温泉 de ビートルズ

武雄温泉にゆっくり入ってビートルズの音楽で癒される温泉ライフの新提案とビートルズツーリズム運動!

IKADA JAPANのこと

2011年10月29日 | 日記

温泉deビートルズ音楽祭の最終日に登場した長崎市からの三人組IKADA JAPANは凄かった。

Yellow Submarineから始まった彼らのステージ

キーボードとヴォーカルを担当している方のテクニックが凄いし、歌にも味がある。

隣のアコギも中々、ドラムもバッチリ

「中々やるじゃん・・・・。」

そう思いながら写真を撮っていた私。

ところがそのうちあることに気づいたんである。

キーボードの方は前を向いたまま、直立不動

けして指先を見ようとはしないのだ。

まてよ・・・・ギターもフレットを一切見ようとはしない。

まさか・・・と思いズームで迫ってみると・・・・。

彼ら二人は眼が見えてないことに気づいた。

それなのに高度なテクニックでビートルズの難しい曲を見事に唄いこなして演奏もバッチリなのだ。

けしてヘンな感傷や同情なんかではなく、

元々演奏の素晴らしさに感動していた上に、

彼らのハンディを乗り越えた音楽性の高さに、カメラのファインダーが涙で曇って仕方がなかった私。

圧巻はI saw her standing thereの速いベースランを左手で弾きながら、右手でギターのリフを入れながら、且つリードヴォーカルを執った時、思わず「ウーン」と唸ってしまった。

と同時に、この私は五体満足なのに、たいした演奏も出来ない自分が恥ずかしくなったんである。

「IKADA JAPAN」いいバンド名ではないか

筏で冒険の旅に出るようなコスチュームもイカしていた。

 

この先もいかだに乗って必ず大海原に漕ぎ出すことだろう。

そして40余りのバンドの中で、とても印象に残ったバンドでありました。