takubonpapa blog

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教育基本法改正

2006-12-18 23:18:26 | 教育
 改正教育基本法が参議院を通過して成立してしまった。同じ日に防衛庁を国防省いや防衛省にする法律が成立したのは偶然ではないような気がする。小泉・安倍・創価学会がこの国を大きく右に向かわせたと言っても過言ではないだろうし、歴史に名を残すことだろう。次は共謀罪で反政府的な言論を封鎖し、憲法を改正しアメリカと一緒になって正義という名の戦争をする国へと突き進むのだろうか。

 旧教育基本法は国家が教育を支配し太平洋戦争へと突き進んだ反省から、その時々の政治や行政に左右されない普遍の価値を追求する意志を持って作られたのではなかったか。教育委員会が制度上は首長部局から独立した機関になっているのもそのためだろう。それにしても今のような教育委員会では不要論が出ても仕方がない状況になっているが。それは参議院も同じだな。

 改正教育基本法の成立を受けて33の関係法令が改正されるそうだ。いままで以上に政治や行政の責任を免罪し、様々な社会問題を子どもと教員のせいにして締め上げる方向へ向かうようなきがするなぁ。福島民報で202X年の学校の様子を予想したコラムが5回にわたって連載されていたが夢物語ではない。俺が思いつくだけだって随分ある。

・学力テストの結果次第で学校の予算に差が付けられる。
・できる子とできない子を差別し、できる子にだけ税金を投入する。
・バウチャー制の導入により学校が序列化され、子どもが集まらない学校はつぶされる。
・規制を緩和し株式会社立の学校ができる。国鉄・電電公社・郵便局の次は学校だな。
・国家が教育内容を強制し、批判すらできなくなる。中央集権型になるから目の前の子どもの実態は無視されるな。
・教員は教え子を戦場に送ることを推進する立場になる。断ったら処分されるから黙って従うようになるな。
・政権が変わると優秀とされる教員の基準も変わり使い捨てられる。
・教員免許は10年で更新され、国家の方針に従順なもの言わぬ教員にさせられる。
・子どもたちは上辺だけの愛国心を強制され、計算高い大人がふえる。
・権利より義務が先行し徳目を強制され、学びの場に自由な雰囲気などなくなる。学びではなく調教だな。

 そのほかにもいろいろあるだろうけれど、学校に市場原理が導入され都市部と地方、高所得者層と低所得者層の格差が広がり学校が淘汰されることと、愛国心や徳目の強制で国家に従順な人づくりの場にされることが考えられる。
 本意か不本意かは別としても、俺らが選んだ代表が決めたことだから俺らに責任がないとはいえねえな。
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