
オイルシールを打ち込んでいるところ。
外した古いシールを2個重ねて、上から塩ビパイプで押し込んでやる。
最後はパイプをプラハンで叩いて奥まで入れた。
何回も行っている作業だし、フォークオイルシール用の工具をいい加減買った方がいいかもなあ。
オイルシールの抜け止めワッシャにラバーグリスを塗って取り付ける。それほど錆びていなかったけど、この際だからと新品に交換してやった。
ダストシールにもラバーグリスを塗って取り付ける。これは手ではまるよ。
フォークオイルを入れて
エア抜きした後しばらく放置。
油面調整してからスプリングを入れて
カラ―を入れてトップボルトを締める。プリロードは最弱にした方が楽に組めるよ。
ふう、終わった。
今回、フォークオイルはスズキのG10を使った。
サービスデータは
オイル量:439cc
オイルレベル:103.9mm(車体取り付け時)
なんだけど、垂直に立てて104mmで調整した。
0.1mm単位ではやれんわい。
今までいろんな車種のフォークをOHしてきたけど、どのバイクでも規定量では規定より大分オイルレベルが低くなってしまう。今回も450cc以上入ったし。
ドレンボルトから抜いた場合の量なのかもと思ったけど、ドレンボルトがない車種もあったからなあ。
油面は5mmも違うとフィーリングがかなり変わってくるため、僕は毎回油面で調整するようにしてる。
塩ビパイプはハンマーで叩いていると欠けてくるですよね。新品シールを直接叩くことはせず、古いシールを必ず当てていますよ。
インナーチューブが隠れるくらいに長いパイプがあるともう少し使い勝手がいいんですけど、まあ使えるので今のところずっとコレです。
長ければ真上から叩けるから作業しやすいでしょうね。
昔はフォークシール用の専用工具なんかはハスコーとかしかなくて凄く高かったですけど、今は安く手に入るので素直に買った方がいいような気もしますが(笑)