タカツカ・サイズ

高塚一昌の土曜にっき

土曜日。インポートもののドルチェの首輪

2006年03月25日 | 愛犬ドルチェ
 仕事から帰ると、ドルチェはもう眠そう。あれ、毛布がわりにかけているのは・・・ぼくのトレーナーじゃない?でもまあいいか、このお姫様には勝てない。
 注文しておいたドルチェの首輪とリードがきょう届いた。ドルチェにお行儀を仕込んでくれたトレーナーが個人輸入しているアメリカのブランド品。カタログで注文しておいたものだ。ペット用品はヨーロッパ製もいいけど、なんといってもアメリカ製が商品も豊富でドルチェに似合いそうな派手目なものが多いので、このごろはもっぱらアメリカ製にしている。ドルチェの黒い毛並みがひきたつピンクと白に赤いハート・・・結構派手だなあ。あしたはさっそくこの首輪をつけて、散歩に行こう。




金曜日。春の空に見入ることで、見えてくること

2006年03月25日 | 街歩き
 中学時代は天文部に属していて、昔から星をみるのが好きなので、海外ロケなどで違う土地に行くと必ず夜空を見上げる。目が暗闇に慣れると 沢山の星がみえて 流れ星まで見えてくるのが面白い。特に季節の代わり目には、寒いとか暑いといった肌感覚よりも、ぼくの場合は空を見上げることでその変化を実感する。

 よく晴れた春の朝。夜空に星座をさがす感覚で青空を数分間じっと見あげていたら、青がしだいにより鮮明に、深く綺麗に見えてきた。ほんとに気持ちが開放されるような青の世界がそこにあった。写真ではそのままを伝えられないのが残念。やがて人と車であふれる青山界隈も、この時間はまだ空気もきれいで新鮮で、春の訪れがひしひしと感じられたのだった。


木曜日。じつは、甘いもの好き

2006年03月25日 | その他
 ぼくはスウィーツが大好きで、ひとつのものに凝ると週に何回も通ったりということもあった。グランド・ハイアットのフォークドアのパイとか・・・よく食べたなあ。
 でも、美容の仕事をはじめてからは、自分が太ったりしていてはいけないと思うので、お酒も止めたし甘いものも夜は絶対食べない。写真のソフトクリームはすごくうまそうだったけど、写真を撮るだけでガマンガマン(つらかった!)。
 アイスクリームはすごく気分を落ち着かせてくれることがあって大好きなので、昼間のうちに食べることにしている。


水曜日。アシスタントの鈴木君の手

2006年03月25日 | お客さん、友人たちと
 アシスタントの鈴木くんは、今ぼくが最も信頼するスタッフのひとり。サロンワークとともにメイクアップアーティストとしての仕事も目指している。撮影の現場では発案から仕上げまで、それぞれの過程で、彼にチャレンジのチャンスを与えるようにしている。
 シャンプー剤のために、彼の手は荒れている。これは美容師を目指す人が最初に体験すること。ぼくも修行中の2年間くらいは、もっとひどい手をしていた。毎日手がぼろぼろに荒れ、帰りの電車でつり革をつかむとバリバリいって血が出る。焼酎にグリセリンを混ぜたものを塗って手袋をして寝ると朝よくなるのだが、また一日の仕事を終えると荒れた手に逆戻り。そんなことのくりかえしだった。今ではシャンプー剤も肌にやさしいいいものができてきたので、美容師の手にはもちろん、言うまでもなくまずお客さんの肌のためにうれしいことだ。

 美容師が「シャンプー」から学ぶべきことは山ほどある。自分の手がじかに触れているお客さんの感じ方をキャッチできる繊細なセンス、接客についての細かい気遣いなどなど、ここでずいぶん勉強になる。
 美容室ではお客さんに我慢をしてもらう状況が多々ある。椅子に長い時間座りつづけなければいけないし、カットも髪の毛が落ちてくるし、パーマでは髪をひっぱられるし・・・そんななかでシャンプーのときだけが、お客さんに気持ちいいと感じてもらえる時間なので、これをいかに気分良く過ごしてもらうかは、すごく大切なことだと思っている。

