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古龍種を語る

2014-08-02 23:02:00 | ゲーム
『モンスターハンター』シリーズに登場する、規格外の力を持った生物、
「古龍種」について書きたいと思います。

・古龍種とは
現時点でどの分類にも属さないモンスターは古龍種というカテゴリに分類される。
また、生物界において規格外の力を持つモンスターもこの分類に属すという傾向がある。
今でこそ牙獣種として分類されている「ラージャン」も、その強大な力から一時期古龍種に分類されかけた過去がある。
逆に体格や力が規格外であっても、骨格などに既存の種との類似点が見られた場合古龍種に分類されない場合がある。
アカムトルム、ウカムルバスはそれに当たり、骨格から極めて原始的な飛竜種であることがわかっている。

・古龍種の由来
これに分類されるモンスターは古のモンスターの姿をそのまま残しているという特徴から。
ほかの分類が「飛竜種」、「蛇竜種」、「獣竜種」、「海竜種」など「竜」の字を使っているのに対し、
古龍種の「龍」の文字、別名に「龍」の字が使われているのは、生態系から外れた伝説上の生き物という扱いなため。
「竜」は生き物の種類を指す言葉(我々が恐竜を「○○竜」と呼んでいるのと同じ)、
「龍」は伝説上の、御伽噺などに登場する生き物としての呼称(我々が言う「ドラゴン」などと同義)。

・古龍種が生態系や人間の生活に与える影響
古龍種はその強大な力故に姿を現せば生態系や人間の生活に大きな影響を与える。
ジンオウガをユクモ村近辺にまで追いやったアマツマガツチや、シャガルマガラの狂竜ウイルスでパワーバランスが大きく崩れた天空山などが記憶に新しい。
人間の街を通過し多大な被害をあたえるラオシャンロン、モガの村に地震の被害を与えたナバルデウスなど、高度な知能を持つ人間の文明ですら揺るがす。
その様相はまさに「天災」。
悪意があって人間を襲うのではなく、存在そのものが天災なのである。
逆に豊をもたらす古龍も存在し、ジエン・モーランがその例。
その存在は繁栄の象徴とされ、ロックラックではジエン・モーランが訪れる時期はハンターたちで賑わう。

・黒龍
上に「人間を襲うわけではない」と書いたが、例外がいる。
それが「黒龍」の名を冠する伝説である。
謎が多い古龍種の中でもさらに謎とされ、ハンターやギルドでもごく一部でしかその存在は知られていない。
ギルドによって意図的に隠蔽されたという話もあり、とにかく不吉な謂れが付きまとい誰も話したがらない。
それら黒龍が、シュレイド王国を二分した元凶、自分以外の存在を認めない邪龍「ミラボレアス」、
神と呼ばれた神域唯一の生命「アルバトリオン」、かつてタンジアの港を煉獄に造り変えた「グラン・ミラオス」である。
これらは古龍種の中でも頂点とされ、規格外の巨体を持つラオシャンロンですらその存在を感じただけで尻尾を巻いて逃げ出すほど。

・シリーズで登場した古龍種

老山龍 ラオシャンロン

登場した作品:MH、MHG、MHP、MH2、MHP2、MHP2G、MHF
「超大型モンスター」の元祖。全長およそ70メートル。
進路上にあるものは山だろうと街だろうと全て破壊して進むため、「歩く天災」とも称される。
普段は四足歩行だが、たまに後ろ足だけで立ち上がることも。立ち上がった姿はまるでゴジラ。だが妙にかわいい。
別名の老山龍はそのまま「ラオシャンロン」と読むことができる。
亜種:岩山龍
登場した作品:MHG、MHP、MH2、MHP2、MHP2G、MHF
蒼い甲殻を纏ったラオシャンロンの亜種。甲殻は岩盤などの成分を少しづつ取り込み成長していくため、生息する場所の地質によって甲殻の色が変わるとされている。

幻獣 キリン

登場した作品:MH、MHG、MHP、MH2、MHP2、MHP2G、MH4、MHF
まるで魔法のように雷を操り、その神々しい姿や、神出鬼没な様子から
「幻獣」の異名を与えられている。
古龍種どころか、全モンスター中でも小柄な体格。しかしその力は強大で
掴みどころのない動きを読まなければ勝ち目は薄い。このモンスターの素材から作られた装備は紳士たちから人気。
亜種:
登場した作品:MH4
未知の樹海で発見されたキリンの亜種。黒い躰を持ち、周りには常に冷気が漂う。
氷を自在に操り、蒼い目と霜を湛えて輝く黒い躰は原種とはまた別の美しさがある。

