これまで身近に赤ちゃんがいなかったものだから、赤ちゃんがどういう存在なのかわからないでいた。赤ちゃんが産まれ1年以上経つけれど、こんなにかわいいのか、こんなに素敵な存在なのか、だ。親バカかもしれないけれど、うちの赤ちゃんはかわいいぞ。
赤ちゃんが産まれてくる、産まれる直後までは実は自分に子どもができるなんてあまり実感できなかった。男だからお腹が大きくなるわけでもないし、仕方がないことだと言い訳しておこう。それが産まれた翌日に初めて奥さんと一緒にオムツ換えをした時から赤ちゃんに対する愛情がぐいぐい高まっていったように思う。オムツ換えをするのが嫌で(実はオムツかぶれして痛かったみたいなのだが、後でわかる)泣きまくる赤ちゃんがとても愛らしかったのだ。
『実録・安藤組解散 さらなる戦い(上)』を読む。著者・大下英治。徳間文庫、発行・徳間書店。2010年4月初版。ISBN978-4-19-893139-1。2008年3月から2009年10月まで『週刊実話』(日本ジャーナル出版)に連載された「ある戦後のドキュメント 流星の群れ 安藤組解散、その後の戦い」を大幅に加筆したもの。
戦後渋谷で暴れまわった安藤組の解散までの流れ。
三栄物産社長元山富雄から安藤昇へ借金取り立ての話が持ち込まれる。元侯爵の蜂須賀正氏が東洋郵船社長横井英樹に貸した二千万円を取り立ててほしいという。横井は豪華な別荘や観光遊覧船を持ちながら借金を返そうとはしないのだ。元山、安藤とさらに「銀座警察」と呼ばれた浦上一家の顧問熊谷成雄を加えた三人は横井を東洋郵船に訪ねる。借金の返済を迫る三人に対し、横井は自分名義の財産は何ひとつない、日本の法律は借りた方に便利にできている(返さなくても法律上問題はないんだよという意味)と言う。さらには横井は三人にコーヒーを出した上で「うちじゃ、借金取りにまでコーヒーを出すんだよ」と抜かし安藤の怒りが爆発、「てめえんとこのコーヒーなんか飲めるか!」とコーヒーカップごと床に叩きつける。安藤は事務所に帰るなり、横井を撃てと指示を出す。
週刊誌らしい文章で情報量が多い。ちょこちょこと重要なことが書かれてある(といっても安藤昇が好きな人にとってではあるが)。六星占術で有名な細木数子の姉、弘恵は安藤組幹部志賀日出也と結婚した。横井を撃ったのは志賀の舎弟千葉一弘。逃走中の安藤は東映のニューフェイス(女優)、山口洋子のアパートに隠れていたこともあった。読売新聞社会部のスター記者三田和夫は特ダネを狙った流れで、小笠原郁夫を匿い、犯人隠匿の罪で逮捕される。横井事件の伊達裁判長は安藤たちに好意的であった。花形が撃たれて刑事がやって来た時のやり取りを山口洋子は居合わせて目撃している、「着ていたワイシャツを出せ」と追及する刑事に撃たれていないと主張する花形が「わかった」というや、ワイシャツをバーンと放る、それがサマになって、もうそっくり映画の世界だったとのこと。評価★★★★。撃たれた横井英樹はのちにホテルニュージャパンのオーナー社長となる(ホテルニュージャパンは火災を起こす)。歴史まで感じるではないか。
このままがんばればそこそこフォークリフトを操れる様になれるのではないか。よく乗っているのだ。がんばるぞ。
赤ちゃんが産まれてくる、産まれる直後までは実は自分に子どもができるなんてあまり実感できなかった。男だからお腹が大きくなるわけでもないし、仕方がないことだと言い訳しておこう。それが産まれた翌日に初めて奥さんと一緒にオムツ換えをした時から赤ちゃんに対する愛情がぐいぐい高まっていったように思う。オムツ換えをするのが嫌で(実はオムツかぶれして痛かったみたいなのだが、後でわかる)泣きまくる赤ちゃんがとても愛らしかったのだ。
『実録・安藤組解散 さらなる戦い(上)』を読む。著者・大下英治。徳間文庫、発行・徳間書店。2010年4月初版。ISBN978-4-19-893139-1。2008年3月から2009年10月まで『週刊実話』(日本ジャーナル出版)に連載された「ある戦後のドキュメント 流星の群れ 安藤組解散、その後の戦い」を大幅に加筆したもの。
戦後渋谷で暴れまわった安藤組の解散までの流れ。
三栄物産社長元山富雄から安藤昇へ借金取り立ての話が持ち込まれる。元侯爵の蜂須賀正氏が東洋郵船社長横井英樹に貸した二千万円を取り立ててほしいという。横井は豪華な別荘や観光遊覧船を持ちながら借金を返そうとはしないのだ。元山、安藤とさらに「銀座警察」と呼ばれた浦上一家の顧問熊谷成雄を加えた三人は横井を東洋郵船に訪ねる。借金の返済を迫る三人に対し、横井は自分名義の財産は何ひとつない、日本の法律は借りた方に便利にできている(返さなくても法律上問題はないんだよという意味)と言う。さらには横井は三人にコーヒーを出した上で「うちじゃ、借金取りにまでコーヒーを出すんだよ」と抜かし安藤の怒りが爆発、「てめえんとこのコーヒーなんか飲めるか!」とコーヒーカップごと床に叩きつける。安藤は事務所に帰るなり、横井を撃てと指示を出す。
週刊誌らしい文章で情報量が多い。ちょこちょこと重要なことが書かれてある(といっても安藤昇が好きな人にとってではあるが)。六星占術で有名な細木数子の姉、弘恵は安藤組幹部志賀日出也と結婚した。横井を撃ったのは志賀の舎弟千葉一弘。逃走中の安藤は東映のニューフェイス(女優)、山口洋子のアパートに隠れていたこともあった。読売新聞社会部のスター記者三田和夫は特ダネを狙った流れで、小笠原郁夫を匿い、犯人隠匿の罪で逮捕される。横井事件の伊達裁判長は安藤たちに好意的であった。花形が撃たれて刑事がやって来た時のやり取りを山口洋子は居合わせて目撃している、「着ていたワイシャツを出せ」と追及する刑事に撃たれていないと主張する花形が「わかった」というや、ワイシャツをバーンと放る、それがサマになって、もうそっくり映画の世界だったとのこと。評価★★★★。撃たれた横井英樹はのちにホテルニュージャパンのオーナー社長となる(ホテルニュージャパンは火災を起こす)。歴史まで感じるではないか。
このままがんばればそこそこフォークリフトを操れる様になれるのではないか。よく乗っているのだ。がんばるぞ。