時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

ソーキすば

2022年05月15日 | こりゃ美味い

多摩爺の「こりゃ美味い(その29)」
ソーキすば 琉球坊主・立川北口店 (東京都立川市)

15日は早めの起床でブログを仕上げてから・・・ 5時半過ぎに自宅を出て、
JR中央線と東海道山陽新幹線を乗り継ぎ、約6時間をかけて帰郷する予定だ。
実家で一人暮らしの母が元気なうちに、孫を見せてやろうと思い、迎えに帰ることにした。

1ヶ月ぐらい東京に居てくれることを望んだが、
町内の公民館活動が再開されたことを理由に・・・ 1週間なら行っても良いというのだから、
全くもって「親の心子知らず」の反対で、「子の心親知らず」の強情な婆さんで困ったものである。

それでも、妹からの電話では・・・ 「ソワソワして喜んでいるみたい。」と言うから、
「ホントに黙って言うことを聞け。」であって、「もっと素直に子どもに甘えろ!」なんだが、
卒寿をとうの昔に過ぎた婆さんの性格が、いまさら変わるはずもないだろう。

翌週25日には、父の一周忌のために、母を連れて家族で帰郷する計画をしており、
ホントに1週間だけの東京だが、孫だけじゃなく、町田に住む叔母の所や、
都内でラーメン屋をやってる従弟(叔母の息子)の所にも顔を出したいと言うから、
メチャメチャ予定が詰まってて、とても卒寿を超えた婆さんのスケジュールではないと思うが、
この先のことを考えれば、冥土の土産話だから・・・ 好きなようにさせてやるしかないだろう。

前置きが長くなったが・・・ 14日、雨が上がったのを見計らって

いつもお世話になってる、実家のご近所へのお土産を買いに立川まで出かけた。
最近では駅ナカが充実していて、ほとんど駅から出ることなくにお土産選びができるので、
苦労することはないが・・・ 女房には拘りがあって伊勢丹に行くというので付き合うことになった。

買い物のあとは・・・ 昼メシである。
立川駅の北口は多摩モノレールが東大和方面に向けて走っているが、
レールの真下は花壇になっていて、四季の草花が咲き、その両サイドは遊歩道があって、
遊歩道沿いには映画館やホテル、職安などが入った合同庁舎に加え、
ショッピングモールや、オシャレな飲食店が・・・ より取り見取りで軒を連ねている。

さらには花壇沿いには、驚くほど多くベンチが設置されていて、とっても賑やかなんだが、
清掃が行き届いているし、広いので密になることなく・・・ 思う存分楽しめる。

どこに入ろうかな・・・ と、迷っていたところ、
ウクライナ以外は、ほとんど時事ネタに興味を示さない女房が、
「明日は沖縄復帰50周年だから・・・ ここにしようよ。」と指さしたところは、
沖縄料理の専門店「琉球坊主」だった。

「えっ、なんで沖縄復帰50周年って知ってんの?」と問うと、
「朝のニュースで言ってたじゃん。」と至極真っ当で、突っ込みようがない答えが返ってきた。
普段はあれほど偉そうなことを言いながら、私の方がうっかりしていて、
大変申し訳ないが、頭の中から沖縄のことがぶっ飛んでいて・・・ ちょっと恥ずかしい。

注文したのは、私が「ソーキすば(800円)」、女房が「タコライス(800円)」
「すば」と書いてあるが、そば粉を使ってない「そば(沖縄の郷土料理)」のことで、
商標も「そば」として認められているから、なんだか面白い。

豚骨と(たぶん)かつお節をベースにした、薄味だがコクがあるスープに、
卵が練り込まれた黄色くて太めの麺と、ソーキ(豚のあばら肉)が程よく絡む逸品で、
シーサーの顔を模した蒲鉾が1枚乗って、紅ショウガと分葱が薬味になっており、
スープが若干緩く、熱々でないのも・・・ 特徴かもしれない。

沖縄には、セミナーなどで5回ほど出張しており、行く度に「ソーキそば」は食ってるが、
「ソーキそば」は、ラーメンでなければ、うどんにも、そばにも属さない、
暖かい汁物の麺類では・・・ 沖縄固有の郷土麺であって、
らーめんや、うどん、そばでは感じることができない・・・ 郷愁を感じる逸品だと思う。

いみじくも・・・ 沖縄復帰50周年の前日に食った沖縄料理
沖縄の方々には、50年経ったいまもなお、在日米軍の基地問題では迷惑をかけており、
大変申し訳ないと思うが、そういった方々のご苦労の上に、
沖縄県に行かなくても、東京の北多摩でも食べられるんだから、この国はやっぱり平和なんだと思う。

火を噴いてしまったウクライナ問題があって、尖閣諸島や台湾の問題も燻っており、
国民の思いは、米軍頼みに大きく傾いている。
地政学的に見て致し方ないと思いもするが・・・ わだかまりがないわけでもない。

こういった特別な日に、まともなことが書けず、申し訳ないが、
「沖縄復帰50周年」を祝いつつ、
次の世代が、なんらかの答えを出してくれると信じ・・・ 託したいと思う。

追伸
お昼過ぎには「小倉」に着きたいので、そろそろ出かけようと思うが、
全く読み直してなく、書きっぱなしなので、誤字脱字があったらご容赦願いたい。


「ソーキそば(800円)」、沖縄には出張で5回行ったことがあって、
「ソーキそば」は食べたことがあり、スープは味覚がしっかり記憶していたので間違いないが、
麺がこんなに太かったのか、そこんとこの記憶だけは曖昧で・・・ ちょっと自信がない。

お店の外にテラス席もあるので、コロナ禍でも行きやすいお店だと思う。


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