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12年連続自殺者3万人超について思うこと

2010-06-27 23:55:34 | 社会
自殺者12年連続3万人台2010年5月13日asahi.comの記事ですが、元記事が削除されても読めるように全文をコピーしておきます。

 警察庁は13日、昨年1年間に全国で自殺した人は前年比1.8%増の3万2845人だったと発表した。12年連続で3万人を上回った。50代、60代の割合が相変わらず高いが、40代は前年より5.9%増で、増加ぶりが目立った。「経済・生活問題」が原因の自殺も増え、不況が暗い影を落としている。

 同庁が1月に公表した速報値より総数は92人増えた。

 男女別では、71.5%に当たる2万3472人が男性で、前年より2.8%増えた。

 年齢別では、50代が最多の6491人で、全体の19.8%を占めた。次いで60代が5958人(18.1%)、40代が5261人(16.0%)の順に多かったが、前年比では、40代(5.9%増)が60代(3.9%増)や50代(2.0%増)の増加率を上回った。

 一方、20代は前年比0.9%増の3470人、30代は同1.2%減の4794人だったが、人口10万人当たりの自殺者数を示す自殺率では、人口減の影響で、それぞれ24.1人、26.2人となり、統計を取り始めた1978年以降でいずれも過去最悪となった。

 全体の74.4%の人の自殺原因が特定できたが、最も多かったのは「健康問題」で、次いで生活苦や多重債務などの「経済・生活問題」、夫婦関係の不和や家族の将来を悲観した「家庭問題」の順だった。特に経済・生活問題の増え方が著しかった。

 都道府県別の自殺者数では、東京、大阪など都市部で多いが、自殺率では、山梨(10万人当たり41.9人)、秋田(同40.0人)、青森(同39.4人)、岩手(同38.2人)の順に多かった。鳥取は前年の同35.6人から28.1人に減ったが、高知は28.8人から34.2人に増えたのが目立っている。

 同庁によると、今年1~4月の自殺者は前年比9%減となっているという。
(引用ここまで)


 一方で交通事故死者数は9年連続で減少し、2009年は4,914人で57年ぶりに5,000人を下まわった。実に交通事故死者数の6倍の人が自ら命を絶っていることを重く受け止めなければならない。
 日米安保があって沖縄に在日米軍基地があっても、軍事費に5兆円もの予算を投入しても、逆にどこかの国からミサイルが飛んでこなくても、国の無策で12年連続で毎年3万人以上の人たちが、単純計算で12年間で36万人以上の人たちが自ら死んでいくという事実を自己責任だけでかたづけることはできない。仕事がない、金がない、借金を返せない、経営に行き詰まるなどほとんどがお金の問題であろう。「健康問題」が最も多かったようであるが、それだって医療費の問題と考えればお金に行き着くだろう。
 米軍基地よりも、米軍への思いやり予算よりも、軍事費よりも、人が大事にされ未来に希望を持って自ら命を絶つ人がいない国にするために財政を使うべきだと思うのだが。

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