メキシコ第2の都市グアダラハラ(Guadalajara)の次に訪れた都市は、メキシコ中部に位置するミチョアカン州の州都モレーリア(Morelia)、1541年にスペインの植民地として建設されたコロニアル都市です。
交通の要所でもあり肥沃な大地に囲まれたこの場所は、当初「バジャドリード」と呼ばれ繁栄していましたが、後にこの町で生まれたメキシコ独立運動の英雄ホセ・マリア・モレーロスの名前にちなみ、1828年に「モレーリア」と改称されました。
カテドラルやモレーロスゆかりの建造物など、歴史的に重要な建造物が多く残る「モレーリア歴史地区」は、1991年に世界遺産に登録されています。
モレーリアには2泊(2007/2/8-2/9)しました。
今回は1泊目(2/8)に訪れた場所をご紹介したいと思います。
●カテドラル(Catedral)とArnas広場
1640年から1世紀以上を費やして建てられた大聖堂です。70mの高さの2つの塔と青色のドームが目印です。
メキシコ特有のピンクストーンという材料で築かれているため、全体的に落ち着いたピンク色がかった外観です。
カテドラル内部の写真はありませんが、内部の見所は、とうもろこしのペーストで作ったキリスト像と、メキシコで2番目に大きい4,600本のパイプのあるパイプオルガンです。
カテドラルを見終わった後、カテドラルの西に位置するArnas広場に行ってみと人の山で、「わぁ~っ」と盛り上がりをみせていました。
TVのクイズ番組の公開撮影のようでした。言葉が分からないものの楽しそうな雰囲気だったので、しばらく見学していたら番組は終了しました。
こちらは、番組終了後、ファンに取り囲まれていた女性司会者です。
●州庁舎(Palacio de Gobierno)
18世紀に建築された建物で、現在は州庁舎として利用されています。
ファサードはバロック様式ながらシンプルな感じ。
見所は、回廊の2階です。メキシコの画家アルフレッド・サルセ(Alfredo Zalce)により描かれたメキシコの歴史の壁画があります。
●ミチョアカン博物館(Museo Michoacano)と裁判所(Palacio de Justicia)
ミチョアカン博物館には、先住民時代の遺物や植民地時代の歴史画・ 宗教画、アルフレッド・サルセ(Alfredo Zalce)の壁画などが展示されています。
裁判所には、モレーロスの描かれた壁画がありました。
<おまけ>
○モレーリアの町の印象
・モレーリアの標高は1,920m。町中を走る車が多く、空気がとても悪かったです。歩いている途中で目や耳と鼻の奥が痛くなってきました。今回旅行した中では息苦しさNO1、「この空気の悪さ、どうにかしてくれ~。」状態でした。モレーリアを歩く時はマスクをした方がいいかもしれません。私はせっかく日本からマスクを持って行ったというのに、町歩きをしている途中に気付いたため、結局使わずじまいでした。
・グアダラハラは新市街と旧市街が分かれているので、旧市街ではあまり車を見かけず歩くのは楽でした。しかしモレーリアは、グアダラハラと比べて人口も少なく町の規模も小さいのに、中心に人と車が集まっているため、どこに行っても混雑している感じで私はあまり好きではありませんでした。TH(夫)はと言うと、町の規模もちょうど良く、それほど悪い印象は持たなかったそうです。
・道路を渡る時は、地元の人達の後について渡りました。
○ミニバスと車
・色と番号で経路が分かれたミニバスが市内を走っていました。通勤・通学時は「よくあれだけの人が乗れるなぁ。」と感心してしまうくらいの混みっぷりでした。
・「ビートル(かぶとむし)」と呼ばれるフォルクスワーゲンもよく見かけました。
・BMWに写るモレーリアの街並です。
どこかで見たことのあるような写真と思いきや、スイスのベルンでも同じようなアングルでTH(夫)が写真を撮っていました。(コチラ)
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センスいいなぁっていつも思います♪
マスクを持って行ってたのに~って感じ私も
よくありますよ。
ちょっぴりショックですよね
マコ大好きさんのコメントを読んで、夫も喜んでいました。車シリーズ、これ以後も撮っているそうなので、またご覧下さい・・・。
マスクはすぐ使えるように、手持ちのバッグに入れておいた方がいいですよね。
私は4個も持っていったのに、そのまま持って帰りました。