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桂田精一

2022年04月28日 | 社会


知床遊覧船の社長、
荒天時でも「出ろ」常態化か 
事故直後も具体的な対応を取らず「大丈夫、大丈夫」

知床半島沖で遭難した観光船カズワンを運航する知床遊覧船の桂田精一社長(58)が、今回の事故の前から船長ら従業員に対し、荒天時でも「出ろ」と強引な出航を指示し、23日の事故直後も「大丈夫」などと具体的な対応を取っていなかったことが27日、複数の同社関係者への取材で分かった。「いつか事故は起きると思っていた。社長のずさんさが事故を招いたと言ってもいい」。同社に勤務歴のある男性は北海道新聞の取材に対し、こう証言した。 
 登記などによると、桂田氏は2016年に前の経営者から同社を買い取り、社長に就任。関係者によると、同社の船は高波に弱く、当初は船長らの判断で荒天時に出航を見送ることもあったという。その後に船長らの離職が相次ぎ、行方不明となっている豊田徳幸船長(54)が昨年、カズワンの船長になった。  男性は「社長は『同業他社が出ているのに、うちだけ出られないのはおかしい』と言い、豊田船長に『出ろ、出ろ』とプレッシャーを掛けていた」。また、カズワンが消息を絶った直後、社長は従業員らに「海保に連絡したみたいだな。大丈夫、大丈夫」と話し、明確な指示をしなかったという。

(2022.4.28.北海道新聞)


知床遊覧船・桂田社長は“リスクよりコスト”、
海は知らぬビジネス重視のワンマン

北海道・知床半島沖で子供2人を含む乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU 1(カズワン)」=19トン=が遭難し、11人が死亡し15人が行方不明になっている事故で、運航会社「知床遊覧船」(斜里町)の桂田精一社長(58)が27日午後、同町で記者会見した。事故発生5日目にしてようやく設けられた公の場。桂田社長は土下座を3回した一方、波浪注意報が出るなど荒天必至の状況下で出航した判断を巡り「船長の判断」と繰り返した。 

 桂田社長は、地元神社の宮司で長く斜里町の町会議員を務めた父・鉄三氏の事業を引き継ぐ形で、2014年4月に旅館業を営む「しれとこ村」の代表取締役社長となった。  
就任後、事業を拡大し、知床半島に観光ホテル3館、ゲストハウス1館を経営。17年ごろ、観光船事業の経営権を買い取り、知床遊覧船の運航に乗り出した。  
地元の観光関係者は「社長は過去に陶芸家として活動していた人と聞いている」と話している。漁業関係者は「経営者は海を知る人ではなく、ビジネス重視の人。だから、船長が辞めていってしまう」と明かしている。

6年前に経営権が桂田社長に移って以降、経験豊富な船長や従業員を次々解雇。7人いた従業員が最近は数人にまで減っていたと証言する人もいる。同業他社の観光船の男性船長は「ベテランを一斉に切り、賃金が安く経験のない新人を入れることでコストを削減していた。“ベテランは残すべきだ”との意見も聞き入れなかった」と明かした。 

(2022.4.28.スポニチアネックス)


このたびは、当社の船舶のクルーズで、大変な事故を起こしてしまい、亡くなられた被害者の方々、捜索中の被害者の方々に対して大変申し訳ない。亡くなられた被害者のご家族、捜索中の被害者のご家族に対し、大変な負担をかけている。捜索中の被害者が一日も早く見つかることを心からお祈りし、捜索中の被害者のためにできうる限り尽くしていく。
 (事故があった)4月23日午前8時、私は豊田徳幸船長と当日のクルーズの打ち合わせをしている。豊田氏から、午後の天気が荒れる可能性があるが、クルーズは出航可能と報告があった。この時点でウトロでは、風と波も強くなかったので、海が荒れるようであれば、引き返す「条件付き運航」ということを打ち合わせ、出航を決定した。
 午前8時30分、他の船長から、当社の無線のアンテナが故障、屋根から外れているとの報告があり、すぐに業者に修理を依頼した。携帯電話や他の運航会社の無線でやりとりも可能なため、出航を停止する判断はその時しなかった。

<質疑応答>
 ――被害に遭われた乗客の家族に対してどう感じているか。
 「謝罪しても、謝罪のしようがない。やり場のない感情を含め、精いっぱいそれを受け止めるだけ」
 ――被害者家族から、社長の説明が不十分だという声がある。なぜ会見を開くまで時間がかかったのか。
 「家族への対応と救助活動を第一に考えた。海上保安庁などの原因究明に協力することもあった。私1人の力ではうまく対応できなかった。申し訳ない」
 ――カズワンは他社より早く運航を始めた。
 「最終的に判断はすべて私がしている。旅行会社の要望に応じ、(他社も含めた)小型船の中ではいつも早く運航している」
 ――当日、漁師らから出航しない方が良いと進言があったようだが。
 「当時の天候を調べたが、ウトロは1メートルいかない程度の波で、風速も2メートルくらい。船長判断で引き返す条件付き運航を、当日、豊田氏と打ち合わせた」
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