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愛知県豊川市の豊川信用金庫蔵子(ぞうし)支店の人質立てこもり事件で、逮捕された長久保浩二容疑者(32)が事件の3日前、同県内の飲食店で無銭飲食の末、女性店員を刃物で脅す事件を起こし、愛知県警が脅迫と詐欺の容疑で逮捕状を取っていたことが24日、わかった。
籠城直前には信金近くのカラオケ店でも無銭飲食し、刃物を取り出していたことも判明。県警は、長久保容疑者が今回の事件の前にも刃物で脅す行為を繰り返していたとみて調べている。
捜査関係者などによると、長久保容疑者が無銭飲食していたのは、同県一宮市のファミリーレストラン。19日午前0時40分頃、店に入り、ステーキや酒、デザートなど約2200円分を飲み食いした。
その後、店内で仮眠していたが、同5時半頃になってトイレへ行き、「汚れている」とクレームをつけて女性店員(47)を呼びつけた。女性が確認に行くと、長久保容疑者はカッターナイフを女性の顔に向け、「大声を出すと殺すぞ」と脅し、そのまま逃走したという。
店からの通報を受け、県警一宮署が捜査した結果、長久保容疑者の犯行と断定。籠城事件が起きた22日夜、詐欺容疑などで逮捕状を取っていた。
(2012年11月25日11時13分 読売新聞)