tamagoxのブログ

主にゲーム関連のことを綴っています ※二代目ブログ

ゲーム以外の東方project作品を語る

2014-07-30 17:53:00 | ノンジャンル
『東方project』の作品群にはゲーム以外も正史に加えられている
公式の作品がありますが、今回はそのことを書きたいと思います。

基本的にゲーム本編の間に起こった出来事を描いているものが多いですが、
長期にわたるエピソードの場合は本編を跨ぐこともあります。

多くには、本編には登場しないその作品独自のキャラクターが登場し、
主人公として描かれることも。

逆に本編に登場したキャラクターはこちらに登場することも多く、
だいぶ前に本編で出てきたキャラクターに再びスポットを当てるという側面も持っています。



東方文花帖 ~ Bohemian Archive in Japanese Red.

種別:ファンブック
天狗の「射命丸文」が様々なキャラクターを取材、
新聞記事という形でキャラクターの設定資料集的な内容になっている。
主題が同名のゲーム『東方文花帖 ~ Shoot the Bullet.』はこの新聞記事における取材部分をゲームにしたもの。
今ではお馴染みの射命丸文は元々はこの書籍出身のキャラクター。
文花帖とその続編、ダブルスポイラーで2回自機をつとめ、
風神録では4面ボスまで担うなど(こちらの文は取材ではなく「妖怪」としての戦いに臨んだ文)、
書籍キャラクターでは異例の大抜擢である。


東方求聞史紀 ~ Perfect Memento in Strict Sense.

種別:ファンブック
記憶を持ち越したまま転生することができる人間の少女、「稗田阿求」が
幻想郷の妖怪についてまとめた書籍「幻想郷縁起」そのものという設定のファンブック。
妖怪についてとあるが、一部の人間や妖精についても載っている。
各キャラクターの能力、危険度、対策などが事細かく載っている。
が、それらの内容は本人からの自己申告なので大げさに書かれているとも言われている。
幻想郷各地についての案内も書いており、その際は阿求自身が趣いて取材しに行っている。
『紅魔郷』、『妖々夢』、『永夜抄』、『萃夢想』、『文花帖』、『花映塚』のキャラクターが載っている。


東方求聞口授 ~ Symposium of Post-mysticism.

種別:ファンブック
『求聞史紀』の続編。
今回は新たに登場した三勢力のトップ、「八坂神奈子」、「聖白蓮」、「豊聡耳神子」の対談を阿求が記録したものとなっている。
そこであるカテゴリの妖怪の話題が入ると、幻想郷縁起でのそのキャラクターたちの資料を挟むという構成になっている。
『風神録』、『地霊殿』、『星蓮船』のキャラクターが網羅されているが、
『緋想天』の天界組、『儚月抄』の月の都組は話題の内容上出すことができず、
巻末でZUNさん本人にインタビューという形で紹介されている。


東方香霖堂 ~ Curiosities of Lotus Asia.

種別:小説
人間の里のはずれに店を構える古道具屋の店主「森近霖之助」を主人公に置いた小説作品。
もちろん執筆はZUNさん。
妖怪と人間のハーフである霖之助の店で起こる様々な出来事を綴った物語で、
本編では語られない妖怪や神様の設定も多く盛り込まれている。
東方作品では非常に珍しい、男性キャラクターが登場する作品。
古道具店らしく道具がどのような用途に使われるものなのかを見ただけで分かる能力を持つ霖之助。外の世界から来た珍しい道具にまつわるエピソードも。


The Grimoire of Marisa

種別:ファンブック
魔理沙が今までに見たスペルカードをまとめた本。
『紅魔郷』から『地霊殿』までのものが魔理沙の解説付きで載っている。
攻略本でも設定資料集でもない位置づけにした旨がZUN氏から語られている。


東方紫香花 ~ Seasonal Dream Vision.

種別:漫画、小説
アンソロジーコミック。同人誌という扱いになっているがZUN氏も小説として参加している。
アンソロジーなため内容は各々異なるのであらすじは割愛。
ZUN氏の小説部分は『花映塚』の紫ストーリーを補完した内容となっている。


東方三月精 ~ Eastern and Little Nature Deity.

種別:漫画
全三巻
三人の妖精「サニーミルク」、「ルナチャイルド」、「スターサファイア」を主人公に置いた漫画作品。
基本的に一話完結の日常もの。
人間に悪戯するエピソードや、逆に妖怪に困らされたり、幻想郷の不思議な出来事を描く内容だが、たまに本編に関わる重要な設定が語られることもある。


東方三月精 ~ Strange and Bright Nature Deity.

