時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

シューキュービックシトロン

2020年07月19日 | 大人のおやつ

多摩爺の「大人のおやつ(その11)」
シューキュービックシトロン ダロワイヨ(JR中央線・立川駅・ecute立川店)

たいしたことじゃないんだが・・・ ちょっと、嬉しいことがあったんで、
立川まで出かけたついでに、お土産を買って帰ることにした。

ハローワークに申請していた、高年齢求職者給付金(65歳以上の人が受け取る失業手当)だが、
その受給手順には、現在の離職者(退職者)という立場から、
失業者という立場になったことを、公に認定してもらう必要があって、
晴れてと云うのも、なんだか複雑だが・・・ それが、申請通りに認められたのである。

よって、失業者になったことから、給付金がいついつ支給されるとの説明を受けたんだが、
それが想定していた額より、少し多かったもんで、
嬉しくなったと云うのが・・・ ことの顛末である。

まっ、そういうことだから、
ちょっと気が大きくなったまま、JR立川駅の「ecute立川店」に立ち寄り、
前々から気になってた、ダロワイヨという洋菓子店の、
四角いシュークリーム「シューキュービック」を買うことにした。
もちろん、女房には金額もお土産も・・・ 内緒である。

その日は、たまたまなんだろうが、お目当ての「シューキュービック」は置いてなく、
季節限定の「シューキュービックシトロン」になってしまったが
四角いシュークリームに変わりはないんで・・・ こればっかりは、許容範囲だろう。

面白いのは、シュークリームの形状が一般的なものじゃなく、
四角いというだけで、食べ方が変わってくる。

いつもなら・・・ 片手で豪快に掴んで、ガブリといくところ、
これが四角いと、ナイフを使うほどじゃないものの、フォークを使って小分けにして食べるんだから、
おいおい、お前はいつから、そんなにお上品になったのかと笑ってしまう。

さらに、一緒に飲むお茶も、ちょっとキザっぽく「紅茶でも・・・ 」ってなるから、
なんてこったいで、ホントにホントに笑っちゃう。

とうに還暦を過ぎた古女房さえも、
「たまには、こんな雰囲気も良いんじゃないの?」と言い出すもんから、
まだ食べる前なのに、ビジュアルから感じる期待感は凄いもんだと感心する。

さて、シトロンとはなんだ・・・ ?
「シューキュービック」の上に、レモンを形どったチョコレートが乗ってるので、
おそらくレモンのことなんだろうが、
帰りの車中、ネットで調べてみると、レモンとは類縁関係にあるらしいが、レモンとは微妙に違ってて
果汁は飲料となるものの、酸味が強くて生食はできないとある。

おいおい、大丈夫かよ・・・ なんて、ちょっと心配したが、
食べてみれば、確かに通常のクリームよりは、少し酸味を感じたものの、それはそれでけっこう美味
どちらかと言えば・・・ 私好みかもしれない。

「なんでも鑑定団」に出てる、中島先生の言葉を拝借させてもらうと、
「いやぁぁ・・・ シトロンが、良い仕事してますね。」といった具合だろう。

老夫婦というには少し早い、リタイアしたばかりの夫婦が・・・ まったり過ごす昼下がり
小洒落たおやつに「あぁぁだ。こぉぉだ。」と話がはずんだ、ちょっと気取ったティータイム

コロナ禍の真っ只中、こんな贅沢してて良いんだろうか?
良いんです。
こんな日が来ることを、ホントに長い間、楽しみにしてたんだから、
コロナウイルスなんかに・・・ 邪魔されてなるものか。

シューキュービックシトロン(540円)は、季節限定の商品らしい。

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