
藤里一郎 (1969年8月30日 - )
「写真家の藤里一郎は“写真展の撮影をする”と言って密室に呼び出し、最終的に襲う……という手口を、複数の女性に働いていました」
「数年前に藤里が主催する写真スクールの生徒さんからオファーがあって、それを機に藤里の写真展の仕事を紹介されました。最初に被害を受けたのは、'20年11月。撮影は関東近郊にある旅館で行われたんですが、現場は密室で、いるのは私と藤里の2人だけ。“素の部分が撮りたい”という理由で一緒に酒を飲まされ、ベロベロになるまで酔わされました……」
「ヌードを含む撮影でもあったので“脱いで”と言われて服を脱いだのですが……下着を外した途端、カメラを投げ捨てて抱きついてきて、胸をなめられました」
「浴室のシーンの撮影では、なぜか藤里まで服を脱いで同じ浴槽に入ってきたんです。“ダメです”と断っても“A、好き”と言ってきて……本当に気持ち悪かった。最終的に挿入されることはなかったものの、私が拒んでいるのに避妊具なしで性交に及ぼうともしてきました」
「写真展はすでに告知されていたので、ファンの方々のためにも撮影を中止するわけにはいかなかったんです。この撮影以降、LINEなどで一方的に好意を伝えられるようになり……」
「'21年2月、“撮影をしたい”と言われ、都内のシティホテルにデイユースで入りました。途中までは普通の撮影だったんですが、ベッドの上で下着姿のシーンになったとき、いきなり抱きついてきて鏡越しに2ショットを撮られました。そのまま“好きって言って”と言われ、応じなければ予定されていた写真展の話がなくなってしまうかもしれないと思い……。精神的にも肉体的にもつらい状態で、恐怖心から“好き”と返さざるをえませんでした」
「その後、カメラをソファに投げて、キスしようとしてきたので顔を背けたんです。そしたら、腕をつかまれ、指先を1本1本なめられ……。上手くあしらって逃げようとしましたが、なぜかパンツ姿になっていた藤里に、今度は上に乗られて下着越しに下半身を押し付けられました」
「当初は写真展のためにこらえていましたが、我慢の限界で……。《誤解を与えてしまったようで申し訳ないですが私は付き合っているつもりもないです》と、はっきり伝えました。すると、《僕はAのことが大好きでした。だから余計に想いが先走ってしまったのかもしれません》と。彼にとってはそうなのかもしれませんが、私が受けた行為は立派な性被害です……」
「“好きだよ”と繰り返し伝え、相手に本気の好意だと思わせて性加害を行うので、みんな訴えにくいのかもしれません……。同様の被害を、私はほかの女性からも確認しています」
「性被害を心配するような連絡がきたので、事情を明かすと《やっぱり…》と返事が。生徒の間でも、ある程度認識されていたんだなと思いました。藤里から受けた被害について、Bさんという女性は訴訟を起こし、裁判で闘っているとも聞きます」
藤里カメラマンに性加害を直撃
─Aさんという女性が、性被害を訴えていますが。
「大前提として、恋愛関係にあったんですよ」
─Aさんは仕事上の立場もあり、強く拒めなかったと話しています。
「僕は“仕事をやるから俺と付き合え”とか、何かを強要したことはいっさいありません」
─Aさんは《付き合ってるつもりはない》とはっきり伝えているかと。
「それは、最後ですよね。都内のホテルでの撮影の日に僕は告白をちゃんとしていますし、そのときにAさんは“うん”と頷いてらっしゃったんですよ。僕としては、交際関係にあったという認識です」
─仮にそうだとしても、'20年11月の段階では交際していないことになりますが。
「僕の撮影距離はめちゃめちゃ近いので、撮影中に身体が触れることはあります。ただ、故意に身体を触る、胸をなめる、挿入しようとしたなんてことは、記憶にないです」
─浴室での撮影中、服を脱いで同じ浴槽に入ったことは。
「アングルの問題で浴槽に入ることはありますし、暑ければ服を脱ぐこともあります。ただ、仮に女性が嫌がっていたとしたら、絶対にやめます」
撮影手法については、こんな話も。
「欲情して撮らないと、作品として何も伝わらないと思うんですよ。そういうふうに自分をもっていく部分はあります。だけど、実際に行為に及ぶことはありません」
あくまで性加害はなく、一部の行為は交際関係のもとに行われたものだと主張する。 しかし、Aさんはこの回答に対し怒りをあらわにする。
「彼の主張は、すべて嘘です。最初の撮影以降、一方的に好意を伝えられるようになり、どれだけ気持ち悪くても写真展を控えた立場からは強く断れず、ヘラヘラとかわすような態度をとってしまったのは事実です。それで誤解させてしまったかもしれませんが、異性として見たことは一度もありませんし、交際なんてしていません。 ホテルで抱きつかれ“好き”と言うよう迫られたとき、彼にとっては告白だったのかもしれないけど、ほぼ裸の状態で権力も体格差もある人に言われてる私にとっては、脅しでしかなかった。藤里の記憶になくても性的な行為は間違いなく受けているし、近い距離で撮影しても、モデルに抱きつく理由がわかりません」
(週刊女性 2022.4.18)
- May J.×Fujisato Ichiro「私のものじゃない、私の歌」写真展
- 藤里一郎+鎌滝えり「21」写真集・写真展
- 写真展「キョリ。藤里一郎×有村架純」
- 庵治石CM
- 『武田幸三 REAL 錆びない、鋼鉄』
- 『夢野ひなた FINAL2006.3.20』
- 伊坂幸太郎『死神の浮力』『死神の精度』
- 森沢明夫『ミーコの宝箱』『ラストサムライ』
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます