福岡市博物館
休日を利用して、福岡市博物館で開催された特別展、
“怪異と驚異 -想像界の生きものたち”展を観てきた。
キャッチコピーは、“この世のキワにいる、かもしれない・・・・・・・・”
テレビCMで開催を知り、前々から観に行きたいと思っていた展覧会。
混み合うであろう、ゴールデンウィーク期間を避け、
終了直前になって行くことができた。
テレビCMで、インパクトのある奇妙な仮面や置物が紹介された。
どこかの国の儀式だか何かで使われるような、
愉快なものから、不気味なもの、宗教的なもの、民族的なもの。
前に水木しげる展に行ったとき、水木氏が生前コレクションしていたという、
東南アジアのものを中心に、不気味でユニークなお面や置物など
無数に展示されていたのを覚えている。
また地元ローカルのテレビ番組で、協賛しているテレビ局だったのだろう。
短いスポット番組で、この特別展をササっと紹介しているのも観た。
そこで、福岡各地に残る、天狗や河童,人魚にまつわるものも、
多数 展示されているというのも紹介されていた。
海外のものだけじゃなかったんだ・・・。
妖怪とか想像上の生きもの、そういった類のものの企画展なのかな?
細かいことは調べずに、とにかく面白そうなので観に行った。
博物館正面の敷地内には池があり、その向こうにモニュメントがある。
福岡市早良区にある福岡市博物館。
ここへ来るのは、昨年6月に観た古代エジプト展以来か。
これ書いていて気付いたが、そのときの未だ記事にしていなかった!
かなり見応えのあった展覧会だったので、そのうち記事にしよう。
家を出てちょうど1時間。
福岡都市高速、百道インターを下りてすぐ。
福岡タワーのすぐそばにある福岡市博物館。
いつものように、4体のでかいブロンズ像の戦士たちがお出迎えしてくれる。
ブロンズ像のふくよかな おっぱいを拝みながら入館する。
男女で二対並んでいる、巨大なブロンズ像の戦士。
作品タイトルは“勝利”。
エミール=アントワーヌ・ブールデルさん作。
ググってみたら、フランスの彫刻家らしい。
ヨーロッパを代表する近代彫刻家のひとりだとか。
チケットを購入してスタッフから説明を受ける。
「館内撮影可能ですが、こちらの河童の絵だけは撮影できません。」
テーブルの上に主な展示品の一覧があり、江戸時代くらいに描かれたであろう、
古めかしい河童の図解絵みたいなのだけ、撮影不可だと告げられる。
「え?それ以外は自由に撮影できるっってことですか?」
「はい、ただしフラッシュ撮影はおやめください。」
著名な芸術家や、版権のあるアニメや映画作品の展覧会はもちろんダメだけど、
最近はこういった資料展のようなものは、撮影可能な展覧会が増えてきたように思う。
おそらくSNSとかで紹介してもらい、集客が見込めるって睨んでるんじゃないかな?
昨年夏にキャナルシティで開催された、安彦良和展も撮影可能だったが、
スマフォのカメラのみ可能で、使い捨てカメラやデジカメ、
デジタル一眼レフなど、他のカメラでの撮影は禁止とのことだったので、
スマフォを持っていない自分はブチ切れて、行くのを止めたのを思い出した。
未だ安彦良和だけは展覧会に行けていない。
スマフォを持ってないばかりに。
まあ、ジ・オリジン展だったので、そこまで行きたいっ!って感じでもなかったが。
そんな話は置いといて、さっそく展示場へと進む。
入口には水彩画とおぼしき巨大なイラスト。
人と動物が合体した、いろんな生きものがキャンバスを埋め尽くす。
これはマーメイド,これはキマイラ、これはスフィンクス・・・。
頭が女性で体が鳥・・・ニケ・・・いや、ハーピィだっけ。
頭がゾウで体がヒト・・・ガネーシャだな。
展示室入口にあったイラスト。
五十嵐大介氏作 “異類の行進(マーチ)”
この特別展のために描き下ろした作品だそう。
五十嵐氏を知らないのでググってみたら、
漫画家さんらしく、なんと海獣の子供の作者だった!