鋼龍 クシャルダオラ

登場した作品:MH2、MHP2、MHP2G、MH4、MHF
鋼の躰を持ち、風を自在に操る古龍。四肢+翼という骨格を持って登場した初めてのモンスター。
クシャルダオラがいるエリアは天候が悪くなるのが特徴。
湿原や密林では大雨、極寒の地では猛吹雪となる。
外殻が古くなると定期的に脱皮を行う。古くなった外殻のクシャルダオラは「錆びたクシャルダオラ」と呼ばれ、別名も「風翔龍」に変わる。

霞龍 オオナズチ

登場した作品:MH2、MHP2、MHP2G、MHF
霞のように背景に溶け込む能力から霞龍と呼ばれる。
ほかの古龍とは一線を画した能力を持っており、上述の姿を消す能力のほか、
長い舌でモノを絡め取る、様々な効力を持った毒を吐くなどトリッキーな攻撃が多い。
やはり最大の特徴は姿を消す能力であるが、詳しい仕組みはわかっていない。
電気が血液にあたえる影響によって背景と同化しているという説も挙がってはいるが、
「電気が関係している」以上のことは調査待ちの状態。
また、自身が出す霧のような気体も光の屈折を行い、擬態能力の補助をしている。

炎王龍 テオ・テスカトル

登場した作品:MH2、MHP2、MHP2G、MH4、MHF
強靭な四肢と口から吐かれる業火、更には古い体組織を飛沫させ、
粉塵爆発を駆使する非常に凶暴な古龍。
飛ぶことは滅多にないが、翼は退化しているわけではなく
長距離を休みなしで一気に飛ぶこともできる。
「テオ」は「王」という意味で、出会ってしまったら最期、王たる所以をその目で見ることになる。
「テスカト科」に置かれ、そのうちの雄が「テスカトル」である。

炎妃龍 ナナ・テスカトリ

登場した作品:MH2、MHP2、MHP2G、MHF
テスカト科の雌。通称「最強の嫁」。
テオと同じく炎を操るが、炎の性質が違うらしく水が苦手なテオとは違い、
氷属性の冷却するほうが効果的とされている。
「ナナ」は「妃」という意味。その力強くも優雅な佇まいから貴族たちにも人気がある。

浮岳龍 ヤマツカミ

登場した作品:MH2、MHP2G、MHF
タコのような見た目だが古龍。というより古龍種というもの自体が、
「なんだかすごい生き物」というカテゴリなため龍じゃなくてもいいのかもしれない。
とてつもなく長い寿命を持つ。体内のガスを調節し浮き沈みし、時には海を越えるほど長距離を移動することも。
巨大な口で山や湖を直接吸引しているため、どういった食性なのかは不明。
この時吸引した生物の腐敗ガスを体内に溜め込んでいる。
背面の植物はヤマツカミの体液で成長しており、これを素材とした武具は金属に勝るとも劣らない特別なものになるという。

大海龍 ナバルデウス

登場した作品:MH3、MH3G
深海に棲む古龍種。モガの村を襲っていた地震の原因。
身に危険が迫らない限りはおとなしい性格だが、片方の角が異常な成長をし、
目が圧迫されたことで気を立てており、孤島の海底の岩盤に何度も角を打ち付けていたのが地震の正体である。
体に発光器官を持ち、体内の発光バクテリアがそれに呼応して光ることで美しい青白い光を放つ。興奮時には赤い光に変わる。
たくわえられた鎧毛には藻が共生しており、ナバルデウスの吐く二酸化炭素と、
発行バクテリアの光による光合成で酸素を作り出しており、ナバルデウスが海中で長いあいだ活動できるのはこのため。
ちなみに退化したとみられる後ろ足の存在も確認できる。
亜種:皇海龍
登場した作品:MH3G
新たに発見された大海龍の亜種。金色に輝く躰を持つ。
原種より攻撃的で、角の大きさも両方とも大きい。
酸素の供給量も原種を越えるため、さらに深海での活動が可能