種別:漫画
全三巻
「三月精」二部。作画が松倉ねむ氏から比良坂真琴氏に交代する。
基本的なコンセプトは変わらず、幻想郷での不思議な出来事の噂を聞きつけて
三妖精が宝探しに出かけたり、霊夢に悪戯を仕掛けたりなど妖精の日常が描かれる。
また、いつか非力な妖精でも妖怪のような異変を起こすことに憧れているが、いつも努力は実らない。
二部では魔理沙との絡みが多く、魔理沙と共謀して霊夢に悪戯を仕掛けたこともあった。
二部二巻には読み切りとしてゲーム作品『妖精大戦争』の元となる前日譚が描かれている。


東方三月精 ~ Oriental Sacred Place.

種別:漫画
全三巻
「三月精」三部。
二部ラストで霊夢が雷で裂けたミズナラの木を御神木として祀ったあとに放棄してしまったため、神様となったミズナラは信仰を失って消滅。そこに割り込むように外の世界の大木が流れ着く。
本来ミズナラの木に元の住人(妖精)が帰ってくるまでそこに住み着こうとしていた三妖精は外の世界の大木に住み着く。
こうして新しい住居を手に入れた三妖精と神社の騒動(主に悪戯)を描いた作品。
しかし、命蓮寺の除夜の鐘よりも神社を応援するといった姿勢も見せており(除夜の鐘の内容を勘違いしてたとはいえ)、霊夢も満更ではない様子も見せていた。
やがてかつて憧れの異変を起こしていた妖怪は神社によく現れ、霊夢と親しくしていることにも気づく。
二部とは対照的に霊夢との絡みが多い。
ラストでは霊夢に勝負を挑んだ後、呑みに誘われるなど、憧れていた「神社に巣食う人外の一員」となる。


東方儚月抄 ~ Silent Sinner in Blue.

種別:漫画
全三巻(上、中、底)
『永夜抄』の続編的な内容を描いた漫画作品。
かつての「月面戦争」に敗北した紫は再び月に乗り込もうとし、戦力となる妖怪たちを集めようとする。
しかしそれを断り独自に月に乗り込む計画を企てるレミリア。
それに巻き込まれる形で霊夢や魔理沙も月を目指すことになる。
しかしそれこそが紫の計画通りであり…。そしてレミリアもそれに気づいており…。
果たして「第二次月面戦争」の勝者の行方は…!?
二転三転する物語が展開していく漫画作品。誰も読めないオチは必見。


東方儚月抄 ~ Cage in Lunatic Runagate.

種別:小説
漫画とはまた別の視点から描かれた作品。
漫画、小説の内容を合わせるとで『儚月抄』の全貌が分かる仕組みになっている。
しかし漫画は漫画だけでも理解できる作りになっている。
月の民の設定や『永夜抄』の主要キャラクターの過去のエピソードが語られている。


東方儚月抄 ~ 月のイナバと地上の因幡

種別:漫画
全三巻
『儚月抄』本編当時での永遠亭の出来事を描く四コマ漫画。
他の二作品と違い、ギャグマンガであり、
ぐーたらの輝夜、おしおき師匠の永琳、悪戯兎のてゐに振り回される鈴仙の日常(非日常?)を描く。
『儚月抄』本編のキャラクターも一部登場し、永遠亭に訪れては鈴仙を振り回しては月に帰っていく。


東方茨歌仙 ~ Wild and Horned Hermit.

種別:漫画
連載中
無くした「腕」を探している仙人「茨木華扇」が主人公の物語。
異変の合間の幻想郷の日常を描いた作品。
『風神録』以降の作品のキャラクターに触れられることが多い。
霊夢が新しい信仰を集める方法(主にお賽銭目当て)を思いつく→方法がおかしかったり、欲がむき出しだったりする→華扇からお説教をくらう
が、黄金パターンとして出来つつある。
人間の里の描写が多いのも特徴。その他一般大衆の生活が描かれるほか、
固有の名前を持つ一般人(人間離れした感覚を持ってはいたが)が登場するなど、
ほかの作品では触れられない人間の様子が描かれている。
また、ゲームでは登場できないような妖獣(人の形をしたものなく獣然としたキャラ)も多々登場。(雷獣、龍の子供、大鷲など)


東方鈴奈庵 ~ Forbidden Scrollery.

種別:漫画
連載中
人間の里にある貸本屋「鈴奈庵」と、店の娘「本居小鈴」を主軸に置いた漫画作品。
あらゆる本を読むことができる能力を持つ小鈴は、それがきっかけで本に封印されている妖怪たちを目覚めさせてしまう。
悪意があって目覚めさせたわけではなく、偶然目覚めさせてしまったり、
良かれと思って目覚めさせたものが裏目に出てしまうなど、ドジを踏んでしまう性格。
外の世界から来た本だけでなく、妖怪が書いた古記、妖怪が封印されている本、西洋の魔導書など「妖魔本」と呼ばれる稀覯本を取り扱う店。
人の形をとらない妖怪が登場し、ゲーム本編では表現ができない姿や能力を持った妖怪などが
漫画という利点を活かして登場する(煙の妖怪「煙々羅」など)
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