言われてみれば、そうだ!
シカとヒト・・・はパンだったっけ、これはケンタウロス・・・じゃないな。
まんまジュゴン・・・人魚だといいたいのか?
トビウオにヒトの顔?
女性の下半身がロケット!?
あれ?よく見たら知らないのばかり、見たことないのばかり。
そうかと思えば、なにもおかしくはない、変哲のない動物も書かれている。
どうやら有名なものとは限らず、
作者がオリジナルで架空のいきものと、実在するいきものをたくさん描いただけのよう。
この特別展のために特別に描き下ろしたイラストだそう。
そのイラストを巨大に伸ばしたものが入口に展示されていた。
小さな原画も脇に展示されていた。
入口を過ぎると、とたんに暗くなる。
ここから不気味さが漂ってくる。
展示される“いきもの”やテーマがカテゴリー分けされている、
「水」,「天」,「地」と3つに別れていて、それぞれのテーマに沿った展示物が並ぶ。
最初は「水」
人魚,マーメイドがお出迎え。
といっても、ファンタジーゲームや小説などに登場する、
上半身は美しい女性で下半身もウロコもヒレも虹色にきらめくといった、
よく見るような美しいものではなく、まあ不気味なものばかり。
ハゲたおっさんの姿をしたものが多い・・・これが現実だ。
マーメイドがいりゃ、マーマンだっているのだよ。
江戸時代に作られた人魚をかたどったお皿。
こんなハゲ頭のおっさん人魚いやじゃ・・・。
なぜかセクシーポーズだし。
コンゴ共和国の絵画、“セイレーンと蛇”。
人魚じゃなくて、セイレーンなんだ。
セイレーンって水の精霊だったか?
翼が生えていた記憶があるんだけど曖昧だ。
ヘビが気になるが、まあ人魚の理想に近い・・・。
ドラクエⅩのキュララナイベントに登場する、人魚姫のメローラさん。
できれば人魚はこうであって欲しい。
ドラゴンも水コーナーに展示されていた。
中国のお祭りで使われる、巨大な龍のつくりもの。
日本でも、唐津くんちや長崎くんちでお馴染みのアレ。
中国の少数民族の龍の刺繍や、龍をかたどった大きな凧。
天井にはムカデ凧と呼ばれる、無数の凧が連なったものが吊るされている。
頭が龍で、いわゆる連凧で、これが上空をたなびく姿は見応えあるだろうな。
連凧が飛んでいる光景なんて、実際に見たことないなあ。
青雲のCMくらいだ。
中国の龍舞の金龍。
龍踊(じゃおどり)で使われるデカイ龍。
10数メートルあったと思う。
これを撮影しているひとが多くいた。
龍頭ムカデ凧。
中国の大きな連凧。
天井にぐるりと展示されており、見過ごすところだった。
これ見てお線香の青雲のCMを思い出した。
北九州市に伝わる辰の凧。
戸畑区の孫次凧(まごじだこ)かな?
