、
偏ることなく、両立させて行くのは、本当に大変だと思うし、ご苦労されると思うが、
是非とも頑張ってほしいと願ってやまない。

ただ一つだけ、気にかかるのは・・・ 伝統を尊重することなく、公より私を優先して、
国民の多くから祝福されない結婚を強行した姉上のように、
大学を卒業して、ある程度の年齢に至ったタイミングを見計らって、
ある日突然、好きな人ができたので、海外で自由に暮らしたいなんて言われたら、
国民は、ガッカリどころの騒ぎじゃなくなってしまうだろう。

そこんとこだけは、取り巻き(宮内庁)の頑張りに期待するしかないが、
姉上が姉上だっただけに、同じ家庭で同じように躾けられ、
同じように学び育てられた姉弟の思考と行動に・・・ 大きな差があるとは思えず、
下々の者が、つべこべ言うことではないと思うものの・・・ どうしても心配になってしまう。

今回は・・・ 十五の春の慶事であり、
まずは難関校への合格を心より祝福し、お喜びを申し上げたい。

早いもので、あと5年経てば成年皇族となられ、
10年から20年ぐらい先には・・・ 婚礼の話も出てくるだろう。
僭越ではあるが、その時になって、姉上のときのようなゴタゴタだけは勘弁願いたい。

そう捉えれば・・・ 今後の皇位継承については、
元赤坂の殿下の後継には、御曹司がいるものの、御曹司の後継は繋がらない可能性もあって、
重く受けとめる必要があるだろう。

いますぐに心配することではないとはいうが、2~30年ぐらい経ったときに、
憂鬱な状況になる可能性だってゼロではないし・・・ なんて思うと、
皇族ウォッチャーのオバチャンじゃないが、
多くの国民は皇族が大好きだから、なにかにつけて気になって仕方がないのである。

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