takubonpapa blog

 日常の出来事や感じたこと、Mac、バイク、キャンプ、さだまさし等について書いてます。

青少年健全育成研修会

2010-01-17 21:30:12 | 子育て
 飲んだくれの正月が終わったかと思ったらあっと言う間に1月も半ばを過ぎてしまいました。またまとめてアップしたので読んでみてください。
 さて、今年も青少年健全育成研修会に消防で動員され話を聞いてきました。今年は高校の退職校長さんの話を聞いてきました。

 退職校長ということで、上から目線の堅い話かと思っていたら気さくな語り口で、温かい眼差しで子どもを捉える方で良いお話でした。ただ子どもの前では父親の役割、母親の役割を子どもに見せて欲しいという話を母子家庭のお母さんはどういう思いで聞いていただろうかと少々気になりました。まあそこはウチの親父より上の世代だからその辺の性別役割分業的考えは仕方がないかなと思いながら聞いてきました。
 さらに乳幼児期の教育が大事だというのであれば社会的にそれを保障するための保育所や保育制度が必要だし、14.2%といわれている子どもの貧困に対する社会的なフォローも必要で、それらを全て家庭の責任にしてきたこれまでの政策を改め社会的なシステムを構築する必要があるという政策提言まで言及して頂きたかったなぁと思いました。

 印象に残ったのは、子どもたちを管理する教師のクラスは一見子どもたちがまとまっているように見えるが、子どもたちを惹きつけていない。一方、自分をさらけ出して趣味の話や生き様を語れる教師はクラスがまとまっていないように見えても実は子どもたちを惹きつけているという旨の話は妙に納得できました。教え諭すことよりも背中で教えることのほうが子どもに伝わるのだろうと思いました。
 それから親の期待と子どもの能力のギャップを知ること。過剰に期待せず、子どもの限界を知り価値観を押しつけすぎないことが大事だということ。国策によるITツールの急速な普及で人と人とが直接関わらなくて済む社会になってしまったので、以前にも増してコミュニケーション能力を育てることを重視しなければならないという話にも共感しました。

 講演を聴きながら、理想を押しつけてついついガミガミ言ったり、早く親離れして欲しいという焦りから甘えを退けたり、自分も忙しいから行動を急かしたりという今の自分の子育てを振り返り反省した一時でした。それぞれペースでゆっくり成長・発達する子どもに寄り添い、近すぎず離れない間合いをとりながら、忍耐強く見守る懐の深さを持ちたいものだと思いました。
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