タイやベトナム、ミャンマーなどの龍の装飾品や祭事品もあったが、
東アジアの龍が、ヘビのように長い体を持つデザインなのに対し、
西洋のものは、トカゲや恐竜を彷彿とさせるデザインに翼を有しているのが特徴。
西洋のものを「竜」、東洋のものを「龍」と表記分けしたりするが、
どちらもドラゴンであることに変わりない。
西洋のものは展示物が少なかったが、ファンタジーでよく見るTHE・ドラゴンではなく、
ワイバーンとかウィルムとか、そういった雰囲気のものが多かった。
ベトナムの女性用腰巻。
タイ民族の女性が着用しているものらしい。
ベトナムなのにタイ族ってのがややこしい。
鮮やかで繊細な龍の刺繍が施されていた。
ポケモンのレックウザ。
ポケットモンスター ルビー/サファイアに登場する伝説のてんくうポケモン。
このヘビのように長い体を持つスタイルが東洋の龍。
対して西洋の竜はトカゲに翼が生えているイメージ。
この風貌でドラゴンタイプではないリザードンさん。
そして河童。
「水」といって最初に思い浮かぶのは、やっぱり河童。
日本は河童一色だが、海外はタコやナマズ、カブトガニなど、
多種多様なものが精霊だとか、神の使いとかで崇められ畏れられ、
祭事品や装飾品となったものが展示されていた。
クラーケンやリヴァイアサン、サハギンなんかを期待したが、
そういったものはなかった。
クラーケンらしきものはなかったが、タコのイラストはあった。
カナダの先住民族のもの。
次は「天」。
空を舞う生きものが展示される。
中国の大きな鳳凰の凧。
鳳凰といえば、不死鳥、フェニックスだ。
インドネシアやベトナムの舞踏用衣裳や置物,紙芝居用の人形などが並ぶ。
どれも極彩色の翼を有した鳥で、やはりフェニックスなんだろう。
ポケモンだとホウオウ,ファイナルファンタジーだとヴァリガルマンダ、
ドラクエだとれんごくちょうかな。
ベトナムの水上人形劇で使用される人形(鳳凰)
やはり極彩色で荘厳な雰囲気。
インドネシアの舞踏劇の衣裳。
ドラクエに登場するモンスター、極彩色の れんごくちょうは、まんま鳳凰のイメージ。
ポケモンのホウオウは名前も姿もまんま。
そして怪鳥ガルーダ。
インドの巨大な鳥の神様。
ガンダムでは巨大輸送船の名前にもなっている。
もっと無骨な姿かと思ったら、半身はヒト型だったりするのね。
展示物を見ると、どこかドラクエⅩのVer.1の最強ボス、
天魔クァバルナを彷彿とさせるデザイン。
インドネシア バリ島の有翼の守護霊。
インドのガルーダの彫像。
これ見てドラクエⅩの邪教祖サダクの彫像を思い出した。
ガルーダを見て連想したのが、ドラクエⅩの天魔クァバルナ。
Ver.1最強の敵。
そして天狗。
日本で天(空)ときたら天狗になる。
カラス天狗のお面や土鈴などが展示されていた。
あとは天馬(ペガサス)や、ユニコーン,そして雷神なんかも。
雷神いるのに、風神はいなかった。
雷神・風神が対になっているのは日本だけか。
天狗のお面。
鼻の長くないバージョンもけっこう在るようだ。
ドラクエⅩの転生モンスター、死のカラステング(奥の黒い方)
遭遇してもすぐに逃げるので、倒すのが難しいレアモンスター。
天馬(ペガサス)の展示もあった。
ペガサスといえば、ドラクエⅩに登場するファルシオン様。
結界を破るツノを額に生やし、ユニコーン属性もあるというハイブリッドなお馬さま。
さらに敵を欺く仮の姿は鈍重なカメときた。
ドラクエⅩの記事も止まったままだな・・・。
「地」のゾーンに入る。
巨人からはじまる。
不気味な仮面に巨大な像。
ツォノクワと呼ばれる、カナダに伝わる女性の巨人。
子供をさらって食べるが、富をもたらしてもくれるそう。
子どもを捕まえている絵を見て、どこか進撃の巨人を彷彿とさせる。
子どもを食うってので、日本の鬼子母神にもつながる。
鹿児島に伝わる、“やごろどん”と呼ばれる伝説の巨人。
祭りで使用される巨大な人形と刀、下駄が展示されていた。
カナダの女巨人、“ツォノクワ”の版画。
子供をさらって食べるという。
背負子(しょいこ)に子ども入れるのね。
よく見たら、背負子をナイフで破って脱出してる子がいる。
有角人。
よく判らないが、頭にツノが生えているヒト型の生きもの。
鬼(オーガ)や、ゴブリンなんかが思い浮かぶが、
展示されていたのは、なんだか良く判らない、アクマ的なやつ。
変身獣。
日本のものは、キツネやタヌキ,ネコ由来のもの。
要は、人間を化かす妖怪のようなものか。
だが外国のはよく判らないものばかり。
サルっぽいものが多かったか?