峯山龍 ジエン・モーラン

登場した作品:MH3、MHP3、MH3G
ロックラックの風物詩。街を破壊しかねない天災であるが、
勇気と繁栄の象徴とも言われ、ジエン・モーランが現れる季節になると
街が一種のお祭りのような熱気に包まれる。
砂海に生息し、決まった時期になるとロックラック近辺に砂嵐を引き連れて姿を現す。
とんでもない巨体で、砂上船という大型の船とさらに複数の小型船で船団を組み、
船に搭載された巨龍用の兵器で攻撃を行う。
狩猟のためにハンターが赴くのではなく、目的はあくまでも背中にある貴重な鉱石。
狩りではなく祭りという認識が強いのと、このような古龍を狩猟することは不可能に近いという考えからである。
また、ジエン・モーラン戦には、メインとなる4人に付き従う形で例外的に5人以上のハンターが参加することが許される。
ゲームではそのハンターがどこにいるのかというと、バリスタ拘束弾を当てた際に周囲から援護が飛んでくるのが小型船に乗ったハンターのもの。
亜種:霊山龍
登場した作品:MH3G
月明かりに照らされた背中の結晶が美しい、ジエン・モーランの亜種。
原種より深層に生息し、滅多に姿を現すことはないが、
一度姿を現すと大陸中のハンターが押し寄せるほどの大規模な祭りとなる。
普段は深層で暮らし地表には滅多に現れない。夜にのみ呼吸のために地表に上がり、
またすぐ潜ってしまうが、満月の夜にだけは地表に長く留まるという。

嵐龍 アマツマガツチ

登場した作品:MHP3
霊峰を襲った嵐の正体。
風を操るという点ではクシャルダオラと同じだが、こちらは嵐そのものという表現が適切かもしれない。
翼を持たず、自らの嵐の中で自在に舞う姿は神々しい。
体内に浮き袋を持っており、さらに躰に纏った膜で風の中を自在に飛び回る。
圧縮した水のブレスは地を割る威力。
その名前の由来は日本の古語であり、漢字で書くと「天津禍津神」。

豪山龍 ダレン・モーラン

登場した作品:MH4
ジエン・モーランと近縁の古龍種。
頭部がドリル状になっており、深い地層の岩盤も容易に掘り進める。
バルバレと隣接した砂海に現れ、時には街のすぐ近くまで接近することもある。
赤みがかった甲殻は鉄鉱石が錆び付いた色で、貴重な鉱石が採掘できる。
出現時にはロックラックと同様にお祭りのようなイベントが開催されつこともあるが、
こちらは資源目的ではなくハンターの試練としての狩猟の傾向が強い。

天廻龍 シャガルマガラ

登場した作品:MH4
シナト村に古くから伝わる古龍。
その正体は黒蝕竜ゴア・マガラが完全に成長した姿。
ゴア・マガラの時には狂竜ウイルスは翼の鱗粉だったが、シャガルマガラに昇華してからは
正体不明のエネルギーとなっており古龍として完全に覚醒したことが伺える。
存在するだけで生態系を乱す災厄だが、シャガルマガラはただ生きているだけ。
天廻龍という名は、「天を廻って戻り来よ」、天を翔け、幾多の地を廻り、成長して故郷の禁足地に戻るという生態から来ている。
純白の美しい色をしているが、光の反射で様々な色が見え隠れする。
団長が探し求めていた、純白の龍鱗の持ち主。

蛇王龍 ダラ・アマデュラ

登場した作品:MH4
千剣山にて確認された超巨大古龍。
天より異常な質量の物質を降り注がせ、口から吐かれるエネルギーは
未知のエネルギーで、現在どういった属性なのか分類されていない。
躰には刃のように発達した甲殻が無数にあり、移動するたびに大地は抉れ、
山は崩れる。
アマデュラが巻きつく岩山は刃で螺旋状の模様がつき彫刻のようになってしまっている。
アマデュラが息絶えるとその骸は新たな星の核になるとされる。

極龍 ルコディオラ

登場した作品:MHF
メゼポルタのモンスター迎撃用の拠点に姿を現した、
磁力を操る古龍。
鉄などが含まれる物体を自身の周囲に浮かせ身を守り、時には飛び道具のように攻撃に転用する。
磁力の力を使うと砂鉄が大量に舞う。
攻撃自体にも磁力の力があり、攻撃に当たったハンターは引き寄せられたり
逆に引き離されたりしてしまう。

雷極龍 レビディオラ

登場した作品:MHF
ルコディオラの亜種とされる。
磁力によって発生した電気を身にまとう。
もちろん電気は攻撃に転用することも可能で、磁力と電力、二つの力を駆使してくる。
ルコディオラが現れた場所と同じ場所に現れ、その原因はハンターによる住処への接触が原因だと考えられている。

天翔龍 シャンティエン

登場した作品:MHF
高空に生息するため、目撃情報がなく伝承に伝わるのみだったが、
技術の向上に伴って高空を移動する探査船の開発・運行と同時に目撃情報が相次ぐ。
凶暴そうな外見な割には、古龍のなかでは比較的温厚で、
戦闘の初期段階では、攻撃はするもののハンターへの威嚇行動が多い。
大型探査船にも特に攻撃をするわけではなく、単なる好奇心からなのか、
甲板に降り立っていた。
ただし戦闘が激化して生命が脅かされる状況となれば話は別。
水と雷の二つの属性を駆使し全力で襲いかかる。
体内で空気の塊を保持し、霊毛と呼ばれる器官から噴出することで空を泳ぐように飛翔する。

