『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』のマイナーチェンジバージョン、
『ポケットモンスター プラチナ』のストーリーや、看板ポケモンのギラティナに関する設定がとても凝っていて興味深いことに気づいたので、そのことに関してちょっと書いてみます。
とあるサイトの記事を読んでいて、「反物質」という文字を目にし、
「HGSSのギラティナの説明にもそんなの書いてあったな」と思ったのが始まり。
反物質とはこの世界を構成する「正物質」とは反対の存在です。
主に正物質とは電子、陽子のこと。反物質とは陽電子、反陽子のこと。
宇宙の誕生と同時に正物質と反物質が「ほぼ」同量出現し、相互に反応してほとんどがお互いに消滅したが、正物質のほうがわずかに多く、
残った正物質が天体を構成する材料になったというのが一般的な説。
ギラティナは反物質を操る力を持ちます。これがどう宇宙に関係するのか、そこで登場するのが、「メニーユニバース」説。
世界線(後述)の分岐によって宇宙はひとつだけではなく、無数に宇宙が存在するという説であり、
その無数に存在する宇宙の中には逆に正物質より反物質のほうが多く、反物質で構成された宇宙もあるというのです。
この反物質で構成された別の宇宙の世界が「やぶれたせかい」ではないかと思うのです。
ギラティナの説明文にある「あばれものゆえ おいだされた」というのは、反物質(ギラティナ)が正物質を打ち消していく様を見たアルセウスか何かが別の宇宙(やぶれたせかい)に追い出したともとることができます。
アルセウスが創造した宇宙にはディアルガ、パルキアが存在するため時間、空間ともに現実世界の我々が認知するそれと同じですが(ディアルガの鼓動で時間が流れ、パルキアの呼吸で空間が安定する)、
ギラティナしか存在しないやぶれたせかいは、横になったり逆さになったりと空間の概念が違うほか、
植物(?)が急に生えたり縮んだり、
アカギの台詞「さかららららら(ry」とか時間の流れもおかしい。
反物質が宇宙と関係していることはわかりましたが、それが時間を司るディアルガ、空間を司るパルキアとどう関係するのか、それは先ほど書いた「世界線」です。
無数に存在する世界線、いわゆる「パラレルワールド」が存在するという「多世界解釈」というものもあり、それを元に宇宙が無数に存在するという理論「メニーユニバース」が提唱されました。
物理的に存在する別の宇宙ではなく、様々な要因によって分岐したそれぞれの世界線にある宇宙。
我々がいるのも無限に分岐した先の世界線のどれかであり、これからも無限に分岐し続けるとされています。
分岐の要因はアリが一歩移動するなどの小さなものから、歴史的大事件などの大きな変化まで様々。
前者は分岐元の世界線からの移動の幅が小さく、後者は大きく移動。
私がこの記事を書いていない程度の小さな分岐の世界線も存在すれば、人類自体が誕生していない世界線も存在するということです。
世界線が変われば当然未来も変わりますが、大事件を回避したりするには、
よほど大きな世界線の変化か、小さな変化の積み重ね(バタフライ効果)がなければならないとされています。
時間と空間、宇宙というものを突き詰めていった場合に出てくるのがこの世界線。
時間、空間と並んで重要な要素であり、時間、空間と密接に関係しています。
プラチナはダイヤモンド・パールのパラレルワールドという設定。
そしてギラティナのフォルムチェンジ、
オリジンフォルムは名前が示すとおり、ギラティナの本当の姿、つまり無数に分岐する世界線の中のオリジナルの世界線(やぶれたせかい)でのギラティナ、
アナザーフォルムは別の世界線でのギラティナの姿ととることもできます。
ギラティナの専用技「シャドーダイブ」。
一度消えてから2ターン目に攻撃、「まもる」、「みきり」を無効化することができるという技。
消えるというのは「自身のみが別の世界線に移動」、
一度消えて防御技を無効化して攻撃するのは、「必ず攻撃を受けるという世界線から回避する術を探せ」という暗示かもしれませんね。
個人的な予測ですが、
「まもる」、「みきり」では変化する世界線の幅が小さく攻撃を受けてしまう。
これを回避するにはノーマルタイプへの交代という大きな変化か、
「かげぶんしん」などの積む回避技に加え乱数によって導き出される命中するか否かの答え、
誰かに一度話しかけて乱数を変えるほどの小さな変化の積み重ね(バタフライ効果)によって回避するかのどちらかしかない。
こうとらえることもできないでしょうか。
…ただ伝説専用技なのに1ターン目に見てから防がれるというのはどうか、ということから「まもる」、「みきり」を無効化しただけかもしれませんが。。
なんかいろいろ書きましたが、
つまり「別の宇宙」は物語の中に登場するものだけではなく、
時間や空間と同じく実際に理論で存在する可能性が示唆されていて、
それがギラティナのモデルになり、ディアルガ、パルキアと並ぶ大きな存在だったのだということですね。
「時間」が流れるごとに無限に分岐する「世界線」に我々がそれぞれ認知できない「空間」がある、
時空と世界線は切っても切れない関係にあります。
確かにギラティナはディアルガ、パルキアと並んで重要な「第三の存在」として相応しい位置にいるかもしれません。
