ぼくの親しくしているジャズ・ピアニスト、クリヤ・マコトのことは、ブログでもたびたびご紹介しているが、アルバム『MY MUSIC IS YOUR MUSIC』がついに、ヨーロッパでリリースされることになり、その記念コンサートツアーが9月にはじまる。(問い合わせ:03-3652-1111) ワールドスタンダードな活躍をつづけているクリヤだが、このアルバムも日本で大好評を受け、ヨーロッパでも評価されることになったのは、ほんとうにすごい。 「元来音楽というのは、生きていくのが困難な人にこそ最も必要とされてきた」という哲学が彼のジャズの根底にある。
もうひとり、ぼくの20年来の友人であるジャズ・アーティスト、ケイ・柴田も、9月にはライブがある。(問い合わせ:045-226-1919)アメリカ軍関係の仕事をしていた父親の影響で、幼い頃からジャズに親しみ、3歳からピアノを始め、9歳で初リサイタル。その後はジャズの道をまっしぐらで、やがてニューヨークへと活動の場を広げ、マイルス・デイビスバンドのメンバーなど、世界のトッププレイヤーと共演するなど、こちらも日本を代表するジャズマンだ。
秋の気配がすると、じっくりと心行くまでジャズを聴きこみたくなる。9月10月の、ふたりのライブを楽しみにしている。