  メイクアップ・アーティストとしては、荒れた手は絶対バツだ。なんといってもお客さんの肌に触れることもあるので、手入れには気をつかっている。いずれデアサスでぼくならではのハンドケアのコスメも作りたいと思っている。


火曜日。大女優さんのリクエストから生まれたクレンジング

2006年03月25日 | コスメのワンポイントテク
 きょうは某大女優さんのヘアメイクを担当。この女優さんは肌の乾燥が怖いと言って、20年くらい顔を水で洗わなかったという。クレンジングにはほんとうに苦労しているの、と言う彼女の悩みを解決すべく作ったのが、デアサスの「クレンジング・マスク」だ。
 この「クレンジング・マスク」は、絶対肌を乾燥させない、傷めないというコンセプトでつくられている。スクワランオイルやミツロウなどの上質な天然素材をベースにしていて、鉱物性のオイルを全く含んでいないので、落とした汚れが肌に逆流しない。鉱物性の成分を含んでいるものは時間がたつと、浮き出た汚れがまた毛穴から吸収されてしまうので、クレンジングを選ぶときには成分に気をつけてほしい。クレンジング・マスク」は、適量を肌にのせて指先をすべらすように顔全体にのばし、汚れが浮き上がってきたら、水で濡らしたコットンで優しくふき取るだけ。これで完璧なクレンジングができる。

 このクレンジング・マスクの使用テクをひとつ。名前に「マスク」とあるとおり、このクレンジングは汚れを落とすだけではない。ビタミンB6誘導体やマロニエ、ローズマリーなどの植物エキスもたっぷり含んでいて、クレンジングしながら保湿や引き締めができるクリームとしても活躍するのだ。
 その特徴を活かして、まず肌にたっぷりに乗せ、そのままティッシュでおおって5分置く。それから優しく指先を使って汚れを浮かせ、濡らしたコットンでふき取る――これでクレンジングしながら、ちょっとしたパックのようなことまでできてしまう。水の代わりにデアサスの化粧水「モイスチャライザー」をたっぷり含ませたコットンでふき取れば、さらに贅沢かつ完璧。
 女性たちはクレンジングにこそ、もっともっとお金をかけるべきだとぼくは思う。スキンケアのスタートであり、もっとも大事な過程がクレンジングなのだ。ここがちゃんとしていることで、後にくるケアの効果がぐんと違ってくる。


月曜日。サロンのBGM選び

2006年03月25日 | その他
 サロンではいつも邪魔にならない程度の気持ちのいい音楽を流している。これらの音楽も僕が自分で選ぶことにしている。
 きょうは新しいモダン・ジャズのCDを買って、マックにとりこんだ。きょう買ったのは名ベーシスト ジャコ・パストリアスの追悼版で、彼がウェザーリポートというグループにいたときの演奏。この人は独特の音色とはぎれのいい正確なリズム、革命ともいわれたハーモニクス奏法というのを編み出して、70年代から80年代にかけてそのテクニックと音楽センスは新しく、いろんなベーシストに影響を与えた。
 いまサロンのマックにはBGMに流す曲が700曲くらい入っている。ぼくの好みを反映して、ジャズやフュージョン、ポップスでもちょっと凝ったもの・・・というところが多い。


土曜日。予約満杯で一日サロンワーク

2006年03月18日 | 愛犬ドルチェ

 早朝、ドルチェと散歩。今日は時間がなくて近所で済ます。例のごとくお気に入りをくわえて、ちょっと遊び足りないドルチェを残して、サロンへ。
 びっしりの予約に、いささかヘトヘトでお昼を食べる時間もトイレに行く時間もない(?)。でも遠くからわざわざ来てくれるお客さんたちに会うと、元気がとりもどせるのがありがたい。これでまた次の一週間もがんばれそうだ。


