毎年5月に催される新橋演舞場の「東をどり」に今年も招待していただいた。江戸の粋を今に伝える芸者さんたちの美しさには目を開かれるものがある。
今ではもう数少なくなってしまった芸者さんという伝統芸能美の継承者たち。なんとかこの独特の世界の美意識をずっと残して欲しい、と願わずにはいられない。
本来の江戸の芸能の粋さを堪能した後、2Fにあるお茶室で、特別にお茶をたてていただいた。お茶のお点前は時々いただく機会があるが、芸者さんたちに点てていただくお抹茶の味は格別風流で、なんとも雅な午後だった。
毎年5月に催される新橋演舞場の「東をどり」に今年も招待していただいた。江戸の粋を今に伝える芸者さんたちの美しさには目を開かれるものがある。
今ではもう数少なくなってしまった芸者さんという伝統芸能美の継承者たち。なんとかこの独特の世界の美意識をずっと残して欲しい、と願わずにはいられない。
本来の江戸の芸能の粋さを堪能した後、2Fにあるお茶室で、特別にお茶をたてていただいた。お茶のお点前は時々いただく機会があるが、芸者さんたちに点てていただくお抹茶の味は格別風流で、なんとも雅な午後だった。
テレビドラマや映画『キルビル』などで、殺陣のできる演技派女優として活躍している真瀬樹里さんの、プロモーション撮影のプロデュースとアートディレクションを担当することになった。
モデルさんと女優さんでは、写真の撮り方は全く違う。静止したスチールの仕事がほとんどのモデルさんに対し、女優さんは演技している映像が勝負。そこで今回ぼくが目指したのは、真瀬さんの動きのある一瞬を捉えた撮影だった。さすが殺陣のできる動きの美しさを体現する女優さん。そのプロフェッショナルな動きの見事さは感動ものだった。
ロケも含めた1日かがりの撮影だったが、イメージどおりの結果が出せて、真瀬さんにも喜んでいただけたし、ぼくも満足のいく仕事になって、充実した一日だった。
あまりの忙しさにちょっと体調をくずしてしまった。そんなとき行ったのが三軒茶屋にある博多のモツ鍋屋さんの『神屋』。博多特製のモツ鍋や、最後に出てくるちゃんぽんも美味しかったが、なによりも店員さんたちの、接客のうまさに元気をもらった。
食事って、料理の味ももちろんだが、それをとりまくサービスとか人とか、そんなことがとても大事なのだと改めて思った。特に自分の体調が良くないなんていう時には、こんな店で食事をすると、ほんとに生き返った思い。三軒茶屋で食事ということになったら、この『神屋』、おすすめです。
青山のレイジースーザンでは絵も販売しているのだが、これらはダンサーをモチーフにした絵で、それぞれけっこう値段のするものだけれど、どれもカッコいい!
ぼくはミュージカルなどを観ていても、歌手のバッグで踊るダンサーに目を奪われることが多い。ダンサーって、ほんとにドラマチックで素敵だと思う。
ぼく自身も絵を描くので、こんなモチーフもいいなあ、としばらく見入ってしまった。
今年はいろいろな柄のプリントがトレンドのひとつだが、青山でこんなプリントバッグを見つけた。どれも外国のテキスタイルを使ったものらしく、こんなにずらりと並ぶととても新鮮。
洋服に合わせて、バッグもアクセサリーのようにいろいろ持ち変える、なんていう風な楽しみ方もできそうだ。
冷たい雨の天気がつづいて、空を見上げていたぼくの気持ちもなんだかぱっとしなかったけれど、今朝はやっと5月らしい、きれいな光が見えて元気が出た。 いい雲がないかな、と見ると、一足先に夏を感じさせるこんな雲。
もう晴れの日は日差しがかなりきつい。うっすらと汗をかくこの時期、感触とはうらはらに、肌の内部は乾燥しがちなので、紫外線対策と保湿を心がけるスキンケアをお忘れなく。
気温が上がるにつれて、今年も涼を誘ういろいろなスイーツが目に付くようになった。それにしても和のスイーツが多い。小豆と抹茶は、アイスクリームや生クリームなどの乳製品との相性がいいし、カロリーも低めだから、これからも美味しい和スイーツはどんどん生み出されるのではないか、という気がする。
なかでも、「和の盛り方」がうまいなー!と、感心してしまったのが、このハーゲンダッツの「白玉あずきサンデー」。とにかく見ただけで「食べたい!」と思わせる誘惑たっぷりの見せ方。体重管理もしつつ、今年も冷たいスイーツを楽しもう。
毎月22日は母の命日。できるだけお墓参りに行く。もしぼくが行けないときにも、毎月22日には必ず墓前にお花が届くようにしている。今月は母の日もあり、生前母が好きだった季節のものや甘いものをいろいろもってお墓に行ってきた。
両親を亡くしてもう何年にもなるが、今もぼくの中には、しっかりとふたりとの絆があるのを感じている。この高塚家の墓も、ぼくがふたりのために建てた。お参りの時にはまずきれいに掃除する。そして母の好きだった花を供え、線香をあげて、手を合わせる、これだけのことなのだが、気持ちがあたたかく落ち着く。
母は毅然とした人だった。甘やかされた覚えはないし、どちらかといえば厳しく育てられたが、それは今もぼくのなかにしっかりと根付いている。そんなことを思い出しながら、今年も墓前で手を合わせた。
4月末に発売されたばかりのロイ・ハーグローヴの『EARFOOD』は、ジャズのクインテッドの、オーソドックスな魅力を存分に聴かせてくれる1枚だ。
ジャズのクインテッドは、2管(トランペットとサックス)と旋律(ピアノ)、リズムセクション(ベースとドラム)という構成だが、これらがなんともスタイリッシュにまとめられていて、初心者からちょっとうるさいマニアなファンの耳も、「ん?」とそばだたせる力も持っているセッション。トランペットとサックスと、2つの管楽器というのは、ちょっとうるさいかなと思いきや、その辺が実にうまく按配されていて、うなってしまった。
ハーグローヴは世界のトップを行くトランペット奏者のひとりだが、これはEmarcy移籍第一弾の作品。ブルーノート東京での来日公演でも満員の聴衆を熱狂させた、まさにホンモノといえるジャズを堪能できるアルバムだと思う。
知り合いに付き合って、根津から上野、浅草まで歩いた。ぼくがふだんあまり来る機会のないエリアだが、それだけに見るもの、町の雰囲気などなど、新鮮なものが多くて驚いた。
これは昭和の匂いのする日用雑貨の店。かつては身の回りにふつうにあったものだけれど、いつのまにか姿を消してしまったモノたちが、ここではまだ商品価値を持って売られている。
お醤油のいい香りをさせているのは、おせんべいやさん。
大きな筆がディスプレイされた筆屋さんなんていうのもある。
お寺がたくさんあって、こんなすてきな灯籠を見つけた。
今は閉鎖されてしまった地下鉄の駅も凝ったレトロなたたずまい。
浅草の街並みも独特のにぎやかさをもっていて、なんとも見るものすべてが新鮮な一日だった。