『ポケットモンスター プラチナ』のストーリーや、看板ポケモンのギラティナに関する設定がとても凝っていて興味深いことに気づいたので、そのことに関してちょっと書いてみます。
とあるサイトの記事を読んでいて、「反物質」という文字を目にし、
「HGSSのギラティナの説明にもそんなの書いてあったな」と思ったのが始まり。
反物質とはこの世界を構成する「正物質」とは反対の存在です。
主に正物質とは電子、陽子のこと。反物質とは陽電子、反陽子のこと。
宇宙の誕生と同時に正物質と反物質が「ほぼ」同量出現し、相互に反応してほとんどがお互いに消滅したが、正物質のほうがわずかに多く、
残った正物質が天体を構成する材料になったというのが一般的な説。
ギラティナは反物質を操る力を持ちます。これがどう宇宙に関係するのか、そこで登場するのが、「メニーユニバース」説。
世界線(後述)の分岐によって宇宙はひとつだけではなく、無数に宇宙が存在するという説であり、
その無数に存在する宇宙の中には逆に正物質より反物質のほうが多く、反物質で構成された宇宙もあるというのです。
この反物質で構成された別の宇宙の世界が「やぶれたせかい」ではないかと思うのです。
ギラティナの説明文にある「あばれものゆえ おいだされた」というのは、反物質(ギラティナ)が正物質を打ち消していく様を見たアルセウスか何かが別の宇宙(やぶれたせかい)に追い出したともとることができます。
アルセウスが創造した宇宙にはディアルガ、パルキアが存在するため時間、空間ともに現実世界の我々が認知するそれと同じですが(ディアルガの鼓動で時間が流れ、パルキアの呼吸で空間が安定する)、
ギラティナしか存在しないやぶれたせかいは、横になったり逆さになったりと空間の概念が違うほか、
植物(?)が急に生えたり縮んだり、
アカギの台詞「さかららららら(ry」とか時間の流れもおかしい。
反物質が宇宙と関係していることはわかりましたが、それが時間を司るディアルガ、空間を司るパルキアとどう関係するのか、それは先ほど書いた「世界線」です。
無数に存在する世界線、いわゆる「パラレルワールド」が存在するという「多世界解釈」というものもあり、それを元に宇宙が無数に存在するという理論「メニーユニバース」が提唱されました。
物理的に存在する別の宇宙ではなく、様々な要因によって分岐したそれぞれの世界線にある宇宙。
我々がいるのも無限に分岐した先の世界線のどれかであり、これからも無限に分岐し続けるとされています。
分岐の要因はアリが一歩移動するなどの小さなものから、歴史的大事件などの大きな変化まで様々。
前者は分岐元の世界線からの移動の幅が小さく、後者は大きく移動。
私がこの記事を書いていない程度の小さな分岐の世界線も存在すれば、人類自体が誕生していない世界線も存在するということです。
世界線が変われば当然未来も変わりますが、大事件を回避したりするには、
よほど大きな世界線の変化か、小さな変化の積み重ね(バタフライ効果)がなければならないとされています。
時間と空間、宇宙というものを突き詰めていった場合に出てくるのがこの世界線。
時間、空間と並んで重要な要素であり、時間、空間と密接に関係しています。
プラチナはダイヤモンド・パールのパラレルワールドという設定。
そしてギラティナのフォルムチェンジ、
オリジンフォルムは名前が示すとおり、ギラティナの本当の姿、つまり無数に分岐する世界線の中のオリジナルの世界線(やぶれたせかい)でのギラティナ、
アナザーフォルムは別の世界線でのギラティナの姿ととることもできます。
ギラティナの専用技「シャドーダイブ」。
一度消えてから2ターン目に攻撃、「まもる」、「みきり」を無効化することができるという技。
消えるというのは「自身のみが別の世界線に移動」、
一度消えて防御技を無効化して攻撃するのは、「必ず攻撃を受けるという世界線から回避する術を探せ」という暗示かもしれませんね。
個人的な予測ですが、
「まもる」、「みきり」では変化する世界線の幅が小さく攻撃を受けてしまう。
これを回避するにはノーマルタイプへの交代という大きな変化か、
「かげぶんしん」などの積む回避技に加え乱数によって導き出される命中するか否かの答え、
誰かに一度話しかけて乱数を変えるほどの小さな変化の積み重ね(バタフライ効果)によって回避するかのどちらかしかない。
こうとらえることもできないでしょうか。
…ただ伝説専用技なのに1ターン目に見てから防がれるというのはどうか、ということから「まもる」、「みきり」を無効化しただけかもしれませんが。。
なんかいろいろ書きましたが、
つまり「別の宇宙」は物語の中に登場するものだけではなく、
時間や空間と同じく実際に理論で存在する可能性が示唆されていて、
それがギラティナのモデルになり、ディアルガ、パルキアと並ぶ大きな存在だったのだということですね。
「時間」が流れるごとに無限に分岐する「世界線」に我々がそれぞれ認知できない「空間」がある、
時空と世界線は切っても切れない関係にあります。
確かにギラティナはディアルガ、パルキアと並んで重要な「第三の存在」として相応しい位置にいるかもしれません。
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