goo blog サービス終了のお知らせ 

資格界の赤い星ー平成令和資格浪漫譚ー

男の浪漫で資格(会計、法律、情報処理等)を集めております。男の浪漫の究極形態たる資格の帝王となるべく精進してまいります。

建設業経理士1級 原価計算(第5、6回)論述復習

2015-02-08 00:17:31 | 簿記・財務会計・原価計算・管理会計
原価計算(第5、6回)の復習をします。

第5回

問1 建設業において事前に原価を計算するいくつかの意義について述べなさい。

 建設業において、受注獲得までに多大な労力を要することから、事前原価計算が重要となる。事前原価計算の意義として3つある。1つ目は、受注獲得のための対外的資料作成としての見積原価である。2つ目は、工事の採算化のための内部資料作成としての予算原価である。3つ目は、日常の工事を管理をするための能率水準としての標準原価である。

問2 複数の車両によって工事用資材の運搬をしている場合、この費用をどのように個別の工事原価に算入すべきか。その手法について説明しなさい。

 複数の車両の運搬費を個別の工事原価に算入する方法として3つある。1つ目は、運搬費を補助部門費として集計し、施工部門費に配賦し、そして個別の工事原価に算入する方法である。2つ目は、運搬費の発生と関係の深い活動に結びつけて、個別の工事原価に算入する方法である、3つ目は、事前に車両の使用率を計算し、個別の工事原価に算入する方法である。

第6回

問1 特殊原価調査を定義し、建設業原価計算においてこれをどのように活用すべきかについて述べなさい。

 特殊原価調査とは、財務会計機構のらち外において、意思決定のために行われる原価に係る調査である。特殊原価調査には、業務的意思決定会計と構造的意思決定会計がある。建設業原価計算では、業務的意思決定会計として、新素材の建築資材の受注の可否があり、構造的意思決定会計として、新型建設機械の採用の可否がある。

問2 年間を通じて複数の工事に共通して発生する工事費用を、実際操業時間で個別工事に賦課することの問題点について述べなさい。この欠陥を補うためにどのような方法を適用するべきかについても触れること。

 年間を通じて複数の工事に共通して発生する工事費用を実際操業時間で個別工事に賦課すると、原価計算の遅延と配賦の正常化が実現しないという問題が生じる。この問題に対応するために正常配賦が行われる。正常配賦とは、数年間に平均して発生すると予想される工事間接費の金額を分子にして配賦率を算定し、配賦を行うことをいう。


第5回の問2が難問でした。次は原価計算(第7、8回)いきます。

では

最新の画像もっと見る

コメントを投稿