takubonpapa blog

 日常の出来事や感じたこと、Mac、バイク、キャンプ、さだまさし等について書いてます。

まったく小せえなぁ

2013-11-20 23:30:44 | 学校事務
 用務員さんが途中退職することになった。おそらく校長に対する不満が理由だろう。ウチの町は用務員(技能労務職)を内部作業と外部作業に分け、内部作業員は町の臨時職員とし、外部作業員はシルバー人材センターに業務委託し派遣労働にしている。本来業務委託とは直接雇用でないため派遣先の学校で業務の指示命令を受けることは労働者派遣法に抵触すると思うのだが、校長はもちろん教育委員会も派遣元のシルバー人材センターも認識しておらずバンバン「お願い」という指示命令を出している。

 今回の事件は校長が外部作業員さんにファンヒーターの掃除を依頼したことから始まった。その前にこの地域のストーブの取扱規定に触れておく必要がある。

 このあたりの学校ではなぜかストーブの使用は12月から3月と取扱規定(内規)で定めている。灯油の購入は教育委員会が11月から3月までと契約しているから11月から使用しても良さそうなものだが、なぜか12月からが本使用で11月は試し炊きと称してコソコソ炊いているのだ。しかも11月と4月については「校長の判断で」という極めて恣意的なものとなっており、校長の数少ない権限の一つにあたるのだ。「11月から4月の室温15度以下」という客観的な使用規定にすれば何の問題も起こらないのだが校長の既得権を奪うことになりなかなか変わらないのだ。全く小さな話だが、いずれこの取扱規定を「11月から4月の室温15度以下」という規定に変えてやろうと策略を練っている。
 ウチの校長はこの小さな権限に執着していて、12月から3月については一切何も言わないくせに11月だけはことさら小さな権限を振りかざすのだ。オレはへそ曲がりだから校長に対して「ストーブを焚いていいですか?。」なんて絶対に聞いてやらない。ある意味我慢競べだから11月中はかなり厚着してジャケットの下にダウンを着ているほどだ。

 それで今回の事件の話に戻るのだが、ファンヒーターを掃除した外部作業員さんは寒い日でもあったので掃除した順からファンヒーターを点火してくれたのだ。校長はいつもの日課である教室回りに職員室から出たとたん、血相を変えて戻ってきて「勝手にストーブを炊いてる教室があるからすぐに消させて!」と教務主任に命令した。校長曰く「においで分かった」と言っていた。オレはまたくだらないことで騒いでいるなと思って無視していたが、校長は犯人を捜しに職員室を飛び出して行った。ここからは目撃証言をもとにしたオレの想像なのだが、血相を変えて犯人を捜して校舎内を歩いていたらしい。そしておそらく外部作業員さんを捕まえた校長は「掃除しろとは言ったがつけろとは言ってない。オレの許可なしにつけるとはお前何様だ。」くらいのことを言ったのではないだろうか。

 しばらくして職員室に戻って雑談をしている校長の所に、外部作業員さんがやってきて「今日の出勤は取り消して帰ります。」と校長に告げて帰ってしまったのだ。それから一週間くらい出勤しなかったのだが先日教頭に辞めるという連絡が入ったとのことだった。

 オレが赴任する前に50代の女性教員が2人ほど年度途中に退職していることを聞いていた。震災・原発事故の影響もあるだろうが半分以上は校長が原因だろうと思っていた。今回の事件と根っこは一緒だと思う。しかし全くおめでたい校長は自分のせいでこういう事態になっていることを全く認識していないようだ。今回の顛末は教育長に伝えようと思っているが教育長は調子のいいことを言うだろうが何かしてくれるとは全く期待していない。結局は同じ穴のムジナなのだ。全くこの組織はいったいなんなんだ。
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