熾凍龍 ディスフィロア

登場した作品:MHF
大型探査船が長距離航行の末たどりついた、生物が暮らせる環境ではない、
最果ての地で確認された古龍種。
この世とは思えない地の果てになぜ存在するのかなどは一切不明。
火属性と氷属性の両方を使う。
青白い部分は「氷鱗」、赤い部分は「炎鱗」と呼ばれる鱗で覆われており、
背中は凍てつくほどの低温、腹側は焼き尽くすほどの高温となっている。
生命が存在しない場所で暮らす、複数の属性を操るという点でアルバトリオンと似ているが、
アルバトリオンと決定的に違う部分は、複数の属性を同時に使う、完全に能力が制御できているという点。

雅翁龍 イナガミ

登場した作品:MHF
近年になって竹林奥部で発見された新種の古龍種。
強靭な四肢で翼を持たない。
体液を硬質化させることで防御するほか、傷を負った部分を塞いでしまうなど変幻自在な戦い方を見せる。
また、この体液で翼を形成して滑空までしてしまうという離れ業までやってのける。
竹と深い関わりがあり、共生関係にあるとされているが詳細は不明。

金塵龍 ガルバダオラ

登場した作品:MHF
こちらも近年確認された新種の古龍種。
クシャルダオラの亜種とも言われるが、関係は不明。
高空に生息する。体表が黄金に輝くのは、砂金を多く含む川の水を摂取したとの推測がある。
鉱物食であり、ところどころにある結晶体は鉱物の結晶成分が体表に現れたものである。
風属性と呼ばれる雷と氷の二つの力を同時に操ることが出来る。

煌黒龍 アルバトリオン

登場した作品:MH3、MHP3、MH3G
氷、雷、炎、龍の4つの属性を操る驚異的な生態を持つ古龍種。
黒龍の名を冠する古龍の一種。アルバトリオン以外の生命が存在しない
神域と呼ばれる場所に一匹のみで暮らす。
その強大な属性エネルギーは角で制御しているが、4つの属性を宿すこと自体が不安定なものであり、
アルバトリオン自身この属性エネルギーを完全に制御しきれていない。
紅い体の「龍炎モード」、青白い体の「氷雷モード」を切り替えて戦う。
古代人が造った造竜兵器の生き残りとの噂もあるが果たして。

煉黒龍 グラン・ミラオス

登場した作品:MH3G
全てを破壊する邪竜であると同時に大地を創る巨人。
遥か昔にタンジアの港に当たる場所を突如として襲撃。
結果的に人間もミラオスも傷つき、ミラオスは海底に沈んでいったという伝承が残っていた。
が、単なる御伽噺ではなく不死の心臓を持つミラオスは海底から蘇り、
タンジアの港に進行を始めてしまう。
まるでマグマのような灼熱の体液を循環させている。
循環を止めるには体液を循環させているコアを破壊するしかない。
黒龍の名を冠する邪竜の一匹。

黒龍 ミラボレアス

登場した作品:MH、MHP、MHG、MH2、MHP2、MHP2G、MH4、MHF
伝説。
自分以外の存在を認めない。古龍の中でも原始的な古龍。
かつて栄えたシュレイド王国を東西に分断した元凶であり、
廃墟となった中心部のシュレイド城には飛竜どころかアリ一匹寄り付かない。
かつてミラボレアスに挑んだハンターはことごとく行方不明となっており、
運良く帰還したハンターも何があったのか口を噤んで話そうともせずハンター人生の幕を下ろしてしまった。
倒れたハンターを戦利品として住処に持ち帰り、高熱で防具を溶かし自らの甲殻とすると言われている。
ラオシャンロンが逃げていた「何か」とはこれのこと。

紅龍 ミラボレアス

登場した作品:MHG、MHP、MH2、MHP2、MHP2G、MH4、MHF
怒りで角が肥大化、体色も赤くなったミラボレアス。
黒龍のミラボレアスと同個体という考え方が強い。
かつて折られた角は再生して肥大化し、ひと吠えすれば天空から火の球が降り注ぐ。

祖龍 ミラボレアス

登場した作品:MH2、MHP2、MHP2G
すべての龍の祖とされる。伝説の中の伝説。
もはや人間が触れていい存在ではない。
上記のミラボレアスとは別個体で、ミラボレアスも含めた古龍の祖であるとされる。
それ以外のことは一切不明。
そんな神にも等しい存在に立ち向かうハンターは一体…。
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