*柳孝明goo_エンタメブログ****

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福島 終わらぬ除染 線量が再び上昇

2012-11-20 20:11:43 | 復興

福島 終わらぬ除染 線量が再び上昇

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012112002000107.html

 東京電力福島第一原発事故で飛散した放射性物質を除去する作業(除染)を終えた福島県の山あいの地域で、除染後しばらくすると放射線量がまた上がるケースが出ている。風雨で運ばれた放射性物質が、道路脇や軒先に再びたまり、線量を上げているとみられる。除染の難しさが顕在化した形で、住民からは「何度除染すればいいのか」と悲鳴にも似た声が上がっている。 (榊原智康)

 福島市東部の大波地区では、半年前に除染したが、局地的に線量の再上昇が起こっている。町会長を務める栗原俊彦さん(71)の測定では、ある民家の軒先では事故後、毎時一〇マイクロシーベルト(〇・〇一ミリシーベルト)以上の線量があり、今年三月に除染で一・八マイクロシーベルトにまで低下した。だが、十月には七・八マイクロシーベルトにまで戻った。

 別の民家前の道路脇でも、除染で一・五マイクロシーベルトに下がったが、十月には一〇マイクロシーベルトにまで上昇した。

 いずれの値も地表付近の値で、腰辺りの高さだと値はぐんと落ちるが、生活圏に線量を放つ物質が残っていることが不安材料であることに変わりはない。

 同市の除染担当者は「屋根や雨どいの除染で、取り切れずに残った放射性物質がはがれて、雨で下に移動し、軒先などに濃縮された可能性がある」と分析する。大波地区では、民家の除染は進んだが、地区の大部分を占める森林はほぼ手付かず。山の斜面から水や土砂が流れ込むような道路脇などでは、除染をしても、また放射性物質が流れ込み、線量の再上昇につながっているとみられる。

 山のふもとにある福島市渡利地区でも除染した道路の側溝に再び砂などがたまり、三~四マイクロシーベルトの線量に上がった場所がある。

 市役所の出張所などの計測データでは、除染後は大波、渡利両地区とも線量が大幅に下がっている。ただ、除染後に線量が再上昇する地点があるのは事実で、きめ細かな対応が必要になる。東北大の石井慶造教授(放射線工学)は「ある程度汚染されてしまった地域では、除染は一度では終わらない。息の長い取り組みが必要だ」と話している。


南相馬、来年一部で稲作再開へ 試験田、基準下回る

2012-11-15 10:33:40 | 復興

南相馬、来年一部で稲作再開へ 試験田、基準下回る

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121115t63017.htm

福島県南相馬市は福島第1原発事故で見合わせたコメの作付けを来年に一部再開する方向で検討を始めた。作付けは3年ぶり。
 旧警戒区域を含む市内130カ所の田で試験栽培したコメから検出された放射性セシウムの値が国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を下回ったことを受けた。12月中旬までに作付け範囲を確定させたいとしている。
 再開は最終的に農業者らでつくる市地域農業再生協議会で決定する。水田除染や用水確保などが条件となり、限定的な再開になるとみられる。
 試験栽培ではセシウムを吸着するゼオライトやセシウムの稲への移行を抑える塩化カリウムを土に混ぜ込む低減措置を取った。同市の2010年産米の作付面積は4840ヘクタールで収量は2万5900トン。