いま流行りのケモ耳娘も、これにカテゴライズされるのだろう。
スマブラスペシャルに登場する、
ゼノブレイド2のニアのコスチュームを着たMiiファイター。
ケモ耳娘はここにカテゴライズされるか。
霊獣・怪獣。
判りやすいのは、獅子や麒麟など、日本や中国でおなじみのものたち。
それ以外のものは・・・やっぱ判らん。
麒麟が描かれた中国の壁掛け。
ビールでもおなじみ。
ドラクエⅩに登場する、聖獣ダイキリン様。
メキシコの紙細工、“アレブリヘ”
病気でうなされているときに現れたという、奇怪ないきもの。
今ではウサギやネコ、小鳥やカメなど、既存の動物たちが作られ、
カラフルでかわいらしく、メキシコを代表する民芸品として、観光客に人気だとか。
蟲。
「むし」て・・・アルケニーとかスカラベとか出てくんのかな?と思ったが、
人面のクモやサソリなど。
牛鬼なんてのもここに居た。
そういや、体クモなのに、なんで“牛”鬼なんだろう?って、
ゲゲゲの鬼太郎に出たときから疑問には思っていたら、コイツ頭がウシなのね。
メキシコのクモの仮面。
クモ本体の顔はコミカルなのに、背部になぜその顔を付けた?
メキシコのカニの仮面。
だからなぜそこに口を付けた?
日本にも こんな姿の妖怪が居たような・・・。
人間植物。
なんだそりゃ?って思ったが、真っ先に思いつくのがマンドラゴラ。
このブースにはマンドラゴラはおらず、
樹木からヒトの顔の実をつける奇妙な生きものや、
アメリカ先住民の、植物や野菜をヒト化した人形なんかが展示されていた。
カチーナ人形と呼ばれるそれら、トウモロコシとかサボテンとかあって面白い。
アメリカ先住民ホピ族に伝わる人形、“カチーナ人形”
日本の八百万の神のような存在で、数百種類いるとされる精霊のようなもの。
それぞれ野菜や果物がモチーフとなっていて面白い。
「水」,「天」,「地」を過ぎると、
この展覧会の目玉、標本や剥製のコーナー。
人魚の骨にミイラ、河童の腕、天狗の爪,ユニコーンの角などが展示される。
天狗の爪の正体は古代魚の牙の化石。
ユニコーンの角の正体は、イッカクの牙。
ドラゴンの頭蓋骨は、ワニの頭蓋骨にシカの角を引っ付けたもの・・・。
牛鬼の手(左)と河童の手(右)
どちらも福岡県久留米市(旧:田主丸町)に伝わるもの。
まあ作りもんか、他の生きもののなんだろうな。
正体不明なのもあれば、明らかに造られているものもあって面白い。
最近日本でも、岡山県で長年人魚のミイラだと言い伝えられていたものが、
最新の研究で、魚の皮やウロコ、ヒレを巧みに使った造形物だと判った事例があった。
自分が以前、佐賀県伊万里市の酒蔵で見た、河童のミイラも真相はどうなんだろう?
そういえば、この河童のミイラも写真展示されていた。
福島県に伝わる、猫鬼の頭蓋骨。
貼り合わせ加工したのバレバレなんだけど、当時のひとは信じたのだろうな。
最後は資料などのコーナー。
古い書物や挿絵などが並ぶ。
ここでマンドラゴラのイラストが展示されていた。
マンドラゴラの叫び声を聞かないよう、耳をふさぐ人の姿が面白い。
日本の江戸時代の妖怪退治の絵巻物や図鑑なんかも面白い。
ここら辺になると、水木しげるのあのタッチの妖怪たちが登場してくる。
人魚の写真。
ジュゴンやん。
マンドラゴラを採取するひとのイラスト。
聞くとたちまち死んでしまうという、マンドラゴラの叫び声。
それを聞かないよう、しっかりと耳を塞いでいるのが面白い。
・・・呑気にエサ食ってるけど、犬は大丈夫なん?
