ブッダ の 真理   Buddha Dharma


ブッダ(仏)は、内在する普遍の真理

大観照経 3

2014-11-13 | 原始仏教
修行者たちよ。

次に、足の裏から頭髪の先まで、皮膚に覆われ多くの不純なもので満たされている体を観照する。

この体には、髪、毛、爪、歯、皮、肉、筋、骨、髄、

脳、腎臓、心臓、肝臓、肋膜、脾臓、肺臓、胃、腸、

胃の中の食べ物、大便、胆汁、啖、膿、

血、汗、脂肪、涙、唾液、鼻汁、関節液、小便があると。

このように、この体は自分ではない、自分のものでもない、実体がない、ただの現象に過ぎないと観照する。


体の生起とその原因を観照し、体の消滅とその原因を観照し、

自分ではない、自分のものでもない、実体がない、ただの現象に過ぎない、体のみが在ることに気づいていること。

この気づいていることによって観照智(ヴィパッサナー)を得る。

そして執着と無知から離れる。

このように、修行者たちよ。

修行者は、この体は自分ではない、自分のものでもない、実体がない、ただの現象に過ぎないと観照する。