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R1のステムベアリングメンテナンス

2015-05-19 22:55:43 | YZF-R1

足回りで見ておきたいところの一つ、ステムベアリングの状態を確認しよう。
フロントを浮かせるには、レーシングスタンドでリアを浮かせて、オイルパンをジャッキアップしてやる。 

マフラーも外す必要があるんだけど、マフラーを外すにはラジエターの固定ボルトを外してずらしてやらないといけない。 

 

ホイールとフォークを外したところ。

邪魔になるのでアッパーカウルも外しておこう。

足回りのボルトは、どれも硬く締まっているので、車体を浮かせる前に緩めておく方がいい。浮かせた状態で力を入れ過ぎると、転倒する可能性があるからね。

 

フォークの内側にはうっすらと錆が浮いていた。

 

ここはオイルストーンで修正しておこう。

再メッキが一番なんだけど、お金かかるからねえ。

 

指で触って判らない程度にはなった。

多分これで大丈夫だろ。

 

トップブリッジのセンターボルトはかなり硬く締まっている。

R1の場合、指定トルクは115Nmだった。

 

ベアリングレースには、少しだけ痕っぽいものはあったけど、交換の必要はなさそうだ。

グリスもそれなりに残っていたし、キッチリとメンテされていたのかな。

 

フレーム側も同様。交換の必要なしだ。 

 

洗浄し、新しいグリスをコッテリと盛ってやろう。

 

上側も同様に、しっかりと洗浄・グリスアップ。 

 

ステムナットは、一度強めに締めて馴染ませた後、緩めてから適度なトルクで締めてやる。

このR1は、手で緩められるくらいの強さで組まれていたので、同じくらいの締め具合にしておいた。

ここは力加減がとっても難しくて、一発でうまく行ったことがないんだよね(^_^;)。

今回は上手くいきますように。

 

フロントフォークのオイルシールの状態を見てみた。

長く乗られなかった車両っぽいので、一回OHした方がいいんだろうけど、どうしようかなあ・・・。 

 

取りあえず、元通りに組んでおくことにした。

倒立フォークは固定ボルトのトルク管理が大事なので、ちゃんとトルクレンチを使おう。

 

外したついでにホイールのベアリングをチェック。

ベアリング自体は問題なさそうだけど、中のカラーの遊びが全然なく、回り方が重い。

ほんの少しだけ、ベアリングを引き出してやった方がいいかもしれないな。 

 

ホイールを組んで、前輪を着地させた後、トップブリッジナットを締める。

 

ステムベアリングのメンテ、終了。どうかガタが出ませんように。

 

うーん、フロントフォーク、やっぱりOHしておこうかな・・・。

フロントスタンドが欲しいなあ。

 

2015/05/03



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