平成21年度の子育てサポーター養成講座が5月22日(金)大和町町民研修センターにて開催されました。
平成19年からはじまったこの講座は子育てサロン等を活動の場として地域の子育て支援をしていくボランティア(子育てサポーター)の養成を目的とするもので、3回目となる今年は初めて富谷町社協との共同開催という形を取りました。
参加申込みをしたのは大和町と富谷町から計19名。
大和町から参加されたある方は「3年目でようやく参加できてとても嬉しい!」とおっしゃってくださり、主催者としては本当に嬉しい限りです。子育て支援の輪が広がりつつあることを実感しました。
第1講は、仙台市子育てふれあいプラザ“のびすく仙台”の伊藤仟佐子館長さんによる基調講演です。
伊藤館長さん自身が体験した仙台に引っ越してきた当時の子育ての苦労や、のびすく仙台の運営を通して見えてきた今どきの子育ての現状などを、体験談を交えてお話ししてくださいました。
『孤育てや密室育児では育児を楽しいと感じる人はいません。親と子はサロンなどで「仲間」と「居場所」と「情報」を得ることで安心して子育てを行うことができます。子育て支援は母親支援です。支援者は“育児がつらい”から支援をしてあげましょうではなく、関わった人すべてが元気になり主体性を取り戻していく、そんな活動の場を目指しましょう。』
ところで、この講座は今までも子連れOKとしていたのですが、ボランティアさんのご協力のもと今回初めて会場後方の空いたスペースに託児ゾーンを設け、また授乳やおむつ替えに利用できる赤ちゃんルームを設置しました。
この日は0歳児4人、3歳児1人が来場。さっそく大変な状況かと思われましたが、そこは経験豊富な子育てサポーターさんが経験と実力をいかんなく発揮!上手に遊んであやして抱っこして、2時間の講座を無事に乗り切りました。
もちろん子どもたちがとってもお利口さんだったということも忘れてはいけませんね
参加者の中には、「子どもを預けることが初めてだったのですが意外と静かに2時間を過ごせたのは新たな発見でした」と、講座以外の収穫を得た方もいらしたようです。
子育て支援の講座の中で“小さな子育て支援”ができました
今後、第2講ではいざというときの乳幼児救急救命法、第3講では大和、富谷両町の子育てサロンの視察など、講座は7月まで続き、実際の活動に向けて理解と認識を深めていきます。