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福祉の種播き~小野小福祉体験学習

2009年10月16日 | 社協事務局
10月16日(金)、小野小学校にて4年生の児童を対象に福祉体験学習を実施しました。


車いすを使った体験(小林製薬号実戦デビュー!)とアイマスクと白杖を使った体験を行いました。
障害があっても、高齢になっても、車いすや白杖などを使いながら私たちと同じように暮らしているんだよ、同じように遊んだり勉強したりできるんだよということを体験を通してお話ししました。
短い時間ではありましたが、皆さん一生懸命体験に取り組んでくれました。


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社協としては、学校から福祉体験の依頼があったときは、障害のある方(当事者)に来校していただき直接お話しを聞いていただく、ということをおすすめしています。
車いすや目隠しの体験は確かに「福祉」を連想させるのですが、安易に行うと「恐怖」や「不安」、体験そのものの「楽しさ」といったものばかりが強く印象に残ってしまい、障害者や高齢者に対してネガティブなイメージを強め偏見を助長してしまうことが往々にしてあるのです。
もちろん学校の意向や授業・スケジュールの関係で当事者の来校がかなわないこともあります。
そのような場合は社協職員による福祉体験を実施し、障害を持っていても高齢でも私たちと同じように地域で暮らしているということを理解してもらい、その上で自分たちに何ができるのかを考えてもらうきっかけとなるようにしています。
“福祉の種播き”はなかなか一筋縄ではいかないと感じていますが、子どもたちにとってこの体験が日常の暮らしへの「気づき」につながればと願っています。