新型コロナワクチン接種にともなう歯科治療について

日本ではワクチン接種がだいぶ進んでおり、9月21日時点で2回目接種人数が6900万人を超えています。

当院の患者さんでもワクチン接種の最中の患者さんが多くいらっしゃり、ワクチン接種前後の歯科治療をどうしたらよいかの問い合わせを多くいただくようになりました。


あくまで当院の指標ですが、下記に列挙します。

[抜歯、歯周外科などの侵襲の加わる観血的処置、重度歯周病の方の歯周治療、全身疾患のある方の歯科治療]
・ワクチン接種前後1週間はなるべく避ける。


[通常の歯科治療(虫歯治療、歯周治療、メンテナンス、義歯治療など)]
・ワクチン接種前は特に制限しない。
(但し痛みのでる可能性のある治療は状況により避ける。)
・ワクチン接種後は主な副反応が3日間は続きやすいため4日目以降が望ましい。

※急な炎症で投薬や処置が必要な場合や個々の患者さんの全身状態により異なりますのでご不明な点は当院までご連絡ください。


また最近、歯痛の訴えで来院される患者さんの中に、ワクチン接種してから突然痛くなってきたという患者さんが結構な頻度でいらっしゃいます。

ワクチンの副反応や体の抵抗力の低下が一因と考えています。

ワクチン接種後の歯痛につきましても我慢せず一度ご相談いただけたらと思います。

新型コロナワクチンについてはまだまだ情報が新しく未知のことも多いですが、可能な限り多方面から情報統計を調べて安全な歯科治療、患者さんに負担が少ない歯科治療を心掛けてまいります。