猪木問答

「アメトーク」で「アントニオ猪木すごいぞ芸人」が放送されておりました。
この企画は猪木が亡くなる前から決まっていたそうで
収録前に猪木が亡くなってしまったそうです。
未だ猪木が死んだという現実感が無さすぎるんですがね、私。
猪木なら何でもパロディーになってきていた現象が有りましたからね。

まあ数々の名場面がお笑い芸人達から語られるのですが
アレは誰だったかな？有田かなぁ？
伝説の珍事件、2002年、札幌での意味不明な猪木問答。
当時、総合格闘技に出陣した新日本プロレスの選手たちが
木っ端微塵に敗北していましたし、オマケに高橋本の影響も有る。
大体、総合格闘技のリングに行かせていたのは猪木本人でしたしね。
その犠牲者の1人、永田裕志はミルコクロコップに惨敗しました。
(後にヒョードルにも)
その路線に嫌気をさし全日本プロレスへ移籍した武藤敬司。
大看板の武藤脱退の責任を取らされ長州は現場監督をクビ、
後に猪木批判をして辞表提出し
とんでも団体となる「WJ」を旗揚げ。

この「猪木問答」を覚えている方もいらっしゃるかと思いますが
正に珍事件ですね。一体アレは何だったのだろう？
観ているこちらはおかしいやら笑うわ、意味不明な問答。
現場責任者状態にされていた蝶野が猪木を呼び出し
「ここでプロレスをやりたい！」という意思だったのが猪木に振り回されて
何のこっちゃ？事件になる。
ラッシャー木村の「こんにちは」事件に次ぐ位の猪木珍事件。
動画を探していたのですが見つからず
その現場、リングに上がった永田裕志が語る
あの時の困った真相がコレで。

21:15の所からです。



数年前にこの動画を見たのですが
永田裕志の当時の心境を、ここで初めて知り
大爆笑してしまいましたね。
永田は大晦日にミルコに惨敗、A級戦犯扱い状態で
年明け1,4東京ドーム大会のメインイベントで
秋山準と闘わねばならない。
秋山に敗北後に飛び込んだ武藤退団の後の猪木問答。
コレは困るしか無いですよね。

あの頃、プロレス界にフラストレーションと不信感を持っていた私。
そこに意味不明な猪木問答。
20年と時が経ち、猪木が居ない今、
こんなに笑わせる話題を提供してしまった猪木は
死して尚、色んな意味で世紀の日本プロレス界の
スーパースターだったでしょう。
やはり注目されてナンボでしたからね、
そういう面では馬場全日本に勝っていると思います。
亡くなったばかりなのに笑えてしまう猪木はやはり凄いです。