木曜日。バレンタインのお返し選び

2006年03月18日 | お客さん、友人たちと
 撮影2日目。きょうも秘密のテクで肌を整えてからメイクにはいった。外国人のモデルさんには良くあることだが、水かかわると肌は大きな影響を受ける。 きょうはまず中国舞踏から撮影がはじまった。唐の時代、シルクロードの敦煌で時の支配者たちのために舞った仙女の舞だそう。敦煌の壁画にある花を額に描いて欲しいとのリクエスト。通訳の人の説明をききながら、リップで桜の花を描く。当時の女性はみんな額に花を描いていたそうだ。
 撮影が無事すんで、あとでよく聞いてみると、ほんとうは梅の花だったらしい・・・でもモデルさんは上機嫌で美しい舞を見せてくれた。スナップを撮ってみたら、とても素敵だったが、キャンペーンがはじまるまではどこにも写真を出せないのが残念だ。  

 バタバタのなか、なんとか1時間だけ時間をつくって、ずっと気になっていたバレンタインのお返しを急いで買いに行く。日ごろがんばってくれているスタッフたちにホワイトデーのプレゼントを買いに走る。
 プレゼントを選ぶのは大好きだ。男性でも女性でも、贈る人それぞれをイメージしながら選ぶのは楽しい。時間がなかったけれど、一人ひとりの顔を思い浮かべながら選び始めるとつい夢中になって、これだ!と思うものを見つけたときは、すごい達成感! 夜、サロンでメールチェックすると、スタッフからプレゼントのお礼のメールが。どれが誰、といっていなかったので、みんなでワイワイやりながら好きなのを選んだらしいが、ぼくがコレはこの人、とおもっていたのと100パーセント一致したものをみんなが選んだのはおもしろい。


水曜日。緊急時のお助けは、秘密のデアサス・テクニック

2006年03月18日 | コスメのワンポイントテク
 いよいよ撮影当日。6時起床、7時過ぎにはサロンに到着。急いでスタジオへ。中国人モデルさんに会った瞬間・・・愕然!思ったとおり、肌の調子がかなり悪い。やはり睡眠時間の少なさが肌に反映されてしまっている。こんな場合は緊急対策をとる。すぐに撮影に入らず15分だけ時間をもらって、まずデアサスのスキンケアで肌を整える。時間がないけど、肌をなんとかしたい!という時にはおすすめのテク。

 このテクニックはいつも緊急時にてきめんに効果を発揮してくれる。化粧水「モイスチャライザー」のコットンパック。モイスチャライザーをコットンにたっぷり含ませ、肌に乗せて10分置く。その後ケアオイル「オレアム」をたっぷり塗って、蒸しタオルでおおって5分。これで驚くほど肌がよみがえった。

 

 二人のモデルさんのそれぞれの個性を大切にしながら、クライアントのコンセプトに沿ったヘアメイクを施す。こんなとき自分の仕事は「黒子」だなあ、とつくづく思う。イメージ通りに仕上がって、いざ撮影開始だ。順調に進み、各カットで一番いいものが壁にピンナップされていく。
 モデルさんも最初は緊張気味で笑顔も硬い。これまで数えきれないほどの撮影やショーの仕事をしてきたが、必ず感じるのはちょっと疲れが出てきた午後遅くからが、モデルさんが一番いい表情を出すということ。意外に思われるが、疲れもまた人の緊張をゆるめる役目を果たすのかもしれない。


火曜日。中国から来たモデルさん

2006年03月18日 | アーティストとして
 夕方、成田から直行でサロンに到着した中国人のモデルさんをみてびっくり。髪の毛の量がやたらに多い。聞いてみると4ヶ月前にエクステを装着しているとのこと。多いはずだ。しかもヘアカラーのムラが目立つ・・・どうやら徹夜仕事になりそうだ。 ぼくたちスタッフは寝なくてもかまわないけど、一番怖いのは彼女の睡眠時間がなくなることだ。睡眠時間は肌のコンディションに明確に表れてしまう。だけど、アーティストは最悪の条件の中でベストの状態をどう作り出すか、を考えるのも仕事。そうすることで自ずとプライオリティが見えてくる。

 まず、接着剤でしっかり付いている延べ150本のエクステを取り外すのに2時間。シャンプー後、縮毛矯正。顔が小さいモデルさんだが、髪の毛が広がっていると、顔が大きく見えてしまう。さらに、ヘアカラー、トリートメントをして終了は午前1時・・・撮影が心配だ。ヘアは寝なくてもなんとかなるけど、肌はそうはいかない。