3CVのスロットルワイアはエンジンの上あたりにジョイントがあって、スロットル~ジョイントのワイアと、ジョイント~キャブのワイアに分かれている。
この仕組みはキャブを外すときにはジョイントから分割すればいいから楽なんだけど、残念ながらジョイント~キャブのワイアが引き側・戻し側ともに廃番になっている。
この後半部分のワイアは一度自作して、そのあと中古の良品に交換した。
今のところ問題なく使えているんだけど、今後のことを考えると新品が手に入るものに変えたいところだ。
流用できそうなワイアは3XW/4CCの用なんだけど、これらは別体式のスロットルになっている。
3CVの右スイッチは一体式なので当然取り付けられず、別体式のスロットルホルダーを含めて交換する必要がある。
そうすると当然スイッチも幅の狭いものに交換しないといけないんだけど、スイッチを3XW/4CCから流用するとライトのON-OFFスイッチが左側になってしまうのでちょっと気に入らない(3CVは右側)。
何かいいものはないかと考えていたら・・・
よさげなのが隣にあるじゃないか!
これはウチにある2000年式YZF-R1の右スイッチ。
UK仕様でライトのON-P-OFFスイッチも付いている。
こいつを使いましょう!
新品のスイッチを購入して
配線を確認していく。
こっちはFJの右スイッチをバラしたもの。
R1と3CVそれぞれの実物と配線図を見比べて、どのように接続すればよいかを確認していく。
発売時期は10年以上違っているけど、流石同じメーカーだけあって1本を除いて同じ色を繋ぎ合わせればOKだと判った。
あとR1のスイッチには突起があるので、これに合わせてハンドルに穴を開けるか突起を削る必要がある。
ハンドルに正確に穴を開けるのは難しそうなので、突起をサンダーで削ってやった。
FJのスイッチはYPC端子の10ピンのコネクタを使っている。
最初はスイッチのコネクタをYPCに交換してやろうと思ったんだけど、同じタイプのコネクタ・端子が手に入らず、FJ用のものを切ってR1のスイッチに合うコネクタを繋げて付けてやることにした。
できあがったものはこんな感じ。
R1のコネクタは110の6ピンと4ピンだ。
スイッチの動作確認はOK。続けてスロットルワイアを交換する。
スロットルホルダーは3XW用のもの。3XWやXJR1200、YZF-R1あたりは皆同じ部品が使われている。
先日、Blog仲間のブラリーマンさんからストックしてあったホルダーをいただいたので、有り難く使わせてもらうことにする。
ブラリーマンさん、ありがとう!
スロットルワイアは3XW・4CC用がピッタリ。ほぼ同じフレームだから当然なんだけどね。
ワイアの取り回しもほとんど変わらずに取り付けられた。
ハンドルを左右に切って、ワイアが重くならないか、どこかに挟んでしまわないかよく確認する。
これで完成。
写真はないけど、仕上げでアッパーカウルを外して配線をまとめた。
嬉しいのは、スロットルが恐ろしく軽くなったこと。
スロットルを開けて離すと「パシャン!」とエライ勢いで戻る。
そうそう、コレだよコレ!
ここまで変わるとは思わなかった。
元の状態もそんなに悪くなかったんだけど、ジョイントがある分どうしても重くなってしまうのだろう。
地味な改造だけど、頻繁に操作するしいつも目に入る部分なので気分が一新するね。
2016/06/18
廃線の残り一本は、ポジションランプではないでしょうか?
ついでにウインカーポジションリレーを作ってつけちゃいましょう。
スロットルホルダー、本当にありがとうございました。
1本線が違うというのは余っているわけではなく、キルスイッチの配線色が違ってただけなんですよね。
FJは2本とも赤/白なのですが、R1は赤/白と赤/黒だったのです。
ウインカーポジションもそのうち考えてみましょうか。