鎌倉時代に博多湾に打ち上げられたと伝わる人魚が描かれた掛軸。
その時の人魚の骨。
この骨を水に浸し、その水を縁日に参拝者にふるまい、
延命長寿の水として飲ませていたという。
福岡県豊前市と筑前町にまたがる修験道の霊山、
求菩提山(くぼてさん)に伝わる次郎坊と呼ばれる天狗の像。
同じく福岡県添田町と大分県日田市にまたがる、
霊前 英彦山(ひこさん)に居たとされる大天狗、豊前坊とは違う天狗みたいだ。
前に佐賀県伊万里市の酒蔵で見た、河童のミイラも写真展示されていた。
実物を見たことのある自分は、他の観覧客よりも ちょっと優越感を抱く。
ラスト出口前にアマビエコーナーが。
日本で今もっとも旬な空想の生きものであることは違いない。
コロナも五類に引き下げられ、マスクやパーテーション、
声出しや宴会などの規制が緩和され、収束の兆しではあるが、
まだまだアマビエ様には頑張ってもらわなければならない。
疫病はコロナだけとは限らないからね。
唯一写真を撮った、アマビエ様コーナー。
アマビエダルマがかわいくって、ちょっと欲しかった。
ドラクエⅩで、コロナで緊急事態宣言 真っ只中で開催された、
アマビエ様に厄除けしてもらうというプレイヤーイベント。
偶然 遭遇して、アマビエ様にお祓いしていただいた。
撮影可能だったが、けっきょくラストのアマビエコーナーしか写真を撮らなかった。
会場が暗かったのもあるし、ほとんど撮影するひと居なかったので、
なんかパシャパシャやるのもアレだなって思った。
久しぶりにこういった展覧会を観て満足。
もっとこう、ファンタジーあふれるものを期待していたが、
でもまあ満足である。
やっぱ自分は、こういう異形なものが好きなんだなあ・・・って思った。
購入した特別展図録。
なぜかページ後半にファイナルファンタジーⅩⅤのページが!
神話に描かれている昔のイラストと、FFのそれとが比較掲載されていて、
FFでのデザインラフやCGデザインの過程も掲載されていた。
よその展示会場では、展示されていたのかな?
福岡ではなかったはず。
FFのモンスターは各国の神話や伝説にもとづいたものが多い。
カトブレパス,ベヒーモス,リヴァイアサンだな。
ここら辺は昔 自分がプレイしたものから、そんなデザイン変わっていない。
モルボルは判るが、手前のゴツイ牛と猪合体獣が判らん。
FFⅤに出てた、ガルラかな?
福岡市博物館に来たら、この方にも挨拶しておかなければならない。
公共施設によくある、誰なのか判らない胸像シリーズ。
第18代福岡市長、桑原敬一氏。
きっと福岡市の発展に貢献したお方なんだろうが・・・知らん。
富野由悠季、大河原邦男展に行かれたんですね!私は世代はガンダムですが見たことありません🤣
しかし、アニメの雑誌をいっぱい購入してたのでガンダムのメカは大好きでした。毎号、大河原邦男さん描き下ろしのポスターがあって部屋に貼ってました。おっと、今回のテーマと大きくはずれてしまいました💦人魚やかっぱですね。たしか大分にも鬼のミイラがありますが以前テレビでレントゲン撮影したいと言って断られてました。でも、たしかなんとかして撮影したような…?
たしか結果は猿でしたがひとつだけわからない謎の骨が!果たして正体は?
こんばんは、コメントありがとうございます。
大分の鬼のミイラ、宇佐市にあるやつですね。
鬼の全身ミイラは長野と大分だけで、一般公開しているは大分だけ。
長野のはちっちゃいけれど、大分のはヒトよりでかいんですよね。
一度、観に行きたいなあと思っています。
一応、過去の調査で、豚や馬の骨を組合せ、
粘土で成型して作られたものだということは判っているようですが、
足の太い骨だけはX線では判らなかったそうです。
骨を削って組織を調べると、正体が判明するのですが、
所有するお寺が、ミイラを傷つけるのはNGということで、
そこで調査は中止になっているそうです。
今回の展覧会で知ったのですが、
江戸時代にこういったものを作る職人が居たようで、
精巧にできたそれは、当時の海外でも人気があり(もちろん本物だと信じて)、
MADE IN JAPANの人魚のミイラは世界中に点在するようです。
日本のものづくりの技術はこんなところでも発揮されていたんですね。