インドネシアでポルノ禁止法可決、会話や身ぶりまで、幅広い行為を禁止
ジャカルタ(AP) インドネシア国会(定数550)は30日、ポルノにかかわる画像の販売、所持から会話や身ぶりまで、幅広い行為を禁止する法案を可決した。同法案には、一部の野党や女性団体などが強く反発していた。
同法では、人前で裸になることや、インターネットから性的な画像をダウンロードすることも禁じられ、違反者には最大で12年の禁固刑または約7500万円の罰金刑が科せられる。
国会では採決に先立ち、最大野党・闘争民主党などの議員100人以上が、国民の反発を理由に退席した。
法案は、グローバル化の影響を懸念するイスラム系政党が提案。バシュニ宗教相は「女性や子どもをポルノから守るための規制」と説明した。法案には当初、観光地でのビキニ姿を禁じる条項もあったが、これは削除された。
同国はイスラム教人口が9割近くを占めるが、キリスト教徒やヒンズー教徒の多い島もあり、一部の部族には女性が上半身を露出する伝統芸能も残る。法案には「文化の多様性が失われる」「表現の自由を侵害する口実を与えてしまう」などとして反対する声が強く、数千人規模の抗議デモも起きていた。
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