オーダー本箱の続き
見積もりを出してもらった。想定していたよりも、ずっと高額でびっくりした!
当然と言えば当然で、量販店のカラーボックスと一緒にしてはいけない。木の種類から選び(もちろん合板ではない)、大きさから細部のデザインまで、私のために作られるのだから。私が規格に合わせるのではない、私に合わせるのだ。
しばらく悩んだ。モノを増やさないという信条で、身軽な段ボール本箱にしたのだから。段ボールなら、必要なくなればすぐにリサイクルできる。それに、ほぼタダ。
…でもこのまま一生段ボールの生活?と心の声が聞こえる。ふと思い立っての本箱製作だけど、本当は前から欲しかったのよね。だからすぐ、どんなデザインか決まった(というか、元々決めてた)んだよね。そして注文した!注文した今でも、本当に良かったのか迷っている。肚が座らないなあ。
自分が『良い』と思っているモノの中で生活しよう…この商売を始めるにあたってそう思ったし、皆さんにも伝えたいと思っている。
良いモノを持って、良い読書時間を過ごそう。自分の周囲には、自分の気持ちが入ったモノを置こう。『気に入った』という軽い言葉ではなくて、できれば自分の思いが表現されているモノを置こうと思う。
職人さんの技術を買うこと、良い木材を使うこと、それに見合う対価を払うこと、上質なモノを持つこと、すべてが自分という人間の表現だと思う。
誤解してほしくないのだが、高級品ばかりを集めようというのではない。そういうことは、お金持ちに任せておけばいい。今の自分ができる、今の自分(もしくは、今よりちょっとだけ先の自分)に見合った暮らしを整えようということだ。
もうちょっと続く
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