風極の岬 えりも 法光寺住職の「善き人々に出逢う旅」

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日本最北の岬=宗谷岬の風に

2019-07-07 15:53:29 | 日記
 7月5日~6日 大事な仕事があり、宗谷岬へ行ってきました。
共に風の強さで一二を争うえりも岬と宗谷岬。
(本州の皆様には想像がつきにくいと思いますが)片道575キロの距離を車で往復です。

ご縁の深いお寺の前住職様が遷化され、その逮夜(通夜)のお説教を務める役目。
本当は余分な時間はないはずでしたが、お話の前にこの地で生まれ、殆どの人生を過ごされた方の生涯を想像するために、最北の塔の前にたってみたかったのです。
この岬の先には、宗谷海峡、さらに先には間宮海峡。
有名な間宮林蔵の像もこの浜に立ち、遠く海峡を見つめています。
 

7月上旬なのに、午後2時の気温は14度。浜から吹く風も冷たい~えりも岬と同じ
そして、我が故郷の『襟裳岬』(岡本おさみ作詞、吉田拓郎作曲)を意識したような、
『宗谷岬』(吉田弘作詞、船村徹作曲)の歌碑が立っています。
 流氷とけて 春風吹いて ハマナス揺れる 宗谷の岬」(1番)
歌詞のとおりに 1羽の鷗がとまり、盛りを過ぎたハマナスの花も少し~
 
稚内市はえりも町よりははるかに大きな市で、観光客も大勢だったけど、何故か岬に立つと、しい風土の故の寂寥感が漂ってきます。
これから「大切な人を送る」という時間の前でしたから余計でしょうか?
僧侶であると共に、36年間も教壇に立たれ、高校生を指導されたお方。
過酷な風土の中で、「どんな青春時代を過ごされたのだろうか」と想像し、ご冥福を祈ったことでした。合掌礼拝



    



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