阿弥陀仏 Amitabha Buddha

ブッダは修行者の一人であるシャーリプトラに言われた。

ここから西方、十万億の諸仏の世界を過ぎたところに極楽浄土 Sukhāvatīと名づけられる世界がある。
そこには阿弥陀仏 Buddha Amitābha というブッダがおられ、いま現在も法を説かれている。
そこは一切の苦がなく楽のみであるから、極楽浄土といわれる。
　

阿弥陀仏は、光明が無量であり、十方の世界を照らすのに障碍となるものがないから無量光 Amitabha といわれる。
また、このブッダと仏国土にいる者の寿命が無量であるから無量寿 Amitayus ともいわれる。

また、極楽浄土には無数の菩薩たちがおられる。
衆生はこの極楽浄土に生まれたいと願いをおこすべきである。
なぜなら、そこに生まれるならば、そのような善き菩薩たちとともにあることができるからである。

この浄土に生まれるためには、阿弥陀仏の名を常に唱えるべきである。
すると人は臨終において心が動揺せず、阿弥陀仏の極楽浄土に生まれ変わるであろう。



南無　阿弥陀仏

Namo Amitabha　

インドの神々

大乗仏教の護法尊となったインドの神々は、中国、朝鮮を経て、日本に伝わった。

ブラフマ　　梵天
サラスヴァティー　　弁財天
ビシュヌ　（Avalokiteshvara、Lokeshvara）　　観自在（観音）菩薩
ラクシュミー　　吉祥天
シヴァ　（Mahakara、Achala） 大黒天、不動尊　
ターラー　　多羅菩薩
ガネーシャ　　歓喜天
サマンタバドラー　　普賢菩薩
インドラ　　帝釈天
ヤマ　　　閻魔大王

発菩提心 ボーディーサットヴァの誓願

Oｍ

海面に現れては消える白波のような

無常で、はかない現象に執着し

輪廻転生の束縛で苦悩する衆生たちが

ブッダの意識を悟り、解放されますように




釈迦は多くの過去世において菩薩の修行をなした。
釈迦の死後、数百年経つと菩薩道を説いた大乗仏教が大衆に広まった。

戒 Seela

生き物を殺さない

盗みをしない

淫行をしない

無駄話をしない

悪口をいわない

嘘をつかない

貪らない

怒らない

自慢しない


これらの戒を守ることによって善業(功徳)をたくわえ、悪業を断つ。三悪趣（地獄、餓鬼、動物）に転生しない。