仕事の打ち合わせでホテル・オークラへ。ホテルのインテリアや飾られているオブジェにはすごく興味をもっているので、いつも気にしているのだが、ホテル・オークラは特にレベルが高く、いつも刺激される。 きょうはなんと盆栽。
まわりの光の具合も計算されていて、盆栽の描き出す輪郭を美しく見せているのがさすが。洋のなかで、和の美しさを際立たせるこんな手腕には感心してしまうし、とても勉強になった。
仕事の打ち合わせでホテル・オークラへ。ホテルのインテリアや飾られているオブジェにはすごく興味をもっているので、いつも気にしているのだが、ホテル・オークラは特にレベルが高く、いつも刺激される。 きょうはなんと盆栽。
まわりの光の具合も計算されていて、盆栽の描き出す輪郭を美しく見せているのがさすが。洋のなかで、和の美しさを際立たせるこんな手腕には感心してしまうし、とても勉強になった。
暖かい冬と、来るべき春が入り乱れているような変化の激しい日々が続いたが、ついにサクラが花開き始めると、もうこれは本格的な春の到来。ゆっくりと花見もできないぼくだが、毎年ちょっとした時間を見つけて、つかの間の花見を楽しむことにしている。 きょうもタクシーで通りかかった目黒の近くで、あ、今だ!と思って短い時間を楽しむことができた。
サクラの季節って、ほんとにみんなの心が浮き立ち、そわそわするのが不思議だ。この薄紅色のはかない魅力が、日本人に特別な感慨をもたらすというのも興味深い。
ジャズのCDを毎週何枚も買っているが、時々VDVの中にも欲しいものがある。(CDと違って音楽DVDは当たりハズレが大きいのだが)これは1967年、ヨーロッパツアーのときのマイルス・デイビスの演奏が聴けて、見られる一枚だということで、迷わず購入。
マイルスは自身ももちろん天才だったが、一緒に演奏するメンバーとして若い天才たちを見出すことにかけても炯眼だった。このDVDでもそのメンバーの素晴らしさが際立っている。
ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムズ・・・とくれば、特にジャズに興味のある人でなくても、一度は名前を聞いたことがあるのではないか、というくらいの天才ぞろい。
ショーターとハンコックは今でもいっしょに演奏活動をしていて、3年前、東京でコンサートを行った時には楽屋でお会いすることができて感激だった。 マイルスと一緒にやっていたジャズマンは、以後ずっと一流の道を歩いている、という事実をみても、彼のすごさが改めてわかる。
ぼくは自分がドラムスを演奏するせいか、特に映像のなかでドラマーに目がいくのだが、このDVDの若きトニー・ウィリアムズのドラミングのかっこよさ、すごさにはまいってしまった。40年も前の演奏なのに、今聴いてもこんなにアグレッシブだということにも感動する。60年代の白黒の映像からは、彼らの人間性や生き方が濃く伝わってくる。
冬に逆戻りしたような気温がつづいた東京だったが、きのうからいよいよ春本番、という日差しになってきた。 冬から春へのこの日差しで、つい瞬きが多くなる季節だ。けっこうメイクが崩れやすく、なんとなくしょぼっとして、シワ感が目立つのがこの季節の目元の特徴でもある。
気温が高くなると、つい冬にしっかりしていた乾燥対策もゆるみがちで、手を抜いてしまうものだが、この時期の手抜きは、秋になって肌荒れの原因になるので、けっこう重要。
特に意識してアイクリームなどでケアして欲しい。デアサスの「アイクリーム24h.」を下地の前に塗り、それが乾いてからメイクをすることで、保湿充分の崩れにくい、ピッとした目元をつくることができる。
散歩の帰りに見かけた近所のお宅の庭には、花がいっぱい。一足早い春爛漫の気分が花壇にあふれていて見とれてしまった。
こんなふうに、気持ちをこめて丹精する庭、というのもいいなあ。今のぼくにはとてもその時間はないけれど、いつかこんなこともやってみたい、と思ったのだった。
お彼岸の朝、早起きして仕事の前に、両親のお墓参りに出かけた。これが東京郊外にある高塚家のお墓。
掃除をして、新しい水を備えると、なんだか不思議に気持ちが落ち着いてくる。やっぱりこういった行事には意味があるんだなあ、と思いながら仕事に向かったのだった。
このところ、忙しくても朝ジョギングを欠かさない。6キロから8キロ走って、一度戻ってから、今度はドルチェと散歩することにしている。
まるで「待ってました!」といわんばかりの、ドルチェのこういう顔を見ると、走った後で疲れていても、また散歩に行こうという気になってしまうのだ。
甘いものがお好きな方への贈り物を買いに銀座へ。甘納豆の専門店で、5種類入りのパッケージを選んだ。
豆の色形って、こうしてみると多様で美しい。つい自分用にも購入。久しぶりに食べてみると、甘納豆って、おいしい!!!素材の滋味が凝縮している感じで、秀逸なお菓子だと思う。豆を甘くしてつくる菓子、というのは、けっこう日本の甘味の原点といえるんじゃないか、と甘納豆を見直した日だった。
ぼくが常に刺激を受けるジャズマンとして、このブログでも何回か名前が出てきたことのあるパット・メセニー。彼の最新作を大いに期待して聴いたのだが、期待をはるかに上回る完成度の高い理知的なアルバムで、今ちょっと興奮状態。
メセニーは、カンザス・シティ生まれ。13歳の時、独学でギターをはじめ、18歳でバークリー音楽院の講師を務めるという、若いときからの活躍ぶりもさることながら、自他共に認める完ぺき主義者のメセニーならではの演奏を常に聴かせてくれてきた。
ジャズとフュージョンの垣根をとっぱらい、自由に双方を行き来する彼の音楽は、全くなんの前知識もなく、音を聴いただけで、あ、これはパット・メセニーだ、とわかる独自の世界をもっている。少人数のカルテットなのに、まるでオーケストラを聴いているような、そんな錯覚に陥るくらいの、深く透明感のある一種独特の迫力。何度聴いても、ほんとうに手ごたえのあるジャズを聴いた、という高揚感で体が満たされる。
常に前進して止まない彼のアーティストとしてのスタンスも、分野は違っても常にクリエイティブでありたいと心がけているぼくにとっての、大きな励ましになっている。